前世で過労死した女性が不老不死の魔女に転生して300年もスローライフを送っていたハズが、タイトル通り、スライムを倒しまくってレベルカンストすると言うRPGファンなら誰もが1度は考える事をしてしまい、スローライフを妨害するトラブルが発生しまくり、それらを解決したり、日常で起こるチョットした出来事等を描くアットホームコメディ。
ハルカラのプロフィール
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
フラント州という地方にあるエルフの自治区「善い枝(よいえだ)侯国」出身のエルフの女性。外見は20歳前後。実年齢は自称「17歳と2500か月(約220~230歳)」。職業は調薬師で、「栄養酒」という栄養ドリンクを作っていた。
ナイスバディなお姉さん
外見上の特徴は、超の付くナイスバディ。特に胸は「したたりの精霊」のユフフが登場するまでは、(おそらく)劇中でも一の大きさだった。そのため、本編でもお色気担当扱いだったり、アズサが自分の胸と比べて嫉妬するほど。
奇妙なベルゼブブとの関係
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
故郷で「ハルカラ製薬」を興して成功していたのだが、栄養酒を飲んだ魔族のベルゼブブが体調を崩してしまう。 それにより「ベルゼブブが恨んでいる」という噂が流れて従業員が逃げてハルカラ製薬は事実上倒産。さらに、噂を聞いた故郷から追い出された上に、ベルゼブブに自分の手配書まで出されてしまい、命の危機を感じてちょうどレベル99という噂が広まりだしていたアズサを頼ってきて、アズサの二番目の弟子という形で匿われる。
勘違い
後にベルゼブブの体調不良の真相が、「栄養酒が体に合わずに倒れた」のではなく、「栄養酒を飲みながら仕事で無茶をし続けたために倒れた(つまり、ベルゼブブの自業自得)」ということが本人から明かされ、手配書も「ハルカラが逃げ出したために栄養酒が買えなくなり、本人に生産再開を頼むため」と、全ては誤解と分かった。
栄養酒とは?
ハルカラが売り出し中の薬。 「酒」という名に反してアルコールは使ってない。疲れている時に飲むと仕事が乗り越えると評判で各地で爆発的にヒットしているらしい。 効力も外見も栄養ドリンクである。
家族との関係
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
ベルゼブブの話を鵜呑みにして彼女を追いだした故郷に戻るのを嫌がり、アズサの弟子を継続しながら近くの町で新たにハルカラ製薬を興す(後に故郷とは和解し、ハルカラ製薬の第2工場を建てている)。栄養酒だけでなく、アズサが作ったお菓子「食べるスライム」の販売、製造も管理しており、経営手腕も高く、アズサ達の家族の中では一番の資産家となっている。
ハルカラの家族
実はハルカラが起業した原因は故郷の家族にある。 家族構成は両親と兄、妹の本人も含めて5人家族。ただし、全員がハルカラと同等どころか、ハルカラが呆れるくらいのいい加減でテキトーな性格なのである。特に仕事面で悪影響があり、父親はポカミスが多くてクビと再就職を繰り返す。フリーターの兄は遅刻などで長続きしないと、二人ともまともに稼げていない。唯一定職についているのは妹のみ(ちなみに職業はネイルサロン。ただし、安月給らしい)。さらに、お互いが甘やかすので改善の素振りもないという、全員が善人なのだがおバカ家族。
一家の大黒柱
比較的まともなハルカラが一家の大黒柱とならざるを得なかったのだが、本人も会社勤めに向いている性格ではないので、いっそ経営する側になろうとしたのがハルカラ製薬の始まりである。なお、下手にお金を渡すとさらに甘えてダメになっていくため、自分の貯金は家族にも勝手に使えないようにしている。 現在は、故郷に建てたハルカラ製薬の新工場に家族を雇用し、仕事を提供するという形で間接的に養っている。
トラブルメーカーのハルカラ
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
一見して「不幸な目に会いながらも再起した優秀な実業家」なのだが、彼女の最大の欠点として、劇中最大のドジっ娘兼やらかし体質がある。さらに、アズサに次ぐ巻き込まれ体質でもある。 上記のベルゼブブの一件はまだ序の口であり、主な物を抜き出すと、食用キノコと毒キノコの仕分けが雑で、自分やアズサに食べさせてしまう。など数多くのエピソードがある。
やらかしエピソード
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
ハルカラ製薬を興したら、工場を建てた土地に地縛霊(ロザリー)が住んでいて、それが解決し、営業許可を申請した際に賄賂を断ったため州知事に冤罪で逮捕された。挙げ句の果てには家族で魔族の国に招待され、魔王ペコラと会った時に頭を下げた拍子に、頭突きをかましてしまいペコラが意識不明になり、処刑されそうになる。等、家族一のトラブルメーカーである。しかも、アズサやライカ達とは違い、身体能力は一般人レベルであり、荒事などに巻き込まれた時は自力では対処できない。
声優は「原田彩楓」さん
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
1997年12月23日生まれ。千葉県出身。クレアボイス準所属。 趣味・特技は早起き・散歩・朗読・ピアノ。2016年7月22日にアイドルマスターシンデレラガールズのキャラクター、三船美優役の声優を務めた。また養成所に入る前は歌を歌うことが苦手であったと語っていて言葉を噛むと真顔で固まるそうです。
スピンオフの主役に抜擢
出典: スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました © SQUARE ENIX
スピンオフ小説「エルフのごはん」では、ついに主役となる。 「エルフのごはん」では、アズサに出会う前、故郷で起業したばかりの彼女が栄養酒の営業で各地を回ったり、経営の傍らに料理に舌鼓を打つ‥‥はずなのだが、見つけた料理屋が大外れだったり、同行した家族が調子に乗って、その世話でゆっくり食べられなかったりと、彼女の強烈な「やらかし体質」でいつも散々な結果になってしまう。 果たして、彼女がおいしい料理にトラブルなくありつける日は来るのだろうか‥‥?乞うご期待。
まとめ
「小説家になろう」で連載後書籍化され、その後シバユウスケの作画により『ガンガンONLINE』(スクウェア・エニックス)にてコミカライズされていて『このライトノベルがすごい!』2019年版で単行本・ノベルス部門9位にランクインするほどの人気作品です。ぜひチェックして見てください。