海外でも人気な日本のライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』(通称:このすば)は、原作の累計発行部数が1000万部を超える大ヒットとなっています。アニメ版も好評で、今年の4月には第3期が放送され、7年ぶりの新シリーズとして話題になっています。第1期も2期も、劇中に様々な名場面がありましたが、皆さんが好きなシーンは何でしょうか。今回は、筆者の主観も入りますが、名シーンランキングを紹介したいと思います!皆さんも予想しながら読んでみて下さい!
はじめに:物語のあらすじ
高校生の佐藤和真(カズマ)は、不慮の事故で命を落としてしまいます。天界では女神であるアクアに異世界への転生を勧められますが、アクアの人を小馬鹿にした態度に腹が立ったカズマは、アクアも巻き込んで転生します。転生後の世界でカズマは冒険者となり、アクアはアークプリーストとして活動することになりました。その後はめぐみんやダクネスなどを仲間にし、アクアも含め、彼女たちの問題行動に振り回される日々を送っていきます。そして、それらの問題行動は、大きな波乱を引き起こすことになるのでした。カズマの異世界生活は、どうなってしまうのでしょうか?
第5位 私の剣でも・・・!
第2期の5話のシーンです。急に町にモンスターが現れ、その原因がカズマ達が調査したダンジョンに問題があるのでは無いか、と疑われます。何でも自分たちのせいにされることに困惑するカズマでしたが、実は原因はアクアであることが判明します。モンスターが寄り付かないようにアクアが張った魔法陣のせいで、行き場を失ったモンスターたちが町に現れるようになったのでした。魔法陣を消すためにダンジョンに向かいますが、そこでは人にしがみついて自爆するモンスターが次々と生み出されていました。自分から近寄ってくるのですから、当然倒しやすい敵です。そんな敵と戦いながら、ダクネスは「こいつら私の剣でもちゃんと当たる!」と感動します。止まっている敵にすら当てられないダクネスが、自分でも敵を倒せることに喜びを覚えるという、嬉しくもあり残念でもあるシーンです。
第4位 じゃんけん対決
第2期の7話のシーンです。移動のために馬車に乗ることになりましたが、席の一つがレッドドラゴンの赤ちゃんが入ったカゴで埋まっているため、誰か一人が荷台に座ることになりました。荷台に座る人をじゃんけんで決めることになり、アクアが負けます。しかしアクアは、負けた瞬間に勝ち負けの問題では無いと言い、往生際の悪さを見せつけます。カズマ三回勝負で一回でも勝てたら良いと提案し、アクアもそれを快諾しますが、結果は惨敗でした。それにも関わらずアクアはもう一度勝負がしたいと懇願し、カズマも根負けしてもう一度勝負することに。アクアは運を上げる魔法を自分にかけ、カズマに批判されても気にも留めない様子でした。結局アクアは負けてしまい、荷台に乗ることになりました。
第3位 カズマ、アクアを道連れにする
第1期の1話のシーンです。このシーンが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。現実世界で死亡してしまったカズマは、死後の世界で女神であるアクアから、選択を迫られます。「天国に行く」「生まれ変わる」の他に「勇者として転生する」という、第三の選択肢をカズマは選びました。異世界に持っていける物を一つだけ選べるのですが、悩むカズマに対してアクアは、急かしながら悪態をつき始めます。それに腹が立ったカズマは、アクアを連れていくことを宣言。アクアは「そんなこと出来る訳ない」と余裕を見せますが、後任の女神が現れたことで、異世界に飛ばされてしまいます。言われ放題だったカズマがここぞとばかりに反撃するシーンで、カズマというキャラクターの面白さが冒頭から分かります。
第2位 騎士としての信念
第1期の10話のシーンです。古代兵器の起動要塞デストロイヤーが暴走し、カズマ達が住んでいる町に迫っていることが判明します。デストロイヤーは町一つを滅ぼすことが出来るほどの火力を持っているうえに、魔法攻撃を受け付けない魔法抵抗障壁を持っている強敵です。デストロイヤーに対抗すべく、カズマ達は町を守るために結束します。カズマが考えた作戦は、アクアの魔法を使って魔法抵抗障壁を消し、めぐみんとウィズで爆裂魔法攻撃を与えるというものでした。デストロイヤーに対抗するための準備を着々と進める中、ダクネスは町の城壁の外で身構えていました。敵の強襲を受けて、危険だから下がるように言うカズマでしたが、ダクネスは自分が領主の娘であることを明かしたうえで、以下のセリフを言います。
私は騎士だ。領民の暮らしを守ることは私の義務であり誇りだ。
普段は戦闘で活躍できず、悪目立ちしてしまうダクネスですが、この時は騎士としての覚悟を感じられ、とてもカッコいいですね。
第1位 気持ちの変化
栄えある第1位は、第1期7話のシーンです。アクアの後先考えない攻撃のせいで町の城壁が壊れ、借金返済のために、割の良いクエストに挑戦するカズマ達。敵が思ったほど強くないため油断していましたが、途中から特別指定モンスターの冬将軍が登場します。戦いの中で冬将軍に斬られてしまったカズマは、死後の世界を彷徨います。エリスからは幸せな来世を送れることを約束されますが、転生を待つカズマは、思わず以下のセリフを呟きました。
大嫌いだと思っていたあのロクでもない世界の事が、案外気に入っていたらしい。もう少しアイツ等と冒険したかったな。
今までアクアたちのことを厄介に思い、憎まれ口をたたいていましたが、カズマ自身も気づかなかった本心に気付いたのです。カズマに対するイメージが変わる、印象的なシーンですね。
名シーンランキングまとめ
今回紹介した名シーンランキングの中に、皆さんの好きなシーンは含まれていたでしょうか?ギャグシーンからシリアスなシーンまで様々な場面がランクインしており、それが「このすば」の魅力と言えるでしょう。新シリーズの放送までまだ時間があるので、原作やアニメをもう一度チェックしてみるのも良いかも知れませんね!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。