大人気ライトノベル【俺を好きなのはお前だけかよ】。2019年にはアニメ化も決定している話題作です。普通のラノベに飽きてしまったという人に、ぜひおすすめしたい作品。最初はよくあるラブコメ展開っぽく、学園のアイドル2人は主人公のことが好きそうな素振り。しかし2人が好きだったのは、主人公の親友。まさかの主人公がラブコメのモブ要因なのです……。なかなかラブコメにならないラノベとして注目を集め、つい主人公を応援したくなります。こちらの記事ではそんな【俺を好きなのはお前だけかよ】の要の展開である、主人公への「いじめ」と「和解」について紹介します。実は主人公は学校中からひどいいじめを受けてしまうのです。果たしてその真相とは一体?さっそく見てみましょう。
目次
ジョーロがいじめられる前まで
まず前提として、主人公のジョーロ(如月雨露)と、サンちゃん(大賀太陽)は大親友同士。そしてひまわり(向日葵)とコスモス(秋野桜)は、サンちゃんが好き。そして図書委員のパンジー(三色院菫子)はジョーロが好き、サンちゃんはパンジーが好きという、かなり複雑な展開です。
ジョーロはどうする?
ジョーロははじめ、ひまわりとコスモスの恋を応援していました。しかしサンちゃんの気持ちを知ってからは、気持ちが複雑になります……。誰がどうなっても、人間関係が破滅しかねないと悩みに悩んだジョーロは、パンジーに、「サンちゃんと付き合え」と説得します。しかしパンジーはジョーロが好きです。好きな人から別の男と付き合えと言われたパンジーはショックを受けている様子。しかしパンジーはそんなことではへこたれませんでした。
サンちゃんの気持ちを知った2人と、いじめが始まるまで
そしてサンちゃんは同時期に、ひまわりとコスモスに「自分の好きな人はパンジー」であることを伝えます。それもジョーロに相談して、アドバイスをもらったということまで付け加えて…。こうなると当然、2人は怒ります。「サンちゃんと私の恋を応援してくれているんじゃなかったの!?」と修羅場状態です。しかし「なんで言ってくれなかったの?」と言われても、言えるような状況ではとてもなかったのです。しかしそれを伝えようにも、2人とも怒っていて、ジョーロの話には聞く耳も持ちません。結局一方的に切れられてしまったジョーロでした。
サンちゃんを応援することに
ひまわりとコスモスは、サンちゃんの恋を2人で応援するスタンスに切り替えることにしました。そしてサンちゃんとコスモス、ひまわりの3人で、昼休み図書室へ向かいます。パンジーに会いに行こうとしているのですね。しかし昼休みの図書室といえば、パンジーとジョーロが每日会っている場所。鉢合わせてしまいました。
こじれた関係がいじめに発展!
「なんでここにいるの!?」となるのは当然です。昼休みは自分の時間にしたいから、とコスモス&ひまわりに伝えていたのに、こそこそ女の子と会っていたと知られては大変です。しかも相手はパンジー。サンちゃんからしてみれば「俺の気持ちを知っていながら!?」となって当然の展開です。3人は大騒ぎしながらジョーロを責め立てますが、もともとジョーロはみんなに協力体制でした。とくにひまわりとコスモスのことはかなり応援していたのです。しかし2人には便利な道具としか見られていなかった事実により、怒りが爆発してしまいます。
パンジーの爆弾発言
いかに自分が2人に協力的だったかをジョーロが熱弁したあと、なんとパンジーは「じゃあ、どうして私に大賀くんと付き合えって言ったの?」と衝撃発言。この流れでこれはまずいです。これを聞いたサンちゃんは、思いっきりジョーロを殴りました。完全に人としての信頼を失ってしまったジョーロは、3人から冷たい視線で見られています。ここから、彼への学校中のいじめはスタートしたのでした。
エスカレートするいじめと、サンちゃんの裏切り発覚?
この事件は学校中に広まりました。ジョーロは学園のアイドル2人と野球部のエースを陥れたクズ野郎として名前が広がり、学校中からいじめを受けてしまいます。教科書に落書きされたり、上靴へ画鋲を入れられたり…。もちろん生徒会もクビです。しかしそんななかでも、パンジーだけは変わらずにジョーロに接していました。
サンちゃんの裏切り?
サンちゃんは事件後、図書館に通ってパンジーにアピールしています。そんななかでパンジーから「貴方はどうして、ジョーロくんを騙して陥れようとしたの?」という衝撃な質問が飛び出したのです!実はパンジーには、はじめからすべてがわかっていたのでした。実はこの事件のすべての黒幕は、サンちゃんだったのです。
サンちゃんといじめの真実
実はサンちゃんは、ひまわりとコスモスから好意を寄せられていたことに気がついていました。そのためサンちゃんは自分の恋の協力をさせた上で、ジョーロと2人を同時にぶつけて、言い逃れできない状況の中で彼の信頼をなくすつもりでした。しかし恋の協力を断られたため、次の作戦へ。それはコスモスとひまわりに自分の恋を協力させ、それでも2人の恋に協力しようとするジョーロとの間に確執を作ろうとしていたのです。しかしジョーロとパンジーは図書室で2人きりだったため、絶好のチャンスと思い、あのような形を取りました。
パンジーの発言の意味
ではどうしてパンジーは、みずからジョーロを陥れるようなことを言ったのでしょうか?それはジョーロの敵のふりをすることにより、本当は味方であるとサンちゃんに悟らせないためでした。味方だとわかればサンちゃんは図書館に来ないため。今回のようにボロを出すこともなくなるというわけです。すごい策士ですよね。
どうしてサンちゃんは、ジョーロをいじめたのか
どうしてこんなにも、サンちゃんはジョーロを憎んでいるのでしょうか。中学の時、サンちゃんには好きな女の子がいました。しかしその子の好きな人はジョーロだったのです。しかも仲をとりもってほしいと頼まれたのでした。サンちゃんはこのとき、ジョーロのことを下に見ていました。しかしそんな下に見ていた相手と、自分の好きな子との橋渡し的な役目をするのが、かなりの屈辱だったと語ります。そのため今回のことは本人曰く「してやったり」「あいつが俺と同じ目にあうってのが最高に気分がいい」と続けます。これを聞いて、さすがにジョーロもショックを受けていました。彼はコスモスとひまわりに相談されたとき、サンちゃんのことを悪くなんてとても思わなかったのです。
サンちゃんの腹黒さが出る!
さらにサンちゃんはコスモスとひまわりについても、「あいつら単純だよ」「最高に笑わせてもらった」「どんなに尽くそうがこれっぽっちも可能性はない」と高笑いします。さすがにこれは、パンジーも怒りました。そして、ジョーロもココで登場します。そして、サンちゃんに怒りをぶつけるのです。
いじめへの謝罪と和解
「あいつら2人の気持ちを考えろ!」「謝れ!」とまくしたて、胸ぐらをつかむジョーロ。これは心からの言葉でした。そしてホームルームのとき、サンちゃんはすべてのことをみんなに話すのです。逆恨みのこと、騙していたこと、すべてぶちまけました。実はこれは負けず嫌いからの行動だったのです。自分より下だと認識している相手から、「俺はいいから2人に謝れ」なんて言われてそのまま実行したら、負けを認めることになるということ。そのため自分のプライドを守るため、サンちゃんはジョーロに謝ったのでした。標的がサンちゃんにうつるのではないかとジョーロ心配しつつも、彼へのいじめはここで収束したのです。
いじめと和解まとめ!
けっこうヘビーな展開である「いじめ」。この後きちんとひまわりやコスモスたちとも和解をするのですが、見ているこっちがハラハラしてしまうような展開ですよね!アニメ化したらどのように描かれるのか、今から楽しみです!