ザ・ファブルは週刊ヤングマガジンで連載されている作品で、最強でプロフェッショナルな殺し屋だけど、それ以外は5歳児並の男が1年間一般人として誰も殺さず目立たず生活することになるけど、なかなかそうもいかないコメディ作品です。裏の世界の怖いお兄さんが登場して怖くてエグいシーンや、コミカルなシーンもあるなかで爽快でカッコいい場面もそれなりにあります。今回はそんな爽快で痛快なシーンをまとめてみました!
目次
カッコいいシーンその① 6秒かからなかった
佐藤兄妹が太平市にやってきたとき、住居を貸したヤクザの若頭である海老原は2人をシリアルキラーのサイコパスだと思っており、歓迎せず警戒していました。しかし、2人を監視していても彼らは問題を起こすどころか、差し向けられたチンピラを相手にしても穏便に済ましていました。海老原はその真意を確かめるために、殺人以外は何でもやってたレスラーの怖いお兄さんを用意し、明と戦わせます。
秒殺の男
ファブルこと佐藤明にはどんな相手でも6秒以内に倒すという噂がありました。しかし、それは教訓であり、実際にはそれ以上かかることもある。そんなことを言っていた明でしたが、実際には大の男を3秒で制圧。人間離れした技術を見せつけた明ですが、明は止めを刺しませんでした。それによって明は不必要に人を殺すシリアルキラーでないことを示し、海老原は明を認めることになります。明もそうですが、カシラの海老原もカッコいいお方です。
カッコいいシーンその② プロのお仕事
ムショ帰りの男、小島の暴走によって、小島は幹部の砂川と命の取り合いになってしまいます。兄貴分の海老原は心筋梗塞による入院で身動きが取れず、苦肉の策として明に調査を頼みます。海老原に誠意を見せられたことと、小島が同僚の女の子の清水ミサキをデリヘルに沈めて食い物にしようとしていたことを知ったことから、砂川との会談場所に乗り込みます。小島は連れてきたミサキを土産にして砂川にデリヘルの仕事を認めさせようとしますが交渉は決裂。
知恵と工夫で何とかした
明はパルクールの要領で2階から忍び込み、まずはミサキの安全を確保。砂川が雇った殺し屋をあっという間にやっつけます。明は普通の銃を使えず、花火の火薬を利用した簡易的な弾丸とおもちゃの煙幕を利用して、もう1人の殺し屋もあっという間に制圧。そして、あっという間に小島を拉致しトランクに押し込んでさようなら。結局誰も殺さず、あっさりとミサキを助け出して小島を拉致って終了。プロの殺し屋も赤子同然で全く相手にされませんでした。強すぎですね!
カッコいいシーンその③ ヨウコ姉さん流石です!
同僚の貝沼くんがマジヤバ悪徳詐欺師、宇津帆のターゲットとなったことから、明は過去に取り逃がした宇津帆と出会うことになります。宇津帆にハメられて自暴自棄になった貝沼くんがミサキを殺害しようとして、明は咄嗟に反応。ミサキは無傷だったものの海沼くんは逃げて、逃げた瞬間宇津帆の差し向けた殺し屋の鈴木の顔を見てしまいます。顔を見られた鈴木は明の家で待ち伏せしようと真黒住宅に足を運び、そこにいた洋子と鉢合わせます。
6秒以内でのされる鈴木
鈴木は洋子に銃を突きつけ情報を引き出そうとしますが、逆に銃を奪われます。しかし、鈴木もプロであり、洋子が人を殺したことがないことを見抜き撃てないことを悟ります。洋子は銃から弾を抜き、2人は格闘戦になるものの、鈴木がテーブルをひっくり返したタイミングで立ち上がり向かってきた鈴木に顎と金的で合わせてからのヒザ、6秒であっさり鈴木をのしてしまいます。
飯でも食ってく?
鈴木は縛られ、明が帰宅します。明は鈴木に貝沼くんを生きて返すように要求しますが、貝沼くんは拉致されて連れていかれた山中で逃げ出して崖から転落死していました。誰も死んでほしくなかったけど死んでしまったのなら仕方がないと、明は当然のように鈴木の拘束を解きそのまま帰します。鈴木は何故生かして帰すのかを聞きますが、鈴木もプロの殺し屋でところかまわず喋るような人間ではないと見抜いていました。それどころか「よかったら鍋どう?」と誘う始末。余裕過ぎですね。
カッコいいシーンその④ いつの間にか2階下にいた男
明がファブルであることを知った宇津帆と鈴木はそれぞれの目的のためにファブルを倒す計画を立てます。その計画は明をマンションの一室に呼び出し、扉を開けたら起動する手榴弾トラップで吹き飛ばすというものでした。明は当然罠だと分かっていましたが、マンションに行き、扉を開けてしまいます。
そっ閉じする男
明は扉を一瞬あけて状況を判断しマンションから飛び降ります。その後、手榴弾は爆発して扉ごと吹き飛びますが、明は当然のように無事。しかも、一瞬のうちに2つ下の階に飛び移っていました。それを遠目で見ていた鈴木はドン引きしますが、次の作戦に移行するため車を走らせます。そりゃ引きますね(笑)
カッコいいシーンその⑤ 備えてた男
明たちと宇津帆たちの戦いは、ヒナコが自分の両親の仇を宇津帆だと知り、宇津帆に銃を向けたことからアクシデントが発生。明に踏ませるはずだった地雷をヒナコが踏んでしまいます。鈴木はヒナコを助けるために負けを認めますが、宇津帆は最後まで抵抗。しかし、万策尽きたことで明と鈴木がヒナコを助けるのを見守ります。
悪としての最期
ヒナコは無事に救出され、宇津帆も負けを認めます。ファブルという毒はヒナには薬になったと言い残し、ピンを抜いていない手榴弾を投げて鈴木に射殺されます。それはあえて撃たれるように仕向けた行動でした。鈴木は宇津帆を『悪として自分の最期のことでさえも備えていた男』と評し、信用してはいなかったが嫌いではなかったと言い残します。宇津帆はヤバい悪党でしたが、最後の潔さは痺れました。
カッコいいシーンその⑥ プラチナチケットの格闘訓練
宇津帆の騒動で鈴木に隙を突かれてしまった洋子は、訓練と称して明に手合わせを要求します。その訓練は2人に憧れる真黒組のクロにとってプラチナチケットほどのお金を出してでも見たいものでした。本気でやると、大怪我させてしまうので明は口紅を指に付けて首に付けたら終了というルールで戦います。喧嘩稼業さながらの何でもありのルールですが、結果は6秒であっさり決着。あっという間に明が洋子を制圧して終わり。その後のハンデありの戦いでもあっさり勝利し、格の違いを見せつけます。
クロも挑戦
それを見ていたクロは無謀にもやりたいと言い出します。それを聞いた明は今後の予定を聞き、最悪怪我しても構わないと言質を取ります。とはいえ、クロも喧嘩では負けなしで実戦経験はあります。打撃と見せかけて掴みにいこうとしますが、結果は顎に1発で立ったまま気絶してしまいます。兄さん陰陽トーナメントでれますやん。
カッコいいシーンその⑦ そこにいたのか佐藤明
組織の殺し屋、怪人山岡と洋子には因縁がありました。山岡は洋子の両親を殺害した仇だったのです。洋子は、既に山岡側から用済みとなった武器商人のマツと手を組み山岡のアジトに乗り込みますが、それは山岡のシナリオ通りでした。マツから渡された銃から弾は出ず、2人はあっさり制圧されてしまいます。
誘拐される石原くん
その出来事が起きる少し前、山岡はユーカリに明を呼び寄せる罠としてミサキを誘拐するように指示を出します。ユーカリは指示通りミサキを誘拐するのですが、そのときにとある青年に犯行の瞬間を見られてしまいます。その青年は石原という善良な一般人で、ユーカリは仕方なく一緒に石原くんを誘拐します。
兄さんはそこにいる
洋子とマツが倒された後、山岡は近くに明が潜んでいると予測していました。しびれを切らした山岡は携帯で明を呼び寄せようとしますが、何とアジトのテーブルの上の携帯から着信がきます。それは石原という青年の携帯でした。誘拐されたクッソ情けない成年こそが明でした。重要なのは、プロのユーカリや山岡でさえもそれが明だと分からなかったことです。それからあっさりとユーカリを倒してしまったことから、山岡は明が強さの気配ですら完璧に消せるとんでもない存在だと脱帽します。山岡達が全く予想しない場所から現れる兄さん、カッコよすぎますね。
【ザ・ファブル】カッコいいシーンまとめ
ザ・ファブルのカッコいいシーンを抜粋してまとめてみました。佐藤兄妹は目立たず一般人として暮らさなければいけないわけですが、やっぱりというか一悶着に巻き込まれてしまいます。そんな中で見せるアクションシーンやぶっ飛んだ強さはやっぱりカッコいいですね!夏から連載再開で楽しみですね!劇場版二作目も決まっており、そちらも楽しみですね!