ザ・ファブルは週刊ヤングマガジンで連載中の作品で、現在第一部完結、今夏から第二部連載予定となっています。そして2019年に実写映画化を果たし、さらにさらに2021年に映画第二部が予定されています!そんな実写映画の魅力やキャスト紹介、さらに原作からどんな変更があったのかを見ていきたいと思います!
目次
映画の見どころその① ド迫力のアクションシーン!!
この映画はアクション要素が豊富に盛り込まれています。おそらくは一番の見どころでアクション大好きな人にはファブル兄さんのド迫力アクションシーンに痺れること間違いなしでしょう。格闘戦や銃撃戦もかなりの迫力で、とにかくカッコいい!!スニーキングアクションからのクライマックスは映画館でその迫力を楽しんでほしい出来でした。原作のファブル兄さんは滅茶苦茶あっさり終わらせてしまいますが、それじゃアクション主体の映画が成り立たないのでご愛敬。
映画の見どころその② 怖いお兄さんたちとコミカルなシーン
ザ・ファブルは裏の世界の殺し屋が、一般人として社会に溶け込まなきゃいけなくなった!?そんな内容なので、裏の世界の怖いお兄さんがいっぱい出てくる作品です、しかしそんな中で『一般人に擬態したプロならこうするだろう』ということでわざと攻撃に当たって痛い振りをして、大げさなリアクションをとってやられる。涙を流してクッソ情けない姿を晒すのが、普通。全て終わったあと平気な顔をして立ち上がって『これぞ普通』と自画自賛するシーンなど、コミカルな笑えるシーンがあるのが面白いです。
映画の見どころその③ キャスティングに合わせた演出
原作と映画を比べると、変更点が結構あります。原作とキャラのイメージがちょっと違うキャラもいれば、ほぼ別物になっているところもありました。しかし、それらの変更点はそのキャストのイメージを考えると良い変更になっていると思います。特に顕著だったのは、終盤に主人公とやりあう殺し屋2人組とムショ帰りのヤクザ小島がそうだったと感じました。しかし、変更後のキャラとキャストの相性はよかったので結果的によかったと思います。
映画キャスト紹介その① ファブル・佐藤明役/岡田准一
多分、この人がいたからこの映画作られたんじゃないか?ってくらいのハマり役。岡田さんあってこその本作だと思います。実は岡田准一さんは芸能界きっての武闘派でジークンドー、カリ、USA修斗を嗜み、インストラクター資格を持っているほどのガチ勢です。岡田さんといえばアクションシーンも有名で、アクションシーンは本当に迫力があります。お前ホントにジャニーズかよと思ってしまいますね!
映画キャスト紹介その② 海老原役/安田顕
人情味と非情さを兼ね備える怖いお兄さん、海老原を演じるのは安田顕さん。日本で一番有名なローカル番組と牛乳によってその名を世間に知らしめた人物です。原作の海老原はもっとガッチリした武闘派ヤクザですが、安田さんの演じる海老原はどちらかというと人情味に溢れた感じでした。しかし、怖いお兄さんもキチンと演じています。某ゲームではホームレスになってヤクザと戦っていましたが、極道の若頭もきっちりハマっていたと思います。
映画キャスト紹介その③ 小島役/柳楽優弥
ムショ帰りの男。その暴力性を隠そうともしないマジでイカれた切れたナイフのとっても怖いお兄さん、小島を演じるのは柳楽優弥さん。いろんな役柄を演じることに定評がありますが、今回は狂暴性むき出しでバイオレンスなお兄さん、小島を演じています。この小島というキャラクターは原作と結構性格が違がっています。『ディストラクション・ベイビーズ』で柳楽さんは路上で突然暴力を振るうバイオレンスな役を演じており、そのイメージがあったのかもしれません。
映画キャスト紹介その④ ジャッカル富岡役/宮川大輔
スベリでヨゴレだけでなく芸能界から重宝されている芸人、ジャッカル富岡を演じるのは宮川大輔さん。永遠の中学1年生、裸が芸風で何でもするスベリ芸人でヨゴレ芸人、ただし身体を張った仕事もこなすし、CMにも出演してるし、ドラマにも出演しているという役どころです。もうスベリでヨゴレだけど、CMにもドラマにも出演している芸人というキャスティングが宮川大輔ってだけで面白いですね。
映画キャスト紹介その⑤ 河合ユウキ役/藤森慎吾
イケメンでプレイボーイ、泣かせた女は数知れずの男、河合ユウキを演じるのはオリエンタルラジオの藤森慎吾さん。作中では洋子を毒牙にかけようとして、逆に遊ばれてしまいます。キャストの藤森さんも女の人を泣かせたことがあります。でも、泣かされたのは藤森さんの方だったとかなんとか…。
映画化に際しての変更点① 真黒組⇒真黒カンパニー
漫画版では暴力団、真黒組という名前の暴力団でしたが、真黒カンパニーという会社になっていました。暴対法で怖いお兄さんたちがおいそれと組の名前を名乗れなくなったのか、製作側の大人の事情なのかは詳しくはよくわかりませんが、暴力団のフロント企業と化していました。
映画化に際しての変更点② キャラの性格、設定の変更
大きく原作とかけ離れているのはムショ帰りの男、小島と殺し屋の2人です。原作の小島は昔気質で内に暴力性を秘めていて、ヤクザ特有の圧力をかけてくるキャラクターでしたが、映画版の小島は暴力性を隠そうとも知れないクレイジーデンジャラスなキャラとなっています。そして、原作の殺し屋2人は曲がりなりにもプロで軽率な行動はしないキャラでしたが、映画版はゆとりドチンピラ、プロ意識の欠片もない殺し屋に変更されていました。キャストに合わせた変更、またはアクション映画の展開上必要な変更だったのかも。
映画化に際しての変更点③ ファブルが結構苦戦する
原作ではミサキを助け、小島を拉致しに行くシーンでファブルは超圧倒的な強さで、あっという間のプロの犯行でさっさと終わらせてしまいます。殺し屋2人は手も足も出ず、相手にもされませんでした。しかし、映画版でそれをやっちゃうと最大の見せ場のアクションシーンが大変しょっぱいものになってしまいます。なので映画版のファブルはある程度苦戦するし、殺し屋2人も頑張ります。
【ザ・ファブル】実写劇場版まとめ
絶対に殺してはいけない殺し屋として、怖いお兄さんの怖いシーンがありつつもコミカルでアクションシーンは最高!そんなザ・ファブルの実写劇場版についてまとめてみました!しかも、なんと、2021年に実写映画二作目が発表されて、キャストも発表されています。一作目は面白かったので、二作目も期待できそうです!