アニメや漫画で有名となった本作品ですが、原作は同人サークル『07th Expansion』によるコンピューターゲーム。ジャンルはサウンドノベルで、監督・脚本は竜騎士07となっています。ゲーム、漫画、アニメはすべて出題編と解答編に分けられており、両方をプレイ・読破しないと作品の全容が掴めないように構成されています。正式タイトルは『ひぐらしのなく頃に』の「な」の文字が赤文字となっており、英語表記でも『When They Cry』の「C」は赤文字となっています。可愛らしいキャラからは想像も出来ない、残酷でスリリングな内容で、ホラー作品としても秀逸な作品となっています。今回は、TVアニメ版にはなかった第四期OVA版『ひぐらしのなく頃に煌』について紹介していきたいと思います。
『ひぐらしのなく頃に煌』(第四期)
『罰恋し編〜喜〜』、『妖戦し編〜努〜』、『結縁し編〜愛〜』、『夢現し編〜楽〜』の4編4話で構成され、各エピソードのタイトルに付いている喜・怒・哀・楽は各エピソードのテーマを表しています。
「ひぐらし十周年記念作品」として2011年7月21日から販売され、『罰恋し編〜喜〜』以外は完全オリジナルエピソードとなっています。
監督とキャラクターデザインが第三期と変更になっています。監督:川瀬敏文→橘秀樹、キャラデザ:黒田和也→阿部智之
第一話『罰恋し編〜喜〜』
ファンディスクである『ひぐらしのなく頃に礼』に収録されている「目明し編お疲れ様会」をベースとした話。
部活で負け続きの圭一はすっかり罰ゲームの常連となってしまいます。そこにイリー(入江先生)、トミー(富竹ジロウ)、クラウド(大石蔵人)のソウルブラザーズが現れ、
部活メンバーにとんでもない罰ゲームを喰らわしてやろうと意気込む圭一でしたが・・・。
完全にエロアニメになっています(笑)梨花はお尻で窓拭き、魅音はデザート女体盛り、詩音はスク水、鷹野のバニー姿+リコーダーをペロペロ、知恵先生はお尻文字と・・・・・
平和な昭和58年6月を迎えれて良かったなーと思いますねww
第二話『妖戦し編〜努〜』
闇の魔法組織「東京マギカ」と戦う為、魔法少女「オヤシロリカ」に変身した梨花。世界の命運を掛けた魔法対戦「マジックウォーズ」の火蓋が切って落とされる・・・。
まどマギのパロディ作品となっていて、本編とは一切関係のない魔法少女ものとなっています。
しっかりテーマソングも作られており、「100%マジカルスター☆」は田村ゆかりさん、かないみかさん、堀江由衣さんの三人が歌っています。
ちなみに『妖戦し編』は『妖(あやかし)戦(せん)し編』と読みます。
第三話『結縁し編〜愛〜』
ふと圭一に恋してしまった詩音と、元々圭一に好意を寄せていた魅音。圭一の気持ちはどうなのか?三人の恋の行方は一体・・・。
圭一と魅音のドキドキする展開が多く、魅音ファンにはたまらないエピソードなのではないでしょうか。
第四話『夢現し編〜楽〜』
ひとりで留守番をしていた羽入の元に、突如4歳の梨花が現れます。梨花を元の世界に返そうとする羽入なのですが・・・
平和な雛見沢の羽入は、本編と違い、寝間着を着たり、帽子を被ったりとめちゃくちゃ可愛いです!
過酷な運命を繰り返すことになる梨花を元の世界に返したくない羽入の気持ち痛いほどわかります。
OVA版『ひぐらしのなく頃に煌』(四期)について紹介まとめ
いかがだったでしょうか?
OVA作品ということもあって、羽目を外してエロやギャグに走っているのがわかります。
『ひぐらしのなく頃に』はホラー、サスペンス、ミステリーといったジャンルですが、この作品に関しては日常系テイストになっています。
本編がシリアスだからこそ、各キャラの平和な日常が見れる本作品はファンからしたらありがたいですね。
本編を全部見終わって、平和な雛見沢を取り戻した後に見ることをお勧めします。