物語の序盤から超余裕には「七光聖教」というフレーズが度々登場します。この七光聖教とは司たちが自ら名乗って設立した組織なのですが、いったいその由来はどこから来たものなのか。そして七光聖教とは何を目的にして作られた組織なのか。今回は物語に大きくかかわってくる「七光聖教」について紹介していきます。
七光聖教の元になったのはとある昔話
七光聖教の元となったのは「七人の勇者」というおとぎ話でした。七人の勇者については村人たちもそれほど深く知っているわけではなく、手掛かりは物語序盤でウィノナが語った「七人の勇者が外の世界から現れ邪悪な竜に支配された大陸を救った」という内容のみ。しかしその内容と自分たちの置かれている立場が酷似しているため、一同は顔色を変えてその話を聞いていました。
七光聖教は実際に実在し、過去に一度滅んでしまっている
七人の勇者はおとぎ話として紹介されていますが、七光聖教については過去に実在した宗教だという事が判明しています。時期までははっきりと記載されていませんが、昔大陸で盛んだった宗教であり、なぜかフレアガルド王朝の手により滅亡させられたという事になっています。そこで司たちはあえてその「七光聖教」を名乗り、本物の七光聖教を知っている人間が出てこないか探る事にしたのでした。
七光聖教誕生の瞬間は?
おとぎ話としては昔から存在していたとも割れる「七光聖教」ですが、司たちが再びこの世界に七光聖教を誕生させたのはフィンドルフ城を攻め落とした数日後のことでした。城を手に入れた司たちでしたが、「いきなり国を自称しても人はついてこない」という理由で「宗教」を利用し、七光聖教を名乗り始めます。
七光聖教の神はプリンス暁改めゴッド暁!
七光聖教として「宗教」を始めた超人高校生達が最初に決めなくてはならないのが宗教団体として崇める主神の存在です。その重要な役に選ばれたのは超人高校生達の中でも正直頼りがいの無いプリンス暁でした。なぜ彼が神に選ばれたのかというと、世界最高のマジシャンとしての能力を見込まれてです。司は種も仕掛けもあるマジックを「奇跡」と公表し、人心掌握をする為に「ゴッド暁」と名乗らせ「現人神(あらひとがみ)」を演出させる事にします。この大役に暁は一応反対しましたが、「彼らが信じさえすれば偶像の真贋などどうでも良いのだよ」という司の腹黒い一言に一蹴されてしまいました。
他の6人は天使へ
七光聖教の理念は「平等」であり、貴族と平民のように「人の上に人を作らない」事を公約としています。しかし神であるゴッド暁と一緒にいる自分たちが人間だとどうしても人から崇められる人間になってしまう……そう考えた司たちは、自分たちを神の御使い。すなわち「天使」と名乗り、人間ではないという事にしました。
「七光聖教」と「碧の団」の微妙な関係
七光聖教はギュスターヴとの戦いの最中に「碧の団」というレジスタンスと出会う事になります。碧の団の目的はギュスターヴ領で苦しむ民を救う事。つまり碧の団の敵も七光聖教と同じくギュスターヴで「敵の敵は味方」という事になります。また、蒼の団はギュスターヴの側近や部下の中に間者を送り込んでおり、そこで忍は白銀騎士として潜入していたジャンヌと出会いしばらくの間共闘する事になります。
ギュスターヴ討伐後の七光聖教と碧の団
ギュスターヴを倒すまでは利害も一致しており共闘していた2つの組織ですが、碧の団盟主のコンラッドがギュスターヴ領の領主になって両者の関係は崩れていくことになります。表向きは協力関係を結んでいますが領地を手に入れたコンラッドは私腹を肥やすために嘘を付き、それを司に見抜かれてしまいます。そのことがきっかけで司は碧の団と協力する事は不可能と断言。その後ギュスターヴ領を碧の団から奪う策略を始める事になります。
七光聖教まとめ
ここまで七光聖教について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?簡潔に言うと七光聖教とは「万民平等」を目的とした「神と天使6人からなる宗教団体」といった感じです。おそらくアニメの中盤くらいから超人高校生達は七光聖教の名のもとに活動を始めると思うので是非注目して見てください。