人間という種族が迫害され、絶滅寸前に追い込まれたファンタジーの世界を舞台に、人間の女の子ソマリと心のない機械のゴーレムが旅をしながら絆を深めていく『ソマリと森の神様』が2020年冬からアニメになります。人間の女の子ソマリと森の番人ゴーレムの二人の旅を描いた作品で、今回は主人公の一人でありソマリを見守る森の番人ゴーレムについて紹介していきたいと思います!
目次
ソマリと森の番人って大まかにこんなお話だ!
森の番人ゴーレムは、感情のない機械で森を守ると言う使命だけを持って動いていましたが、そんなゴーレムが何故か迫害され滅びゆく種族である『人間』の女の子と共に旅をすることになります。ゴーレムは女の子にソマリという名前を付け、自分でも理解できない感情を抱きながらもソマリの成長を見守り、ソマリの仲間である人間を探す旅を続けています。ソマリはゴーレムを父と慕い、旅を続けながらも成長を続け、ゴーレムはソマリを見守るうち徐々に心が芽生えてきます。しかし、ゴーレムに残された時間はそう長くはアありませんでした。
心を持たない機械?森の番人ゴーレムはこんなやつだ!
ゴーレムは機械であり、当然心と言うものも持ち合わせていません。ただ、自分の森を守る使命に従い動いていたため、合理的で論理的、口調も機械的で一見冷たい印象を持つキャラクターです。イメージとしてぴったりなのが、ターミネーター2で未来からやってきたT-800です。ジョン少年の父親代わりとなり、徐々に人間の感情や心を学習していくというところがまんまゴーレムのイメージと重なります。
徐々に心に目覚めていくゴーレム
ゴーレムは森を守るという自らの使命を放棄し、ソマリの父となることを決めます。ただ、やはり基本的な思考は機械的で、合理的。感情で行動する人物を理解できないこともよくあります。しかし、ゴーレムもまたその不合理な感情によって行動しており、自分の変化に困惑することもあります。ゴーレムには元々、感情を理解し学ぶ機能があるのかもしれません。
ソマリが第一!ちょっと過保護なゴーレム
ソマリの保護者、父親として行動しているゴーレムはソマリを第一に考えています。若干過保護なゴーレムですが、そもそも人間の女の子だと周囲にバレればとって喰われてもおかしくはない世界なうえ、ソマリは人一倍好奇心旺盛で放っておけば当然のようにいなくなるため、ある意味では当然の対応かもしれません。ソマリの勝手な行動に振り回されることも多く、その際には実の父親のように説教する場面も多いです。
まるで本物の父親?
感情のないゴーレムですが、所々で娘想いの父親、もっと言えば親バカなくらいです。娘の成長を想像したり、娘のために高価な新作の服を購入したりとゴーレムらしからぬ親バカなところを見せたりもしています。また、食べ盛りのソマリに対していつも買い食いをさせているあたり、結構甘い部分もあるようです。でも、ソマリが危うい立場にいることは間違いないので、叱るときは叱ります。
機械だから当然か?手先は器用なゴーレム
ゴーレムは機械なので精密作業は得意中の得意。女の子のソマリには服や食費に旅を続けるための費用を稼がねばならず、道中で路銀を稼ぐ必要があります。ゴーレムという物珍しさから飲食店でアルバイトをすることになった際には、機械制御があってこそできる曲芸のような接客を見せます。
料理も得意なゴーレム
機械なのでレシピさえ覚えることが出来れば料理もお手のもので、特にソマリはゴーレムの手料理がお気に入りのようです。ゴーレムにしても、ただでさえ食費にお金がかかっているので、自炊の方が安く済むので助かるようです。その他、料理に限らず薬もレシピさえ教えてもらえれば自作できます。また、森の守護者であったことから植物に関しても詳しいようです。
ゴーレムは恐れられる存在?ゴーレムの強さについて
ゴーレムと言う存在は森を守る守護者として、半ば伝説のように語られています。ただ、森に危害を加えるものには容赦がないという伝説もあり恐れられている存在でもあったようです。ただ、このゴーレムに関しては活動限界が近づき、さらには身体のパーツも劣化が進んでおり派手な戦闘には耐えられないようです。そもそも、自分の活動限界を悟ったからこそ、ソマリを保護してくれる誰かを見つけるために旅を始めたという経緯があります。
暴走するゴーレム
そんな劣化が始まり、機能停止のタイムリミットが迫るゴーレムですが自身も傷つきソマリが危険に晒されたときには、自らも自覚していない異形の形態へと変わり、自我を失い目の前の脅威を排除するべく見境なく暴走してしまいます。誰にも止められないほどの強さを見せます。その後、ゴーレムは暴走を終え一日経った後目を覚ましますがその暴走についてゴーレム自身はまったく分かっていませんでした。
ゴーレムは森の番人。動植物に関する知識が深い
ゴーレムは森の番人であり、動植物に関する知識は豊富です。さらには植物の生命力を探知する能力も備えているようです。さらには動物と意思疎通を図ることもできます。旅の途中に山火事でほぼ壊滅状態となった森の住人からは特別な存在だと認知されており、森を再建するために強引な手段で引き留められそうになります。
ゴーレムの能力も植物由来なのか?
ゴーレムは植物を操ることが出来、戦闘時にはその身体を植物のような形態に変化させます。さらに暴走時にも植物に浸食されたような形態へと変わるため、ゴーレムの能力は植物に由来するの可能性があります。ただ、ゴーレムは誰が何のためどのような機能を持ち作られたのか分かっていないため、詳しいことはまだ謎です。
【ソマリと森の神様】ゴーレムまとめ
機械で感情も無機質だけど、どんどん親バカになっていくところがゴーレムの魅力といえるでしょう。また、タイムリミットが存在するというところもまた、作品の大きな伏線ですね。イメージとしては家族との絆で感情に目覚めるターミネーターなので、そういうのに魅力を感じる人は是非とも見てください。ソマリと森の神様は2020年冬から放送開始です。