ターニャを苦しめたアンソン・スーには娘がいました、名前はメアリー・スーです。戦争で命を落としたアンソン・スーに涙を流すいたいけな優しい少女のようですが、後に彼女は重要な存在へと変わります。その話はこれから話していきます。そんなメアリー・スーのことを紹介します。
アンソン・スーの娘、メアリー・スー
ターニャと三度の戦闘をして、最後の戦闘では神の啓示を授かっていた様子があったアンソン・スーは協商連合の大佐であり、メアリー・スーの父親でしたがターニャとの激闘の末に敗れて戦死しました。最後までターニャを苦しめた強敵といえるでしょう。
一方でメアリー・スーは普通の女の子です。歳はターニャよりも少し大きく、アニメ幼女戦記第7話では都市部まで戦火が広がっていくのを危惧したアンソン・スーが娘であるメアリー・スーを国外へと旅立たせました。
アンソン: わたしはいい父親ではなかったな。
メアリー: ううん、いいお父さんだよ、あ、でもお髭は剃ってね
メアリー・スーは涙をいっぱいに溜めるも父の前で流すことはなく、いつも通りに父親とのやり取りをします。なんと泣かせるシーンでしょうか。戦争のリアルさ、家族に対する愛が詰まった素敵なシーンでした。
お父さん、少し早いけどクリスマスプレゼント、大切にしてね
メアリー・スーから贈られたのは新型の短機関銃でした。どうしてこんなものを娘が、と銃をみるとアンソン・スーというイニシャルが入っていました。祖国を支える父のためにこのプレゼントを贈ったのではないかと部下に言われ、アンソン・スーは娘からの深い愛に感謝してそっと銃を抱きしめました。
ところで、このセリフどこかで聞いたことがあるなーと思った方もいると思います。
そうです、ターニャはアンソン・スーの胸を突き刺して銃を奪った際にほとんど同じセリフを吐いているのです。
少し早いが自分へのクリスマスプレゼントにちょうどいいな
こういう対比が面白いですよね。こうしてメアリー・スーの父への思いは届かずにターニャへと思いの詰まった武器は渡ってしまいました。
まとめ
アンソン・スーの娘であるメアリー・スーは戦争の悲しみに包まれた一人の少女でした。戦争の描写を表現するうえで欠かせない存在でした。アニメ版の最後で父を倒されたかたき討ちでメアリー・スーが戦争へと志願し復讐に走る姿は父であるアンソン・スー、今後の活躍が楽しみですね。