どんな物語にも正義のヒーローがいれば敵役も存在しますよね。当然超余裕でも超人高校生の前には多くの敵が登場します。出てきてすぐにやられてしまう雑魚キャラのような存在から、超人高校生達の宿敵となるほどの強大な存在まで……そこで今回は主人公たちではなく、コミックスに適役として登場した悪役をまるっとご紹介!地味過ぎてカットされるかもしれない敵もいますが是非チェックしてみてください!
目次
アニメ第一話にも登場した名もなき「兵士」
まず最初に紹介するのは既に放送されたアニメ第一話にも登場していた名もなき兵士さん。一応兵士なのですがやっている事は男衆がいない間に村へやってきて食べ物やら接待やらしろと言う蛮族と変わらない存在です。あからさまに悪いやつが異世界から来た主人公たちに軽くひねられる……もはやアニメ第一話の定番となっているこのシーンですが、案の定司たちに瞬殺され最後はプリンス暁に脅され悲鳴を上げて消えていきました。ちなみにアニメでは葵・忍・司の三人にやられましたがコミックスでは司一人に全員やられています。
ノイツェランド商会の「ヤッコイ」
次に登場する悪役はノイツェランド商会のヤッコイ。ヤッコイは商人であり、武力での戦いを挑んでくるわけではありませんが、賄賂などを使いドルムント市内の商業権を独占しています。そこでヤッコイに戦いを挑むのが財界の魔王こと真田勝人!とは言え勝人にとってこの程度の相手は敵にならず。委託という方法を使いあっという間にノイツェランド商会を圧倒し、ヤッコイの心を折った後は公平に商売できるよう3つの契約を結ばせドルムントを後にしました。
商売の途中で仲間に迎え入れた「ルー」を狙う奴隷商
勝人はノイツェランド商会と争いをしている最中、ルーと言う女の子の頼みを聞き仲間に入れていました。しかしルーは脱走した奴隷であり、商品(ルー)を取り戻そうと武装した商人たちが短剣などで武装して勝人たちの元へやってきます。一触即発の中勝人はルーに助けてほしいかと尋ね、ルーが自分を買ってくれと頼むと勝人は商人たちに750ゴルドを投げつけそれでルーを購入したいと言います。ちなみにエルム村の村人が冬を越すのに必要な額は80ゴルド程度。そう考えると750ゴルドはかなりの大金という事になります。
領主の側近「インザーギ」
もはや画像でどういう結末になるのか盛大なネタバレをしてしまっていますが……(笑)インザーギは領主フィンドルフの側近で領主を操り実質的にフィンドルフ領の実験を握っている人物でした。軍隊を引き連れエルム村を訪れ、理不尽な罪で村を焼き払いリルルを誘拐します。インザーギの狙いはリルルを餌にして活躍を領主に認めさせ黄金騎士へ推薦してもらう事でした。しかしこれらの行為がアダとなり超人高校生達は反撃!城は劣化ウラン弾などを使った攻撃や武装した村人たちの襲撃にあい、最終的にインザーギは司との戦いで敗れてしまいました。
諸悪の根源「フィンドルフ侯爵」
側近のインザーギが裏で糸を引いていたとはいえ、領主のフィンドルフ侯爵も相当な悪者でした。その中でも一番の悪政が「初夜権」という法律です。初夜権はその名の通り処女を領主であるフィンドルフ侯爵に捧げるという無茶苦茶な法律。さらにそれを破った場合は本人・家族・相手の男全てを処刑にする徹底ぶりでした。太っていて強欲で語尾がおじゃる……典型的な悪役貴族ですが、最後は司の撃ったゴム弾でダウン。その後折に入れられ民衆の前で晒される事となります。
人肉を加工して食べる「ココノノ村住民」
ココノノ村の住民はギュスターヴの作った無茶苦茶な政策の犠牲者でもあるのですが、生きるためとはいえ超えてはいけない一線を超えてしまったので……ココノノ村はもともと農村であり裕福な村では無かったのですが、ギュスターヴの政策により見栄えだけは王都並みの豪華さを誇っていました。その為村は重課税により破綻。食べる物も無くなり最終的に村へやってきた旅人を殺してはその肉を食べていたのでした。もちろん忍とエルクを歓迎していたのも酔わせて殺すためです。
北の知将「アークライド侯爵」
ギュスターヴの命令で司たちのいるフィンドルフ領へ進軍していたアークライド侯爵。もともと春に攻め入る予定でしたがギュスターヴの無茶な命令により真冬に紅軍することになってしまいます。側近には黄金騎士を連れており、かなり頭の切れる事から「北の知将」の異名を持つアークライド。最大の武器として魔獣軍馬も揃えていました。しかしそれでも司の前では全く歯が立たず、最終的に籠城した城塞都市も破壊され降伏する事になります。
最大の敵「潔癖公ギュスターヴ」
アニメで最大の敵となるのはほぼ間違いなくこのギュスターヴです。潔癖公という通り名を持っており、とにかく何に対しても潔癖なのが特徴でこらえ性の無い短気な性格。北部四領の総督を任せられており、階級は騎士の中で最も優れている白金騎士の称号を持っています。また、皇帝に対する異常なまでの忠誠心もギュスターヴの特徴。皇帝から任せられている四領の内のフィンドルフ領で司達が反乱を起こし、それを一か月も野放しにしていたと知った時は涙を流しながら床に何度も頭を打ち付けて皇帝の像に土下座していました。
最大の武器は宝槍ラージュソレイユ
ギュスターヴ最大の武器はラージュソレイユと呼ばれる宝槍を使った戦略魔法です。呪文を唱えれば簡単に使える戦術魔法と違いギュスターヴの使う戦略魔法は前準備に何年もの時間を要しますが、炎の精霊の力を使いその威力は町や村を焼き尽くすほどのすさまじい威力を誇ります。使い方は槍投げの要領で投げるだけ。大陸を横断し落下地点で魔法は発動します。ラージュソレイユの穂脳にはギュスターヴの意思が宿っており、言葉を発しながら全てを焼き尽くしていきました。
最終的に葵と誘導ミサイルによりラージュソレイユは破壊
猛威を振るうラージュソレイユでしたが、最後は葵と誘導ミサイルにより破壊されてしまう事に。ラージュソレイユ発動前には精霊の力もありミサイルでは破壊できませんでしたが、発動後は精霊の力が槍から離れて街中に散らばっているため破壊は可能になります。とはいえその槍はラージュソレイユの本体ともいえるギュスターヴの意思が守っており破壊は困難……そこで葵は自らミサイルにつかまり近距離まで誘導し、ギュスターヴの抵抗を斬鉄閃で吹き飛ばしミサイルでの破壊に成功しました。
黄金騎士「ライゼナッハ」
絵に描いたような裏切り者のクズと言えば黄金騎士のライゼナッハさん!もともと碧の団の一員だったのですが、団長のブルームハルトを後ろから刺殺したのはこのライゼナッハだった……と、自分で語りジャンヌの怒りを買います。階級で言えば白銀騎士ジャンヌより上の黄金騎士。しかしここからがライゼナッハの真骨頂!部下に1対1の戦いだから手を出すなと命令したと思いきや、あっさりジャンヌに負けそうになり「この女を撃ち殺せェェッ!」と前言撤回する小物っぷり。その後は忍の参戦もありあっさりとジャンヌに殺されてしまうのでした。
現代へ帰るためのキーマン「ネウロ・ウル・リヴァイアス」
階級で言うと皇帝の次に位置する四大元帥の一人がこのネウロです。皇帝から全決定権を貰っている実質トップ的な存在のネウロは「核ミサイル」という言葉も知っている司達とはまた違う異世界から来た人物でした。そして司たちを元の世界へ帰すことも可能だと言います。しかしどこからどう見ても一筋縄ではいかない雰囲気のネウロ。果たして今後どのような展開になっていくのか……
登場敵キャラまとめ
ここまで登場する敵キャラについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?おそらくアニメで一番の見せ場となるのはギュスターヴとの戦いになると思います。今回はギュスターヴについて第一戦目の事しか触れませんでしたが、ギュスターヴは何度も司たちの前に立ちはばかります。いったいどのようにして超人高校生達は戦いを繰り広げていくのか最後まで目が離せません!