無能なナナは月刊少年ガンガンで連載中の作品で、10月からアニメが始まる作品でもあります。超常現象を起こせる様々な能力を持った少年少女たちが、社会秩序を脅かす“人類の敵”と戦うため、孤島の隔離された学校で訓練を行っています。そんな能力者たちと人類の敵との戦いを描いた作品かと思いきや、実はそうではありません。でも、色んな能力者たちが出てくるのは本当です。そんな様々な能力を持つ能力者たちの能力をまとめてみました。
目次
能力者その①『能力の無効化』 中島ナナオ
本作の主人公……かと思いきや実は第一の○○。裕福で厳格な家庭で生まれるも、家族の中で最も無能と言われ、学校に転入してきてからも能力を明かさず無能と罵られていた男子生徒。その能力は『能力の無効化』で能力者の能力を無効化するというもの。対峙する能力者が強力であればあるほど真価を発揮する能力ではありますが、逆に言えば能力者が敵でなければ使いどころのない能力であることがコンプレックスの原因となっていました。無効化の能力以外、取り柄がない人間に見えますが、推定殺害人数はダントツであり委員会から警戒されていた様子。
能力者その②『心を読む能力』 柊ナナ
突然やってきた転入生の女子。能力を明かさない者もいる中、転校初日に心が読める能力を明かします。能力の規模は、自然に心の声が聞こえる場合もあれば、意識して聞くこともできる能力。ただし、その能力のせいで島に来る前の人間関係はズタボロだったらしい。そんな過去がありながらも性格は、ちょっと空気は読めないけど明るく人見知りしない性格で瞬く間にクラスに溶けこみます。
と言う設定はどうだろうか?
という設定で転入してきますが、本当は何の能力も持たない無能力者。人類の敵とは個人が持つには強力過ぎる能力を持った能力者たちのことを指し、学園を統括する『委員会』は能力者たちを隔離し、秘密裏に抹殺するために柊ナナという暗殺者を送り込みます。普段振る舞っている性格は嘘で、本来は頭脳明晰かつ冷静で非情な性格。類まれなる洞察力によって心が読める能力を演出しています。演技力、洞察力、さらには毒物の知識にも長けている天才で、幼少の頃からギフテッドと思われるほどの利発さを持っていたようです。
能力者その③『不老不死の能力』 小野寺キョウヤ
ナナと同時期に転入してきた謎の多いクラスメイト。当初は自分の能力を明かしていませんでしたが、クラスメイトの失踪に目ざとく反応したことからナナに警戒され、ターゲットになるも不老不死の能力を持っていたため殺すことが出来ませんでした。爆発にまきこまれても、毒を飲んでも、真っ二つにされても死なず、実年齢も恐らく上。それに加えてナナに匹敵する頭脳を持ち、クラスメイトの失踪や殺害の容疑者として疑いを向けています。生まれつき嗅覚がなく、それは能力の代償とは別で、代償はきっちりあるらしい。
能力者その④『ヒーリングの能力』 犬飼ミチル
小柄で内気なクラスメイト。クラスの女子たちからからかわれてイジメられていましたが、ナナに助けられてからはナナを慕うようになります。しかし、ナナにとっては情報収集のための存在でしたかありませんでした。能力は舐めた部分を治療できるヒーリングの能力で、怪我の類を直すことが出来ますが病気の類を直すことは出来ません。また、能力を使用すると自分の寿命を消費してしまうため、使いすぎると体調を崩してしまいます。
能力者その⑤『時間遡行の能力』 渋沢ヨウヘイ
生真面目で若干神経質なクラスメイト。他のクラスメイトが一目置くほどの能力者でその能力は『時間遡行』。24時間以内であれば遡ることが可能で、過去を変えてしまうことも可能。ただし、過去で誰かと目が合ってしまうと現在に引き戻されてしまううえ、過去に遡行する際にはとてつもない体力を消費してしまい、より昔に遡れば遡るほど体力の消費も大きい能力。過去を変えられる自分は何においても正しいと信じているため、過去を変えることに抵抗はないようです。
能力者その⑥『未来予知の能力』 葉多平ツネキチ
無気力で誰とも関わりを持とうとせず、性格も腐っている不良生徒。能力は未来予知であり就寝時にインスタントカメラを手元に置いておくと未来の場面を撮影することができる能力です。その未来予知は絶対で、変えようと試みても結局未来を変えることが出来ないため、努力することが馬鹿らしくなってしまい無気力な不良となってしまいました。
能力者その⑦『怪力の能力』 風間シンジ
根暗で恋人のユウカ以外に関わろうとせず、昼間は授業に出ない夜型人間。能力は死体を操ることができるネクロマンサーの能力であると偽っていたが、実は怪力の能力者であり既に故人。佐々木ユウカによって死体を操られ恋人を演じさせられていました。夜しか行動しないのは日光が出ていると行動できなくなるためでした。
能力者その⑧『ネクロマンサーの能力』 佐々木ユウカ
シンジの恋人で夜な夜なデートを繰り返している明るい女の子。自分の能力を怪力の能力と偽っていますが実は彼女こそがネクロマンサーの能力で既に亡くなっているシンジを能力で動かして恋人を演じさせていました。死体の能力を使ったり、知っている知識を喋らせることもできますが、日光が出ている間は死体を操ることが出来ません。また、死体を操る際には死者の遺品を手に持っている必要があります。ユウカはシンジのストーカーで間接的に彼を殺害しています。シンジからはとても嫌われていました。
能力者その⑨『変身の能力』 橘ジン
5年前の学園での能力者同士の殺し合いに勝利した唯一の生き残り。作中では最強クラスの対応力を持つ能力者で動物や昆虫に変身できるほか、能力者にも変身することができる。ただし人間に変身する場合、能力者でなければ変身することは出来ません。また、誰かに見られているときには変身することは出来ませんが、能力者に変身したときにはその能力を使うことが出来ます。ただし、能力者であっても故人には変身できません。現在の姿は『念動力』の能力者に変身した姿で本来の姿ではありません。つまり橘ジンというキャラは生存しており、彼の本名は橘ジンではありません。
能力者その⑩『毒の能力』 羽生キララ
高梨カオリとつるんでミチルをからかってイジメていた黒ギャル。唾液を毒に変える能力を持っていますが、定期的に蛇やカエルなどの爬虫類を捕食しなければなりません。能力や人格的にもナナにとって脅威になるような人物ではありませんでしたが、ナナに殺されてしまいます。
能力者その⑪『短距離瞬間移動の能力』 高梨カオリ
羽生キララとともにミチルをいじめていた女性生徒。短距離瞬間移動が可能で島の反対側までなら一瞬で移動することが可能とのこと。ただし、彼女はその能力を発揮することなく退場することになります。
能力者その⑫『身体の収縮化』 石井リュウジ
恰幅のいい男子生徒。人気者で男女ともに人気のある男子生徒。能力は身体の収縮化で身体のサイズを自由に小さくできる。小さくなる限度は毛穴の大きさほどらしい。ただし、本編においては能力を披露する前に殺害されてしまいました。
能力者その⑬『空気の圧縮』 空野フウコ
長身で御淑やかな大和撫子のクラスメイト。リュウジとは幼馴染で恋人。能力は空気の圧縮で風圧を利用して物体を切断したり、圧縮の調整次第で物を運んだりすることもできる。ただし、室内ではうまく制御できないため窓を開けて空気の通り道が必要になります。
【無能なナナ】能力者まとめ
無能なナナは無能力者のナナが頭脳と行動力を武器に、強者である能力者たちを葬っていくという衝撃の幕開けで始まります。しかし、話が進むにつれ無能力者VS能力者という構図は変わっていきます。張り巡らされた陰謀や伏線が明らかになっていくのがとても楽しいので、10月から始まるアニメを是非見てほしいです。面白い作品です。何回も見ると気づくこともあるかも。