リオネス王国二大聖騎士長の一人「ヘンドリクセン」。みなさんご存知のとおり、アニメ一期のリオネスで起きたさまざまな事件の黒幕として登場しました。しかしエリザベスはヘンドリクセンのことを「誰より穏やかで優しい」と言っていました。あのエリザベスが言うのであれば、嘘ではないはず!ヘンドリクセンは本当に悪者だったのでしょうか?
リオネスの事件以後、ヘンドリクセンはどうなってしまったのか?今回は、ヘンドリクセンの過去とその後をとことんご紹介していきます!
目次
ヘンドリクセンの陰謀は?
そもそもヘンドリクセンは、なぜ聖騎士たちの指揮を執り、エリザベスの奪還や七つの大罪を討伐をしようとしていたのでしょうか?実はヘンドリクセンの目的は封印された<魔人族(十戒)の復活>だったということがアニメ一期後半でわかってきます。しかしそれならば、なぜヘンドリクセンは、魔神族を復活させようとしているのかという疑問が出てきますよね。その理由はヘンドリクセンの過去と深く関わっているのです!
10年前何があったのか?ヘンドリクセンの身に起きた悲劇。
謎の厄災により消滅したダナフォール。(※消滅の原因は、メリオダスが恋人リズを殺された怒りで吹き飛ばしてしまったことですが、リオネスでは謎の大厄災だと言われてます)
ヘンドリクセンは10年前、その原因究明のために唯一無二の友ドレファスと共にダナフォールを訪れました。亡国ダナフォールで出会ってはいけない相手と出会ってしまったのが、すべての始まりでした。
<十戒>の一人フラウドリンとの出会い。
ダナフォールの大穴の下で魔神族<十戒>の一人フラウドリンと出会い、ヘンドリクセンは体を乗っ取られてしまいます。それを見たドレファスが、ヘンドリクセンを守るために自分の体を好きにしろと言い、自らの体を差し出します。そして、ドレファスの体には<十戒>フラウドリンが入り、ヘンドリクセンもフラウドリンの心を操る術にかかった状態になってしまったのです。
七つの大罪?聖騎士長ザラトラスの殺害の犯人は!
10年前に起きた聖騎士長ザラトラスの殺害と、王国転覆を謀ろうとした…その罪で指名手配されているのは、<七つの大罪>のメンバーたちでした。しかし本当の犯人は、ドレファスとヘンドリクセンだったのです。七つの大罪に濡れ衣を着せて、自分たちはリオネス王国の二大聖騎士長へ。これもすべてドレファスの中身であるフラウドリンが、魔神族(十戒)の封印を解くのに邪魔者になりそうなザラトラスと七つの大罪を排除するために行ったことでした。
魔神族復活のカギをそろえるために。ヘンドリクセンの罪。
結局すべてフラウドリンの思うがままに動かされてしまうヘンドリクセン。魔神族(十戒)を復活させるために必要な、メリオダスの刃折れの剣とエリザベスを奪うべく、どんどん悪い方向へ進んでしまいます。その結果、聖騎士たちの中から「自分たちのやっていることは本当に正しいのだろうか?」「七つの大罪は本当に悪いやつらなのか?」と疑問に思う者たちが現れます。
ヘンドリクセン死亡?ついに暴かれた悪事。
さまざまなヒトの気持ちを踏みにじってきたヘンドリクセン。ついに誰も味方がいなくなり、赤き魔神の上位魔神にあたる灰色の魔神の血を取り入れて暴走状態に陥ります。誰も太刀打ちできないかと思われましたが、メリオダス率いる七つの大罪、聖騎士たちが力を合わせて何とかヘンドリクセンを倒しました!
<十戒>復活!ヘンドリクセンの役目。
メリオダスに倒されたかと思われたヘンドリクセンですが、実は瀕死の状態で生きていました。死を覚悟したその時、ドレファスが現れ、自分の血を飲ませてヘンドリクセンを救い、魔神族(十戒)復活のカギとなる「常闇の棺」と「女神の使徒の血」を託していきます。
その後、女神族の罠に苦しみながらも、ヘンドリクセンは魔神族(十戒)の復活に成功します。どんな罠が張られているかわからない封印を解いて、<十戒>を復活させること、つまり囮になることがヘンドリクセンの役目だったのです。
ヘンドリクセン復活!操心術も解けたそこには…。
<十戒>の封印に施されていた女神族の罠により、ヘンドリクセンが取り入れていた魔神の力のみが消滅し、フラウドリンの操心術からも解放されました。ヘンドリクセンが目を覚ますと、そこにはドレファス(中身はフラウドリン)と復活した<十戒>の姿が…。ドレファスから、見事<十戒>を復活させたお礼にヘンドリクセンだけは殺さないと言われます。そして目を覚ました所にいた、<十戒>のあまりの禍々しさにその場を急いで後にします。
悪事の黒幕を演じさせられたヘンドリクセンの今。
ギルサンダー、ハウザー、グリアモールの3人は、ドレファスの行動がおかしかったのではないか?真実を3人で探しに行こうと決心し旅に出ます。旅の途中灰色の魔神と遭遇し、苦戦していた所へ突然ヘンドリクセンが現れ参戦してきます。父の仇と思っているグリアモールは特に混乱しますが、ヘンドリクセンの魔力<浄化(パージ)>で、灰色の魔神を倒すことに成功します。
ヘンドリクセンの口から3人に語られた真実。
灰色の魔神を無事倒した後、ヘンドリクセンは3人に真実を話します。10年前亡国ダナフォールで起きた事、ドレファスは生きているが中身がフラウドリンである事、ザラトラスを殺したのはドレファスとヘンドリクセンだという事。ギルサンダーたちはすべての真実を知り、ドレファスに対して抱いていた違和感の謎も解決しました。それからヘンドリクセンは、<十戒>と戦うべく、七つの大罪側につき戦っていきます。
敵か味方か?ヘンドリクセンのまとめ。
ヘンドリクセンの過去を振り返ってみましたが、数々の悪事はとても許される行為ではありません。しかしすべてフラウドリンに操られてやったことで、ヘンドリクセンの意志はどこにもなかったというのが真実です。むしろ10年間も操られ、利用されてかなり悲惨だったと言えます。操心術が解けた今、<十戒>を倒すべく戦っているヘンドリクセンは、敵ではありませんでした!味方になったヘンドリクセンが、これから活躍するのが楽しみですね!