2021年7月からアニメ化する作品「迷宮ブラックカンパニー」はwebコミック配信サイトの『MAGCOMI』で2016年より配信され、2018年からは『月刊コミックガーデン』でも連載が開始されている作品です。不労所得でカリスマニートが転移した先の異世界がとんでもないブラック企業ダンジョンであり、そこで行われる非人道的な企業戦略にもめげずあらゆる策謀を巡らせて成り上がる作品です。今回は本作の作者である安村洋平氏について紹介していきたいと思います!
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漫画家・安村洋平氏のプロフィール
迷宮ブラックカンパニーのアニメ情報が公開されました!是非是非…見てください!
■公式Twitter@meikyubc_anime pic.twitter.com/exF7YnTZUl
— 安村洋平 (@pizagasukidesu) January 29, 2021
安村洋平氏は日本の漫画家で、現在webコミック配信サイトの『MAGCOMI』及び『月刊コミックガーデン』にて「迷宮ブラックカンパニー」を連載中。現年齢は不明ですが、30代とTwitterで明かしています。元は会社勤めであり、会社を辞めてから漫画家に専念しているようです。
「迷宮ブラックカンパニー」はどんな作品なのか?
「迷宮ブラックカンパニー」はその手腕で不労所得でニート生活を獲得した主人公の二宮キンジが、ある日異世界に転移する異世界転移モノの作品ですが、転移した先は笑顔の絶えないアットホームな職場(超絶ブラック企業)でした。過酷な重労働と当然の権利のように課されるキツいノルマに低賃金。そんな環境から抜け出すため、あらゆる策謀を企てながら仲間達と共に成り上がりを目指す作品です。
安村洋平氏は元会社勤めの漫画家さん
最近では社会問題になりつつも全く改善の兆しが見えないブラック企業問題は各所で話題となっており、精神を病んで休職に追い込まれる現代人は後を絶ちません。今作はそんな会社が一つのテーマの作品となっています。そして、漫画家さんの中には元会社員という経歴を持つ方もいらっしゃいます。『干物妹!うまるちゃん』の作者のサンカクヘッド氏などが元会社員の漫画家さんで、安村洋平氏も元は会社に勤めていたようです。
ブラック企業……会社勤め……あっ
「迷宮ブラックカンパニー」は異世界のブラック企業が題材の作品で、作中では過酷な労働環境や当然の権利のように降りかかるパワハラ、そして給料は雀の涙。働かなれば生き残れないし、転職のための活動も時間や精神力が無ければ不可能。社員たちから転職する気力と時間を奪うのがブラック企業のやり口ですが、その様相はやけに実感がこもっているように見えました。安村氏は元会社勤め……。もしかすると、この作品は作者の実体験があるのかもしれません。
元は同人作家だった?
会社辞めて、デビューするまでの間に描いた同人のデータが出てきた。100部くらい刷ったような気がするけど…全部配ってしまって手元に無いという…。しかも後編をいまだ描けてないいわくつきの漫画。 pic.twitter.com/EAy8QaC772
— 安村洋平 (@pizagasukidesu) December 6, 2019
現在は「迷宮ブラックカンパニー」を連載していますが、会社を辞めてデビューするまでの間に同人誌を描いていたようです。キルラキルの同人を出していたようですが、刷ったのは100部くらいで、後編を描く前にデビューしたようです。
漫画家とは命を削って作品を作り上げる職業である
漫画家、特に週刊連載を持っている作家さんは過酷な印象が強く、中には健康を害してしまう人もいます。漫画家という職業は安定して休みをとることが出来ず、不摂生な生活を送りがちです。安村氏もTwitterでしばしば健康面で黄信号を発信しています。安村氏は糖尿病で酷い目に遭っているようですが、漫画家さんの中には重度の腰痛や腱鞘炎に悩まされる方もいらっしゃいます。
漫画家がかかりやすいビョーキってどんなのがある?
生活習慣病
生活習慣病の定義は「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」です。漫画家の過酷で不摂生な生活スケジュール、さらに時間のなさから運動不足にもなりがちなため生活習慣病のリスクが大きく、糖尿病や肥満、高脂血症、高血圧などの疾患を抱えてしまいがちです。安村氏は糖尿病とのことで、日夜血糖値と戦っているようです。運動していないのに急激に痩せる場合などは要注意です。
腰痛・腱鞘炎
長時間同じ体勢で漫画を描くことが多い漫画家にとって、腰や首を痛めることは職業病と言えるかもしれません。腰痛や首を痛めて休載になる人もいます。最近ではワールドトリガーの葦原大介先生が首の病気を理由に休載→月刊誌への移籍を行っています。他にも絵を描き続けることで腱鞘炎に掛かる漫画家さんも多くいらっしゃいます。腱鞘炎の治療は手を動かさないことが重要ですが、漫画家さんはそうもいきませんね。
精神病
過酷な連載によるストレスで精神をやられてしまう漫画家さんもいらっしゃいます。ジャンプの看板作家のあの先生は、幽遊白書の連載があまりにもきつすぎたせいでとてつもないストレスと腰痛に晒されて連載を終了した経緯があり、その後月一のレベルEを連載することになります。その後、また週刊連載を持つことになりますが、とても休載が多いです。燃えつき症候群で漫画を描けなくなる人もいますが、売れっ子の漫画家さんだともう働かなくても食べていけると思うので、今更連載を続けるのも馬鹿らしくなるのかもしれません。地球の重力に縛られつづけるのも無理はないと思います。
安村洋平氏の作品は他に何がある?
対魔導学園35試験小隊
富士見ファンタジア文庫より刊行されているライトノベル『対魔導学園35試験小隊』のコミカライズでメディアファクトリーより全2巻が発行されています。原作の作者は柳実冬貴氏で2012年より連載され、2016年で完結しています。全15巻。2015年10月よりアニメ化されています。
「対魔導学園35試験小隊」のあらすじ
強大な魔法で人々を恐怖に陥れた「魔女」たちと、人類の間で繰り広げられた「魔女狩り戦争」が終結してから150年。残存する魔導の脅威を取り締まる「異端審問官」の育成機関「対魔導学園」では、今日も若き志願者たちが訓練に励んでいました。剣では誰にも負けない腕前を持つ草薙タケルもまた、対魔導学園のひとり。しかし武力の頂点は、剣から魔法、そして銃へと移り、タケルの振るう“剣”はすでに時代遅れのものとなっていたのです。絶望的に銃の才能に欠けるタケルが隊長を務める「35小隊」の通称「雑魚小隊」は、タケルを含めて劣等生の寄せ集め部隊。そんな小隊にある日、元異端審問官である夕焼け色の髪を持つ少女・お鳳桜花が入隊することに。
【迷宮ブラックカンパニー】作者についてまとめ
今回は「迷宮ブラックカンパニー」の作者である安村洋平氏について紹介しました。健康面では少し心配な作者様なので、是非とも気を付けて過ごしていただきたいですね。アニメ「迷宮ブラックカンパニー」は2021年7月から放送で、おススメのアニメなので是非見て見てください!