INGRESSは現実とリンクし、陣地を取り合うスマートフォン向けのアプリケーションです。現実とリンクしたゲームといえばポケモンGOが思い浮かびますが、ポケモンGOの元になったゲームです。そんなINGRESSの設定を落とし込んだアニメイングレスの主人公、翠川誠を紹介したいと思います!
目次
【INGRESS】『翠川誠』を紹介する前に
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
INGRESSとは2012年の公式ローンチから世界200以上の国と地域で配信され2000万ダウンロードを突破したスマートフォン向けのゲームです。エンライテンドとレジスタンスのどちらかの陣営に属し、現実の名所や歴史的オブジェクトなどに設定されているポータルと呼ばれる拠点を取り合うゲームです。ポケモンGOに似ているなと思った人もいるかと思いますが、開発は同じNiantic.incで早い話がポケモンGOの元になったゲームです。
世界観と設定のお話
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
2013年にスイスの原子核研究機構、シュタゲですっかり御馴染みの『CERN』が人間の精神・能力に感応する『エキゾチック・マター(XM)』と呼ばれる物質を発見します。人類はXMを受け入れ人類の進化に利用しようとする『エンライテンド』とXMを脅威と見なし、コントロールしとうとする『レジスタンス』の陣営に分かれ対立しています。アニメ内の時系列は放送年度と同様の2018年です。
センシティブと作中でのINGRESSの扱い
XMを利用し、超人的な能力を扱うことが出来るのが主人公ら『センシティブ』と呼ばれる人々であり、センシティブの能力はINGRESSで選択した陣営が取得したポータルを繋いだフィールド内では能力が増幅し、異なる陣営のフィールド内では能力が抑制されます。INGRESSは現実同様、全世界でゲームとして配信されておりセンシティブやXMの存在を知らない一般のプレイヤーもゲームとして陣地を取り合っています。
【INGRESS】翠川誠のイントロダクション
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
本作の主人公である翠川誠は警察の外部職員として登場します。誠には幼少時から触れた物の記憶を読み取る能力がありました。しかし、その能力が正当に評価されることはなく、周囲からは気味悪がられ窮屈な生活を送っていました。現在は能力を活かして、警察の捜査に協力しますが、その捜査の最中に謎の人物から世界を救えるのはあなたしかいないとメッセージを受け取ります。誠は気味が悪いと思いつつもメッセージで指定された場所に向かうのでした。
【INGRESS】翠川誠の能力は物の記憶を読み取るサイコメトリー
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
幼少時から触れた物の記憶を読み取れる能力を持っていましたが、それはXMの力を利用して超人的な技能を発揮できるセンシティブと呼ばれる能力者であることが作中で明かされます。公式サイトでは『触れた物の記憶を読み取れる(サイコメトリー)能力』とされています。ただしその能力は家族を含めた周囲から気味悪がられ孤立を招く原因となっていました。
【INGRESS】翠川誠は強力なセンシティブ!応用も効く能力
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
誠のセンシティブとしての能力は非常に強力であるらしく、作中では数々のピンチを乗り切るために使用されています。物の記憶を読み取れるため捜査員としての能力に加え、高度な訓練が必要とされる技術(航空機や銃器)持ち主の記憶を読み取ることによって扱うことができます。ただし、普段はその強力過ぎる能力を抑制するために手袋をして生活しています。予備もたくさんあるようです。
【INGRESS】翠川誠は小心者!?でもやるときはやる男!
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
幼少期から奇異の目で見られ育ったため、基本的には内向的で捜査員になる以前には就職に失敗し、引きこもり同然の生活をしていました。生活のため物の記憶を読み取れる能力を利用してハッカーをしていましたが、小心者で犯罪行為に手を染めることを快く思っていなかったため、大きな犯罪を起こすことはなく極小規模な犯罪行為によって警察に捕まり、捜査員に全てゲロってしまいます。
小心者というよりは、善人?
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
チキンハートというより、根っからの善人という方が正しく正義感は強く、危険だと分かっていてもいざというときは行動できるハートの強さも兼ね備えています。作中で幾度となく死にかけますが、それでも折れずに行動できる心の強さを持っています。時には無茶をやったりもします。
【INGRESS】翠川誠の選択陣営はエンライテンド(覚醒派閥)
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
翠川誠の選択陣営はエンライテンドですが、誠は思想的にエンライテンドに傾いていると言うわけではなく、当面の危機に対処するためにエンライテンドを選択したという側面が強く、レジスタンスに対して特別悪感情があるわけではなくレジスタンス陣営のジャックとも協力体制を取ることになります。
【INGRESS】翠川誠には友達がいない!?
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
元々引きこもり同然の生活を送り当面の生活費を確保するため、人と会わずに済むハッカーをして生計をたてていました。親との関係もそれほどよくないことが推測でき、気を許せる相手はハッカー仲間の国木田慈恩くらいのものです。誠を警察の外部職員にスカウトした古田警部は誠の能力を認めていますが、交友関係にあるとは言いがたい関係です。誠が危険を顧みずに行動できる理由には人間関係の希薄さも関係しているかもしれません。
【INGRESS】翠川誠と真のヒロインサラとの関係はどんなもの?
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
誠は何物かから『世界を救えるのは君しかいない』というメッセージを受け取ったことにより、半信半疑のままサラが収容された病院にいくことになります。その後、サラを確保しようとするヒューロン・トランスグローバル社の手により警察から指名手配され後戻りできなくなり、ヒューロン社の工作員やジャック・ノーマンの追っ手をかいくぐり、ある目的のために記憶を失ったサラと逃避行をすることになります。
解明される謎と誘拐されるサラ
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
誠とサラは京都にあったXM研究所にてヒューロン社が人間の精神に大きく干渉する未知のXMであるダークXMの人体実験を行っていることを突き止めます。そして記憶を失う前のサラは内部告発をしようとしていたこともです。しかしサラはその施設内で誠を逃がすためにヒューロン社に投降。しかし、ヒューロン社の目的はサラの内部告発を阻止することではないようでした。
ジャックと共闘
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
その後、誠はクリストファー・ブラントの意志を継いでサラの確保を試みていたジャック・ノーマンと共闘することになります。サラを連れて海外へと渡ったヒューロン社の劉天華を追うことになりますが、国家権力すら牛耳るヒューロン社と黒幕によって指名手配された誠たちは国木田慈恩のバックアップによって海外へと旅立つことになります。
サラが狙われた理由は?
その後、誠たちはヒューロン社の裏側にいる黒幕とも言える組織『COLLABORATORS』の存在を知ることになり、その目的がサラに秘められた他者に情報を送る能力を解析し疑似的に洗脳するシステムを開発することでした。『COLLABORATORS』は全世界に向けて発売されるARゴーグルにそのシステムを仕込み、全世界の人々を洗脳する計画を立てていたのです。しかし、その思惑は思わぬ方向へと向かうことになります。
【INGRESS】翠川誠に関する作中での注目ポイントはここ!
何故誠が選ばれたのか?
出典: イングレス ©「イングレス」製作委員会
誠は謎の人物によって世界を救えというメッセージを受け取ることになります。それによってサラやジャックと邂逅することになりますが、メッセージを送った人物は誰なのか?そして何故誠があのタイミングで世界を救う役目に選ばれたのか?その謎もしっかり解明されます。
【INGRESS】翠川誠まとめ
INGRESSの主人公、翠川誠について紹介しました。INGRESSは全11話ながらゲームと現実をリンクさせたINGRESSというゲームならではの設定を活かし、様々な伏線を張っては綺麗に回収するので、非常に気持ちよく終わります。特にラスト3話からの怒涛の展開からとても面白くなるので是非とも見ていただきたい作品です!