鴨志田一が手がける『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』では、思春期症候群と呼ばれる不思議現象と向き合う少年少女たちの物語。メインヒロインとして登場する桜島麻衣は有名芸能人として登場しますが、存在が消えていく思春期症候群を発現していました。そんな桜島麻衣はどんなキャラクターなのか、魅力を10個挙げていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
桜島麻衣の魅力1:超有名芸能人として活躍
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』でヒロインを務める桜島麻衣は、作中で超有名芸能人として活動しています。幼いころから子役タレントとして活躍すると、大河ドラマへの出演をきっかけに脚光を浴びるのでした。しかし物語が始まった当初、母親との確執から芸能界での活動を休止するとともに、自身の存在が徐々に消えていくという思春期症候群を発現していくことになります。
クラスでは孤立している様子も
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
麻衣の思春期症候群が発現した原因の一つでもありますが、学校では孤立気味に過ごしていた様子が明らかにされています。普通であればクラスに有名人がいるだけで大騒ぎするものですが、彼女の落ち着いた雰囲気は誰も寄せ付けるものではありませんでした。その結果、そこにいるもののいないものとして扱われるようになり、そのまま高校3年生まで進級しては、友人らしい友人と過ごさず、学生と芸能活動を両立させていきます。
桜島麻衣の魅力2:自分に自信を持っている
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
幼いころから芸能界で活躍してきたこともあってか、私生活における麻衣は自分に自信を持った様子が見られます。また一人暮らしをしていることも相まって、高校生ながらしっかりと自立していることも窺え、作中に登場する他のどのキャラクターよりも大人びて感じるでしょう。彼氏として付き合うことになる梓川咲太に対しても、大人のお姉さんのように振る舞っている様子があり、厳しい環境に身を置いてきた経験から、常に上から接している姿が描かれています。
強気な自己紹介が印象的
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
自分が有名芸能人であることを自覚している様子が、麻衣の自己紹介から窺うことができます。「桜島麻衣の桜島に、桜島麻衣の麻衣」というそのままの発言は、決して自分が有名人であることを誇示しているのではなく、自分に自信を持っていることの表れです。現実の世界で聞けばキョトンとしてしまいますが、本人が口にすれば妙な納得を得てしまうのではないでしょうか。自身と同時に誇りを持っていることすらも感じるばかりで、桜島麻衣というキャラクター性が如実に表れているセリフでもあります。
桜島麻衣の魅力3:仕事に対して真摯
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
売れっ子の芸能人であれば横暴な態度や怠慢に接している様子が想像できますが、麻衣に限っては全ての仕事に対して、真摯な態度で臨んでいます。芸能活動を一度休止して演技の楽しさや喜びを再認識したこともありますが、それ以上にプロとして誇りを持って取り組んでいることを明かしています。実際に周りのスタッフもかなりの信頼を寄せている様子で、桜島麻衣という有名芸能人の本質を感じるばかりです。
身体が入れ替わっても熱心に取り組む
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』では、義妹の豊浜のどかと身体が入れ替わるという思春期症候群に見舞われました。改善するまでは豊浜のどかとして過ごすことになった麻衣でしたが、決して現実から目を背けずに、地下アイドルとしてレッスンを繰り返す日々に臨みます。その結果、ステージ立つと他を圧倒するパフォーマンスを披露しており、ファンだけでなく咲太とのどかを驚かせてしまうのでした。
桜島麻衣の魅力4:マネージャーを振り回す様子も
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
生き残りが厳しい芸能界において長く活躍している麻衣ですが、仕事ではプロとしてしっかりと役割をこなしています。しかし一方でマネージャーを振り回している様子が見られ、電話ではさらりと彼氏の存在を告白しました。もちろんマネージャーは芸能界に復帰したばかりの彼女による爆弾発言に激しく動揺し、そのまま話し合いをすることに。結果、しばらくは彼氏と会うことを控えてほしいと言われ、麻衣は拗ねたように振る舞うようになります。
年相応にわがままに振る舞っている
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
事務所からデート禁止令が出された麻衣ですが、即答することなく保留にして、咲太と話し合ってから答えを出すのでした。初めての彼氏に浮かれているわけではありませんが、プライベートにまで関わってほしくないという想いが表れています。しかし咲太が復帰したばかりだから優等生らしく演じようと答えると、正論で答えられたことに再び拗ねては、しばらく2人で会うことを控えるようにするのでした。
桜島麻衣の魅力5:毅然とした態度で立ち振る舞う
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
芸能界で多くの人と交流してきている経験からか、麻衣の態度や振る舞いは場面ごとでコロコロと変わっています。咲太の前では年相応の少女らしい一面を見せますが、彼と付き合いのあるマスコミ関係者の南条文香には、芸能人・桜島麻衣としての表情を見せるのでした。交渉材料としてリークネタを用意するなど徹底した行動が見られ、その場面ごとの立場を考えて動いては、決して弱みを握られることなく毅然とした態度で応対している様子が描かれています。
記者会見でも大人な対応で世間を味方につけた
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
豊浜のどかの思春期症候群の一軒で、咲太との2ショット写真が出回ることになってしまいますが、出演する映画の記者会見でも毅然とした態度を披露しています。場は映画のPRであったものの、そのまま流れは交際関係について迫られますが、そこで自分も年相応の女子であることをアピールしては、世間を味方に付けることに成功。これによって「桜島麻衣の恋愛を応援しよう」という雰囲気が流れ、麻衣の大人の対応によって2人は公認カップルとして成立していくのでした。
桜島麻衣の魅力6:義妹のことを大切にしている
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
義妹の豊浜のどかとは、『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』で初めて密に接するようになっており、それまで存在しか確認していないほどの間柄でした。しかし身体が入れ替わってしまったことを機に匿ってあげては、事態が収拾した後も2人で暮らす準備を整えてあげます。腹違いの姉妹とはいえど、本当の姉妹のようにかわいがっている様子が見られ、周りに女性が多い咲太に対しても警戒するような目で見ている姿が描かれています。
豊浜のどかの手紙を保管している
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
思春期症候群によって身体が入れ替わってしまった後、何事もなかったかのように豊浜のどかを演じることを決めた麻衣。完璧にこなしている様子がありますが、一方で麻衣を演じることになった豊浜のどかは苦悩の連続となります。そこに思春期症候群を解消するきっかけにもなったのが、豊浜のどかが幼いころから送り続けていた麻衣宛のファンレターでした。誰かから応援してもらっていることが嬉しいこと、それが芸能活動の励みになっていることを告白しており、とても大切に保管している様子が描かれています。
桜島麻衣の魅力7:大人のお姉さんであろうとしている
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
きれいな黒髪ロングを持つ麻衣は、その見た目からクールなお姉さんである様子が窺えますが、実際のところ大人のお姉さんであろうと振る舞っています。自身が有名芸能人であることもあるでしょうが、クールな装いはカッコよさを感じるほどで、多くの人が見惚れてしまうほど。作中でもクールに振る舞ってはリードしている様子が描かれていて、つくづく咲太のことが羨ましく感じてしまうばかりです。
咲太に?る場面が多い
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
思春期症候群の一件で距離が近づいた麻衣と咲太ですが、何かとダラダラとする癖がある咲太を?る場面が多くなっています。勉強を教えてあげるもご褒美がないと頑張れないとごねる咲太ですが、そのわがままに対しても?責しては、最終的に何かしてあげると約束するのでした。他にも冗談やふざけたことを他言する咲太に対して、指で軽く小突くといった様子も見られ、まるで保護者のような感覚すら覚えてしまいます。
桜島麻衣の魅力8:恥じらう様子が可愛い
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
常にクールに振る舞っている麻衣ですが、咲太の頭の回転の速さによって、墓穴を掘ってしまうことがあります。その瞬間に見せる恥じらう様子はとても可愛らしく、有名芸能人といえども年ごろの乙女であることを再認識させられるでしょう。いつもリードしている立場であるため、咲太からのツッコミを入れられると「咲太のくせに生意気」と言って、観念してしまいます。他にも赤面するシーンは多々ありますので、気にいるシーンが必ず見つかるのではないでしょうか。
咲太にいじられて赤面する様子も
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
咲太と付き合う前後の麻衣は、何かと大人ぶった振る舞いを見せていました。しかし咲太の発言によって墓穴を掘ることもしばしばあり、その度に赤面してしまう様子を見せています。また麻衣の予想だにしていない言動を取られても、同じく慌てふためく様子を見せるのでした。特に2人が付き合う前後のやり取りは麻衣がリードしようとしても、主導権が咲太に握られているため、赤面してしまう様子が多々描かれていますので必見です。
桜島麻衣の魅力9:意外に嫉妬心が強い
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
クールに振る舞っては大人の対応を見せ、桜島麻衣に対するイメージはカッコいいと感じる人が多いでしょう。しかし余裕のある態度を見せるのかと思いきや、思春期症候群に見舞われた双葉理央を家に泊めるといった咲太に、OKを出すことはありませんでした。ただ事情が事情なだけに、麻衣は泊めることを許しはせず、自分も一緒に泊まると言いだすのでした。咲太と双葉理央の関係を知っていながらも、他の女子と一緒に寝泊まりすることを許さないなど、意外に嫉妬心が強い様子を見せています。
双葉理央とは良い関係を築いている様子
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
双葉理央の思春期症候群が終わると、その後は互いに良い関係を築いている様子が描かれています。咲太は双葉理央に様々な相談ごとを持ちかけていますが、思春期症候群に関する話題なら力になるものの、桜島麻衣の件になると面倒くさそうに対応します。その結果、双葉理央は咲太の悩みごとをそのまま麻衣宛てにメッセージを送り、2人で問題を解決するように促すのでした。双葉理央は「手を出したらあることないこと桜島先輩に言う」とも発言しており、密か結託していたことが窺えます。
桜島麻衣の魅力10:咲太に夢中
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
大人の装いをしている桜島麻衣ですが、常に余裕があるように見せていても、実際のところは咲太に夢中である様子が随所で窺えます。それは咲太自身が虚を突かれたように驚く様子からも分かり、彼が想像していた以上に夢中になっていたのでした。実は初めての彼氏に浮足立っていたことが分かり、その様子を役者らしい演技で取り繕っています。それだけにボロが出た瞬間は可愛らしい様子を見せ、そのギャップがとても心に突き刺さるばかりです。
年ごろの乙女である桜島麻衣
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
事務所からデート禁止令が出された時や古賀朋絵とカップルを演じることになった時など、2人にはデートのチャンスがあまりありませんでした。咲太はそのことに拗ねている様子がありますが、それ以上に残念がっていたのは麻衣の方です。同じ芸能界で活動する友人がいますが、それでも年相応に青春らしい青春をしたいという願望があったのでしょう。特に咲太と過ごす日々を大切にしたいと思っており、彼のためなら自分を犠牲にする覚悟すら持っています。
まとめ
出典: 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ©鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のシリーズを通して、メインヒロインを務める桜島麻衣の魅力を紹介しました。クールで大人びた雰囲気がありますが、その中身は高校生らしい年相応の少女で、有名芸能人であっても乙女の心を持ち合わせています。そんなギャップが魅力的で、クールな表情から見せる赤面や恥じらう様子は、多くの人の心に突き刺さるばかり。そんな桜島麻衣の魅力をアニメや原作を直接見て、視覚的に堪能してもらえればと思います。