「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」略して「ラスダン」に登場するイーストサイドの魔女を自称し、情報と雑貨を売って生活をしていたマリー。見た目からして明らかに「魔女」といった雰囲気を出してはいましたが、ロイドと出会い物語が進むにつれ急速にボロを出していく事になります。果たして初登場時からどのように変わっていくのか……さらに今回はマリーの本当の名前やその正体、そしてマリーの目指す最終目的も紹介していきます!
目次
初登場時のマリーはシリアス
こちらが初登場時のマリー。15歳とは思えない落ち着いた雰囲気と魔女っぽさを醸し出しています。「ごめんください……」と恐る恐る入ってきたロイドを本を読みながらチラリと見ますが無視をしてしばらく本を読み続けます。それでも立ち去らないで立ちすくむロイドに「なにかしら」と尋ねるマリー。ロイドの話しに対し魔女として「対価」を求め「後悔の無いようにね」と鋭い目つきでロイドを威圧します。これが最初で最後?のマリーの魔女らしい姿でした……。
マリーの天敵はコンロン村の村長アルカ
軍人になるためちょっとの間お世話になりたいと言い出したロイドに「とっとと宿探して広場の募集要項見てこい!!」と一喝するマリー(作中でロイドをガミガミ叱りつける唯一のシーン)でしたが、ロイドにどこの田舎出身かと聞き「コンロン」という名前が出てきた瞬間一気に血の気が引いていきます。恐る恐る村長の名前を聞いたところ帰ってきた返事は「アルカ」という名前。その瞬間マリーは汗をだらだら流しながらも「同名の別人」という一縷の望みにかけるのですが、ロイドの持ってきたアルカの水晶を見て絶望。一気に態度は変わり慌ててロイドをお客様扱いしてコーヒーを淹れようとします。
マリーとアルカ村長の関係は?
マリーは過去に数年間アルカの下で修業した経験があり、どうやらその際にかなり痛い目にあわされてきた経験があるようです。その結果アルカに対してかなり大きなトラウマを抱えており、水晶から登場した際には土下座や寝下座を披露してしまうほど。「やっと解放されたと思ったのに」といっているあたりからもかなり厳しい何かがあったと思われます。しかしやられてばかりではないのがマリー。アルカの居ない所ではいつも「ロリババア」と呼んだりアルカの出てくる水晶を投げつけたりとマリーなりに陰で仕返しをしていました。
マリーの身に降りかかるささやかな呪い
マリーは事あるごとにアルカからお仕置きとして「小さな呪い」をかけられてしまいます。「ロリババア」を連呼していた際には呪いにより机の角に小指をぶつけ転倒。悔しがって机を手で叩けば服を引っかけボロボロに。その他にも抜け駆けしてロイドに弁当を作って魔術大会を観戦しに行こうとした時には激しい腹痛に襲われる呪いをかけられていました。また、カエルなどに変身させられたこともあるようで、チョウチョに変身させられた日はしばらく虫のまま過ごし、魔法が解けると全裸で倒れその現場をロイドに見られるというダブルパンチを食らう羽目になってしまいます。
イーストサイドの魔女マリーの正体は?
マリーという名前で雑貨や情報を売っているマリーですが、その正体はアザミ王国の王女マリア・アザミです。父親でもある王は現在洗脳のような形で何者かに操られており、自らの意志が失われる直前マリーに城から逃げるよう伝えていたのでした。そして現在の家で隠れるようにして名前をマリーに変え魔女として暮らしつつ、父親を呪いから解放する隙をうかがっていたのです。アルカの元を訪れ弟子入りしたのも父親を救うためであり、「解呪のルーン文字」を数年かけ習得しています。
マリーと父親の再会
マリーの苦労は全てこの日の為。ついにやってきた作戦実行の当日、仲間の助けもありようやくマリーは王の前にたどり着きました。王を操っている相手に解呪のルーン文字であと一歩まで追い詰めるマリー。しかし解呪する寸前に「昔の父親の顔」を見せられ動きが止まってしまい、その隙に手を握りつぶされ解呪のルーン文字は発動できなくされてしまいます。
相手が魔王アバドンと知り状況は一変
「コンロン村の人間が対処するのは魔物や厄災であり、人の争いにコンロンの力を利用する事は禁忌とする」この決まりはアルカが決めたもので絶対の条件になっています。その為今回の戦いでもロイドを巻き込むことはアルカから事前にキツく禁止とされており、マリーはロイドを傷つけるような態度と厳しい言葉を使ってまで戦いから遠ざけていました。しかし相手が「魔王アバドン」を名乗った事で事態は一変。魔王が相手ならコンロンの力を借りる事ができるので大急ぎでロイドに助けを求め、魔王アバドンはあっという間に浄化されてしまいました。
日に日にロイドを異性として見始めるマリー
最初はただの居候。家事が得意な弟のような存在として接していたマリーですが、ブローチをプレゼントされ顔を赤らめるなどすぐに好意を抱くようになります。かなり年上なイメージもありますがマリーもまだ15歳。しかも恋愛経験はおそらく0!そんな女性が一つ屋根の下で男の子と暮らしていればどうなるのか言うまでも無く……ロイドがリホをデートに誘おうか悩んでいた時には「自分が誘われる」と期待してしまったりもしていました。ちなみにアルカの呪いで下着姿をロイドに見られたこともありましたが、色気という点では15歳とは思えないほどの色気でロイドを硬直させる程度に破壊力があります。
ロイドの中のマリーは偉大な人物?
マリーは簡単な魔法や解呪のルーン文字を使う事は出来ますが、戦力としてはハッキリ言ってほとんど役に立たないレベルです。なので世界を救うような事は全くしていないのですが、ロイドの中のマリーはそうではありません。ロイドの中でマリーは「王国を陰から救う英雄」と認識されており、いつも尊敬のまなざしで見られています。なのでマリーがその場しのぎの嘘を並べ疑われた時も「マリーさんは僕の信頼できる人です。嘘をつくような人じゃありません!」と庇い、これにはさすがのマリーも気まずそうな顔をしていました。
ロイドのマッサージに心が揺れるマリー
ある日マリーの疲れた様子を見たロイドはマリーにマッサージをする事にしました。家事の次に得意というマッサージをされて気持ちよさそうにするマリー。しかしその後アルカ直伝のマッサージだと言いながらロイドの手はスルスルと後ろからマリーの胸元へ滑り込んでいきます。突然の18禁行為に大慌てで回避したマリーでしたがその後頭の中でマッサージを受けるかどうか天使と悪魔が囁き合うのですが勝ったのはもちろん……
マッサージの内容がかなりヤバい!?
ロイドのマッサージを受けそうになったのはマリーだけでなくリホも一度マッサージされそうになっているのですが、「アルカ村長のお墨付き」と聞いて嫌な予感がしたリホがマッサージの内容を尋ねたところ内容の殆どがボカシで消されていました。しかし内容を聞いたリホは顔を真っ赤にして「逮捕案件」「もうマッサージじゃないそれ」と言っており、電話が鳴るだけで「マッサージを受けようとしたから警察が電話してきた」と怯えてしまうほど。いったい何をどうするマッサージだったのかは謎のままですが裸になって行う事だけは明言されています。
どんどんアルカに似ていくマリー
いつものように呪いをかけられ犬猿の仲にも思えたマリーとアルカですが、ロイドと接しているうちにどんどんマリーはアルカ化していってしまいます。ロイドの事に関して見境が無くなっていき、アルカがロイドのホテルマン姿が見たいと言い出した時はロイドから来ないように止められていたにもかかわらず迷うことなく2人でホテルに向かいました。その際マリーはアルカに乗って馬のように扱い、アルカからも「弟子は師匠に似るか……」と言わせるほど。結局ロイドにバレて怒りに触れた時も2人で結託して口裏を合わせピンチを乗り越えました。
残念な美人魔女マリーまとめ
ここまでマリーについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?コミックスでも美人なキャラですが、アニメ版のキャラデザを見ても15歳とは思えない色気たっぷりの美人に仕上がっていました。美人でお姉さんキャラのマリーもアルカに振り回されてキャラ崩壊するマリーも魅力たっぷり!アニメでも最初の山場は魔王アバドン戦だと思うのでマリーの活躍にも期待です!