INGRESS_THE_ANIMATIONは現実のゲーム、ポケモンGOの元になったゲームの設定を元に作られています。全11話ながら非常に練られたストーリーで、現実とフィクションを織り交ぜたストーリーは、とくにラスト3話で抜群の盛り上がりを見せます。そのINGRESSのヒロイン、サラについて紹介したいと思います。
目次
【INGRESS】サラ・コッポラの紹介をする前に
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
INGRESSは2012年の公式ローンチから世界200以上の国と地域で配信され2000万ダウンロードを突破したスマートフォン向けのゲームです。現実の名所や歴史的オブジェクトなどに設定されているポータルと呼ばれる拠点を取り合う現実とリンクしたゲームです。ポケモンGOのパクリだと思った人もいるかもしれませんが、開発は同じNiantic.incで早ポケモンGOはINGRESSのデータを流用して作られています。
世界観と設定のお話
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
シュタゲにも登場して御馴染みの原子核研究機構『CERN』が人間の精神・能力に感応する『エキゾチック・マター(XM)』と呼ばれる物質を発見します。XMは時に超常の力を発揮し、人類はXMを受け入れ人類の進化に利用しようとする『エンライテンド』とXMを脅威と見なし、コントロールしとうとする『レジスタンス』の陣営に分かれ対立している設定で、現実のINGRESSの設定でもあります。
センシティブと作中でのINGRESSの扱い
XMを利用し、超人的な能力を扱うことが出来るのが主人公の誠やヒロインのサラなどは『センシティブ』と呼ばれています。センシティブの能力はINGRESSで選択した陣営が取得したポータルを繋いだフィールド内では能力が増幅し、異なる陣営のフィールド内では能力が抑制されます。INGRESSは現実同様、全世界でゲームとして配信されておりセンシティブやXMの存在を知らない一般のプレイヤーもゲームとして陣地を取り合っています。
【INGRESS】サラ・コッポラのイントロダクション
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
INGRESS_THE_ANIMATIONのヒロインであるサラはヒューロン・トランスグローバル社の研究員でしたが、ヒューロン社のとある計画を知ってしまったサラは告発する前にヒューロン社に拘束されてしまいます。しかし、そこで謎の人物クリストファー・ブラントと邂逅します。しかし、ブラントはさらに意味深なメッセージを残し自爆。サラは記憶を失いますが、誠の能力で記憶の一端を取り戻し、記憶とヒューロン社の陰謀を突き止めるべく行動を開始します。
【INGRESS】サラ・コッポラの能力は普通の人とは物の見え方が違う!?
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
サラは主人公の誠やレジスタンス陣営の主人公とも言えるジャックと同様のセンシティブです。サラの能力は普通の人物と物の見え方が違う=INGRESSや特別な機器を用いずともXMを可視化できる能力です。しかし、その能力はサラの能力の一端に過ぎず、その能力を利用するためにヒューロン社は躍起になってサラを探し出すことになります。
サラの真の能力
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
サラの能力であるXMの可視化はサラの能力の一端に過ぎませんでした。その能力を利用すべくサラはヒューロン社に拘束され、人間の精神にとりわけ大きく干渉するダークXMの人体実験を受けることになります。そして、実験の過程で覚醒し遠くにいるはずの誠とポータルを通してコンタクトをとることになります。サラの能力はポータルのネットワークを通して他者に情報を送る事が出来る能力でした。
さらに隠された能力?
しかし、後にその能力もサラの能力の一端であることがある人物の口から語られることになります。彼女もまた誠と同様に規格外のセンシティブであることは間違いないようです。
【INGRESS】サラの選択陣営は無所属
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
サラの選択陣営はエンライテンドでもレジスタンスでもありません。INGRESSのアプリケーションは知っていましたが、INGRESSのアプリケーションなしでもINGRESS越しにみえる世界が見えるサラにとってINGRESSのアプリを使うことはなかったと考えられます。思想的にもどちらに傾いていないことも要因かもしれません。しかし、結果的に両陣営に属していないことは大きな意味を持つことになります。
【INGRESS】サラ・コッポラはどんな性格?
サラの性格は基本的に明るく優しい性格です。彼女もまたセンシティブという境遇から周囲から奇異の目と拒絶を受けていました。しかし、他のセンシティブと比べるとそこまで悲惨な境遇ではなかったようで、それは性格にも表れています。
意外と武闘派のサラ・コッポラ
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
主人公の誠と逃避行を続けることになるサラですが、背後からとはいえ紛争地帯での戦闘経験のあるジャックを殴り昏倒させたり、消火器を使ってジャックを排除するなど主人公の誠よりもずっと武闘派です。判断能力的にも全くの素人とは思えず、何らかの訓練を齧っている可能性があります。公式サイトでのサイドストーリーではそのような描写はなかったので、本質的に緊急時に動けるタイプの人間なのかもしれません。Z
【INGRESS】サラ・コッポラのストーリーをざっくり紹介!
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
ヒューロン社に拘束され、クリストファー・ブラントとの邂逅の後、謎の爆発事故によって入院していたサラは記憶を失います。謎の人物によって導かれた誠によって連れ出され、誠の能力により記憶の一端を取り戻したらサラは記憶の中にあった京都のXM研究所に向かうことになります。
拘束されるサラ
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
京都のXM研究所に向かったサラでしたが、その動向はヒューロン社の役員『劉天華』にばっちり見破られており、研究所内に侵入してきた部隊から誠を逃がすため、自ら拘束されることを選びます。ヒューロン社がサラを拘束する理由は内部告発の阻止だけではありませんでした。
酷いことをされるサラ
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
ヒューロン社に拘束され、劉天華に連れられて不安そうにするサラ。そのサラの不安は的中し、より強力に人の精神に干渉するダークXMの人体実験、京都の研究所にて被験体に行われた非人道的な実験と同じような目に遭うことになります。
覚醒するサラ
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
ヒューロン社の計画はサラに秘められた能力を覚醒させることでした。サラにはポータルのネットワークを通して他者に情報を発信できる能力があることをヒューロン社は突き止めていました。人体実験の末、サラはポータルを通して他者にグリフと呼ばれる言語を発信する能力を覚醒させます。
COLLABORATORSの陰謀
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
ヒューロン社の背後には黒幕とも言える組織、世界中の企業や警察組織までを牛耳る多国籍組織『COLLABORATORS(コラボレイターズ)』の存在がありました。COLLABORATORSの真の目的はサラの他者に情報を発信する能力を利用し、人の精神に作用するダークXMが内臓されたARゴーグルを世界中で発売し、サラの能力を解析して判明したグリフを発信し無意識に人の意思を操り、独裁や利益を得ることに利用する計画を立てていました。
意外な結果
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
誠とジャックはサラを救出しようとしますが、心を読むセンシティブであった劉天華に阻まれます。サラの能力によって誠とジャックは危機を脱し、救出されるものの、ARゴーグルは世界中で発売が開始されてしまいます。ですが、COLLABORATORSの陰謀すら、ある男の計画の一端でした。
【INGRESS】サラ・コッポラまとめ
今回はINGRESSの真のヒロイン、サラについてまとめてみました。INGRESSは現実に存在するゲームの設定を上手いこと活かし、その伏線の数々は後の綺麗に回収され、ラスト3話からの怒涛の展開と盛り上がりは息もつかせぬ展開になります。INGRESS_THE_ANIMATIONは最後まで見ると、評価が変わるアニメだと思います。もはや隠れた名作と化している気もしますが、紛れもなく名作なので是非とも見てほしい作品です!