ソウナンですか?は修学旅行に向かう高校生の乗った飛行機が墜落してしまうことから始まります。かろうじて、島へと漂着した女子高校生達。しかし、そこは無人島。救助が来るまで、どうにか生き残らないといけないと始まったサバイバル共同生活。女子高校生らしくないギャグと、本格的なサバイバルの知識も身につく作品です。2019年の夏よりアニメ化が決定しており、今回は主人公の1人、鬼島ほまれについて紹介させていただきます。
鬼島ほまれってどんな人物?
鬼島ほまれ(以下ほまれ)は、少し周りの女子高校生とは違った雰囲気の女の子。元軍人の父親に世界各地を連れてまわってもらい、その時々で遭難してきたこともあり、父親のサバイバルの知識を覚えてきた女の子。ゴールデンカムイでいう、アシリパさん的なポジションにあたり、一緒に無人島にたどり着いた同級生達の、インストラクター的な立ち位置の女の子です。行動力、知識を兼ね揃えたこの無人島生活にはなくてはならない人物で、責任感もあります。しかし、周りの女の子達と違い、生き残ることが最優先となっているために、一緒に遭難した女の子達から見ると、モラルが欠けているように写っているかもしれません。
鬼島ほまれと父
元軍人の父親は、娘に対して様々なことを体験させています。母親は体が弱かったようで、母親の分までお前は強く生きないといけないと冒頭に話が出てきていました。そこで父は娘に色々なことを経験させるようになります。それこそ、ブレードの構え方から、ナメクジの食べ方、パラグライダーから崖登り、果ては雪山まで。そんな行く先々で遭難していたのですから、生き残るすべを知るのも至極当然ですよね。
脱水症を起こさないために鬼島ほまれは・・・
数々の修羅場をくぐってきたほまれは、今回の無人島のサバイバルでも生き残ることが最優先だと考えています。脱水症状はサバイバルにおいて、致命的。そのために水の確保は最優先。しかし、脱水症状を起こす危険のあるときもありました。そんな時にほまれのとった行動はというと、、、
トビウオを捕まえて
海で漂流している最中。海水は塩分が多量に含まれており、飲んでしまうと脱水症状を促してしまいます。そこでほまれは飛んできたトビウオを捕まえて、自分のシャツで握り潰します。内臓や血液がシャツから滲み出たものをしっかり水分として口に入れていたほまれでした。
小水を飲ませる
水分を取らないといけない場面でも、まだ他の女の子達には恥じらいなどがあるなか、ほまれは出したてならば無菌だと、自分の小水を飲ませようとします。その時は、睦に止められてしまいましたが、これはどうもサバイバルの基本のようですね。
肛門から飲む
紫音が流されてしまい、そこに助けにきたほまれ。しかし、そこには水がなく、あるのは腐った水のみ。元の無人島までたどり着くために、イカダを漕ぐ2人ですが、いよいよ脱水症の危険が。そんな時に行ったのが、これ。汚水を肛門から飲むというもの。大腸でも水分を吸収しているらしいのです。そのために、2人はお互い口に含んだ水を相手の肛門へと入れる作業を行ったのでした。
鬼島ほまれとイノシシ
ウサギを罠で仕留めた4人。その後、この島にはイノシシがいることを知ります。そこで、同様にイノシシの罠を作るのでした。そして発酵したハチミツを飲んだ次の日、イノシシが罠に捕まっているのでした。協力してイノシシを狩った4人は、イノシシ肉をたらふく食べ、保存食も作ることができたのでした。
仲間の要望に応える鬼島ほまれ
一緒に無人島で暮らしている4人。はじめはただただ足を引っ張るだけでしたが、徐々にみんなサバイバルが板についてきます。そんな4人で生活していると、しばしば仲間から要望が。それをどうにか応えようとするほまれなのです。
日焼け止め
イカを捕まえたほまれ。日焼け止めを欲する仲間のために、スミが日焼け止めになることを教えてあげます。しかし、量が足りずに一人分だけ。他の2人も日焼け止めが欲しい様子。そんな2人のために海藻をとって煮詰めたり、イカの肝を渡したりと、命に関わらないこともブツブツ言いながら要望に応えるほまれなのです。
お腹が空いたという明日香に
シェルターを作っている途中で、明日香がお腹が空いたと言い始めます。シェルターは生き残るために必須なのですが、そんな仲間のために彼女は一緒に森に入っていき食べられそうなものを探すことに。そこで見つけた蛾の幼虫。しかし、それを食べられなかった明日香。いやいやセミを食べるのでした。
鬼島ほまれ 最後に
この島で生きていくには欠かせない人物である鬼島ほまれ。父親も登場し、今後彼らが出会うことはあるのでしょうか。まだまだ終わり方がわからないこの作品。今後も、サバイバル知識を存分に描いて行ってほしいものです。バキのように、途中から道が外れないことをただただ祈るばかりですね。