12月24日に劇場版アニメとして上映されることが決定した呪術廻戦0巻ですが、本作の内容について詳しく把握できていないという方も多いのではないでしょうか?劇場版の内容は呪術廻戦0巻として刊行されている内容が描かれますので単純に本編のみを追いかけているという読者の方は「どのような内容なのかわからない」と思われている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は劇場版アニメとして描かれることとなった『呪術廻戦』0巻の内容を紹介していきたいと思います。もちろんネタバレを多く含みますので、まっさらな気持ちで本作の劇場版を楽しみたいという方はブラウザバックを推奨です。
0巻で多いミスリード
さて、0巻のネタバレをしていく前にここでは『呪術廻戦0』のストーリーにおいてよく起こるミスリードについて紹介していきたいと思います。『呪術廻戦0』で初めて本作に触れるという方は特に間違いやすい部分となるので必ずチェックしておいてくださいね。
伏黒、虎杖は登場しない
まず、0巻には伏黒と虎杖が登場しません。ただ登場しないだけですと間違えないのですが『呪術廻戦0』ではこの二人に容姿が似たキャラクターが登場します。そのため、作中で勘違いが起きやすいのです。本作に登場する伏黒のそっくりさんは若かりし頃の乙骨、虎杖のそっくりさんは狗巻ですので注意しましょう。
0巻から読み始める人は注意
特に0巻から本作を読み始めた方は注意です。0巻からの流れで乙骨だと思っていた人物が伏黒だったというミスリードが多々起こります。0巻とそれ以降の話では大きく登場人物が異なります。そのため、原作を見たことがあるよという方でも混乱してしまう場合が多くありますので、こちらは詳しくチェックしていきましょう。
主人公は乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)
『呪術廻戦0』の主人公は乙骨優太です。虎杖でもなければ伏黒でもありませんので注意しましょう。特に初見で『呪術廻戦0』を観に行くという方はその後混乱しないようにしてくださいね。乙骨と伏黒は全体像こそ似ていますが、目の描かれ方が全く異なりますので、目に注目して見分けてください。乙骨は戦闘の時以外はおっとりとした目をしています。
冒頭
さて、それではネタバレをしていきましょう。まずは冒頭の流れを紹介していきます。主人公の性格や作品の設定が細かく描かれているので注意してみてみましょう。
乙骨の性格
冒頭ですが、いきなり乙骨の性格と能力が明らかになります。乙骨が学校でいじめられているところを「リカ」という謎の存在が一方的に助けるというシーンで乙骨がどのような人物なのか、どのような能力を有しているのかが一眼でわかります。冒頭は乙骨の自己紹介のような役割を果たしているので、ここからしばらくは「乙骨がどのような人物なのか?」という点に注目してみてくださいね。
リカちゃん
この「リカ」という乙骨に取り憑いた怨念と乙骨自身の関係を描くというのが本作の大まかなストーリーとなっています。作中を通してこの二人の関係に注目してみましょう。
過去
「リカ」は乙骨が幼少期に結婚の約束をした少女が事故死の後に乙骨に取り憑いた姿です。五条が「一番重い呪いは愛情」と評しているように、乙骨の何気ない愛情表現が彼に長い間取り付くこととなるのです。
呪術高専の生徒になる
冒頭で「リカ」の暴発によって友人を殺害してしまった乙骨は呪術について専門的に学ぶ呪術高専に転向することとなります。「ここは呪術を学ぶ人間が来るところだ、呪術に取り憑かれて人間が来るところじゃねえ」と先輩からツッコミがありますが、それでも乙骨は次第に新しい仲間たちに心を開いていきます。
初めての実践
呪術高専の生徒は呪術を実際に払うという役割を担っています。そこで乙骨も初めての実戦を積むこととなります。このシーンでは乙骨の戦闘スタイルだけでなく、乙骨の仲間達の戦闘スタイルや性格などのがわかるシーンとなっています。一人一人に注目してみるとさらに楽しむことができるシーンとなっていますので、ぜひ注目してみてくださいね。
リカの制御
この実戦で乙骨は初めて「リカ」を制御しようと試みることとなります。これまでは向き合ってこなかった「リカ」とどう向き合い、互いに戦っていくのか?というテーマがこのシーンをきっかけに変化していくのです。この初めての実戦を境に乙骨はこれまで自らを苦しめてきた「リカ」と初めて一緒に戦うこととなるのです。
仲間との共闘と乙骨の成長
自身の能力と向き合うようになった乙骨は本格的に呪術高専のメンバーとして活躍することとなります。乙骨だけでなく彼の同級生たちも互いに成長するというストーリー展開になっていきます。本作で登場する乙骨の仲間たちは本編でも活躍するメンバーとなっていますのでぜひチェックしていってくださいね。
次第に仲間と通じ合う
「リカ」の存在があるが故に周りと馴染むことができなかった乙骨ですが、乙骨と同じように呪術について触れている仲間達とはうまく通じあうことができたようです。実際には禪院真希のように呪術を扱うことができない生徒もいたので、冒頭では衝突こそあったのですが、これも次第におさまっていきました。
夏油 傑(げとう すぐる)
このように平穏なストーリー進行であった『呪術廻戦0』ですが、本作の敵役である人物もこの辺りから本作的に物語に参入してきます。この夏油傑という人物が『呪術廻戦0』での敵です。ちなみに夏油傑自体はその後の物語の本編でも登場します。呪術を扱うことのできない一般人を「猿」と卑下していることからも、呪術を扱うことのできない、力無い人たちへの夏油の憎悪がよく感じ取れますね。
夏油との攻防
終盤の魅力はなんといっても乙骨と夏油の攻防ですね。序盤から打って変わり、逞しく成長した乙骨が夏油と対等の勝負を繰り返すこの攻防はぜひ映画の大スクリーンでも観てみたいですよね。映画版でも肝になるシーンであると言えます。
仲間の危機
これまで「友人」を意識してこなかった乙骨ですが、初めて理解しあえた仲間たちが危機に瀕することで激しい怒りに見舞われます。作中でも仲間たちとの交流がどれだけ乙骨にとって大切なものだったのかわかるシーンですよね。
覚醒する乙骨
仲間が危機に瀕していることにより乙骨の能力もより開花していくこととなります。呪術師としてかなりの実力者である夏油に次第に追いついていく乙骨は、読者からしても恐ろしい存在のように感じてしまうほど狂気に満ちた描かれ方をしています。背後に「リカ」が出ているシーンなんて描かれ方がホラー映画のそれですしね。
呪力の制限を解除する
それでも夏油には敵わないと感じた乙骨は「リカ」に自らの身を差し出しことで、「リカ」の呪力制限を解除します。もちろん自らの命にも危険が及ぶ判断でした。しかし、その結果夏油は圧倒的な乙骨の呪力に敗れることとなります。ちなみに「リカ」の正体は彼女の呪いではなく、乙骨自身が「リカ」を通して自身に呪いをかけていたものだったようです。そのため、乙骨自身は戦闘が終わっても奇跡的に命を落とすことはありませんでした。
五条と夏油
乙骨に敗れた夏油はかろうじて逃げ出しますが、そこで五条と再会します。すでに虫の息の夏油と五条の対峙は『呪術廻戦0』の最後の一幕となります。まさに本作の最大の見せ所ですので、特に注目していきたいですよね。
五条と夏油の過去
実は五条と夏油は旧知の仲だったんですね。ラストのシーンでは夏油と五条がどのような関係だったのか、どこで道を違えたのか、二人が回想しながら丁寧に読者に説明されています。こちらのシーンは夏油だけでなく五条の過去と五条の性格がよくわかるシーンとなっていますのでぜひ細かく見てくださいね。
夏油敗れる
最後は夏油が五条によって殺され本作は終幕です。敵とはいえ夏油にも五条との顔があり、夏油なりの正義と考えがあったのは事実のようです。映画版でもこの辺りの流れは間違いなく重要なシーンとなるのはないでしょうか?夏油は『呪術廻戦』の中でも人気のある敵キャラですので、このシーンが胸にくるというファンの方も多いのではないでしょうか?いずれにせよ涙なしでは見ることができないシーンですよね。
そして本編へ
そして物語は本編へと繋がっていきます。『呪術廻戦0』から本作を観たという方はぜひその先の物語も楽しんでみてくださいね。0巻で殺害されたはずのあの人も何故か登場していたりします。その謎の含めて楽しんでみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は映画化されることが決定した「呪術廻戦0」の内容について紹介していきました。本作は呪術廻戦をさらに楽しむためには絶対にチェックしなければならない作品です。漫画版で内容を楽しむこともできますが、せっかく劇場版映画として新しく作られるわけですし、是非とも映画館の大スクリーンで観ておきたいですよね。ぜひ、今回の記事で内容が気になったという方は観に行って観てくださいね!