突然の窮地に巨大怪獣と戦う使命に導かれる主人公・裕太の活躍を描いた「SSSS.GRIDMAN」の第1話。怪獣という絶対的な脅威と、それに立ち向かうために巨人になる能力を手に入れる流れは「ウルトラマン」シリーズを感じさせるものであり、特撮もの好きならば燃える展開となっています。
グールギラス
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
第1回「覚・醒」に登場。別名:気炎万丈怪獣。身体に対して直角に伸びた長い首が特徴で、その先にある頭は竜のような形になっている。 また、フィギュアの骨組みに使用されていた針金が背中の大きな角部分で露出しており、手足の部分も針金がそのまま爪になっている。 武器は口から放つ火球。 この火球はボールのように山なりの軌道で放たれ、基本的には着弾した瞬間に炸裂して一気に広範囲を破壊する。
活躍
出現後は響裕太達が住むツツジ台の街を蹂躙し、街に甚大な被害を齎した。が、その途中で裕太と一体化を果たしたグリッドマンと激突。裕太が戦いに慣れておらず、グリッドマンもこの時点では最適化されていなかったために満足に実力を発揮できなかったこともあり、優勢に戦いを進めた。
デバダダン
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
第2回「修・復」に登場。 ドーム型の透明な頭部の中に互い違いにくっついた眼玉を持った怪獣。別名:因果応報怪獣。 基盤のような体の模様が特徴的で、胸部にある丸い部分から展開する棘から青白いレーザー光線を発射し、周辺の物体を粉砕する。 また、相手の光線を吸収し、レーザーに上乗せする事が出来る。
活躍
歩きスマホをしてぶつかってきたのに謝罪もなかった担任教師に復讐するため作られた怪獣。レーザー光線で周囲を薙ぎ払い、教師の殺害を企てたがグリッドマンの乱入により失敗。 大きく投げ飛ばされた直後にグリッドビームを受けたが、ビームを吸収して上乗せしたレーザーで逆にグリッドマンを追い詰める。
ゴングリー
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
第4話「疑・心」に登場。別名:朝雲暮雨怪獣。頭頂部に巨大な一つ目を持ち、足に該当する部分にも巨大な顔を持つ昆虫に似た怪獣で、体の各所からまるでコードの束のような光る触手を放って相手を攻撃したり、捕縛する。グリッドマンへの対策として、これまでのように周囲ごとターゲットを吹き飛ばすのではなく、霧を発生させ姿を隠し、狙った相手を触手によって一人ずつ殺害していく手法を取る。
活躍
夜中に出現、隠密戦術が功を奏し、グリッドマンに察知されることなくArcadiaメンバーのタカト、今井、有井を次々と襲撃して殺害に成功する。その後、出撃したグリッドマンと戦い、触手でグリッドマンの動きを封じるなど善戦した。
ゴーヤベック
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
第5話「挑・発」に登場。別名:多事多難怪獣。岩石や森林で構成された山に手足と顔がついたような怪獣で、ワニガメを思わせる大きな口と小さな赤い目が特徴。シッポの先は木の根状になっている。身長約50mのグリッドマンやアンチが小さく見えてしまうほどの圧倒的巨体で、多少の攻撃ではびくともしない。その巨体を駆使した質量攻撃や背中の噴火口から発射する火炎弾を武器にするが、反面その巨体故に動きはかなり鈍重。
活躍
グリッドマンをおびき出すために、校外学習で向かった山中に出現させた。 背中の火炎弾で周囲を攻撃したが、ジャンクが近くにいないため響裕太がグリッドマンに変身できず、しばらく目立った動きは見せなかった。グリッドマン出現後はアンチと共に質量の差で追い詰めた。
ヂリバー
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
これまでの怪獣とは違い新条アカネではなくアンチが造った怪獣をアレクシス・ケリヴが実体化させたもの。アレクシス曰く「アンチ君の持ち込み企画」。 角を生やした黒と銀色の悪魔の様な外見で、アカネの作った怪獣に比べるとディテールが少なく、その分愛嬌がなく凶悪な姿をしている。
活躍
夜のツツジ台に円盤を出現させて周囲を混乱に陥れる。その後、駆けつけたグリッドマンのグリッドビームで円盤を何度か破壊されるがすぐに別の円盤を出現させ、グリッドマンを翻弄する。スカイヴィッターと合体したスカイグリッドマンのレーダーによって糸のカラクリを見破られ、本体が上空にいると気付かれてしまう。上空でグリッドマンと対峙し、同じく飛行形態となったアンチと共に立ち向かった。
怪獣少女アノシラス
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
名前の通り、彼女の正体は正真正銘の怪獣。人間の姿しか登場していないが、台本の表紙として登場するなど他の怪獣と同列の扱いを受けており、公式サイトでも「登場人物」のページでは無く「登場怪獣」のページにて紹介されている。 彼女は新条アカネに生み出された存在ではなく、裕太達の住むツツジ台という町が生まれる前からそこに居た存在であるらしい。
謎の多い怪獣
デートと称して裕太に接触。ツツジ台に現れる怪獣が新条アカネによって生み出されている事や、それを焚きつけた元凶がいること、そしてツツジ台という町そのものがアカネに生み出されたという真実を教えた。その後、裕太が「何故そんな事を教えてくれるのか?」と尋ねると、「先代が君にお世話になったお礼」という謎めいた言葉を残して去っていった。
アンチ
出典: SSSS.GRIDMAN Ⓒ円谷プロ/TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
放送前のキービジュアルや公式サイトなどでは「謎の少年」と呼ばれていた人物。 銀髪と三白眼、小柄な体型が特徴的な少年で、 首に長いマフラーを巻き、紫色の炎の模様で彩られた学ランのような服を着ている。 劇中では第3回「敗・北」で初登場。彼の正体は新条アカネとアレクシス・ケリヴが対グリッドマン用の刺客として造った「オートインテリジェンス怪獣」であり、人間と怪獣のそれぞれの姿を持つ。
活躍
変身の際は激しい雄叫びと共にその場で巨大化、本来の姿を現す。素早い動きと体中にある黄色い発光部から放つ紫の光弾が武器。光弾は一斉掃射で弾幕を張ったり、空中でバラ撒いてフレア回避に使用したり、収束させて一本の太いビームを放射したりと汎用性が高い。怪獣形態でいられる制限時間が存在し、劇中ではグリッドマンと互角以上に渡り合っていながらも決着を付け切れず、強制的に撤退に追い込まれてしまうケースが目立つ。
まとめ
各キャストから『SSSS.GRIDMAN』へのコメントが「特撮のグリッドマンのファンとアニメスタジオのTRIGGERのファンがお互いを知る切っ掛けになれたら」と稲田さんが語ると、「スタッフさんの熱意も凄まじく、女の子の自分でもとても楽しめる作品です!」と宮本さんが語るほど期待が高い作品です。特撮ファンでなくても楽しめるのでぜひアニメで「SSSS.GRIDMAN」をチェックしてみてください。