夏アニメとして7月に放送が決った「死神坊ちゃんと黒メイド 」第2期ですが、前回の記事で第1期の振り返り前半として第1話から第6話までをご紹介しました。今回は後半の第7話から第12話をご紹介していきたいと思います。第2期を見る前に是非チェックして頂ければ嬉しいです。
目次
第7話「坊ちゃんとアリスのなんでもない1日」
ある魔女が造り日々愛していたという魔法の窯で、料理を一緒にしようとアリスが坊ちゃんを待っていました。先日街で見かけて購入したそうで、なんと魔女のレシピ本もついていたそうです。一緒に料理をする事になった坊ちゃんは小悪魔アリスにからかわれながら料理をする事にしますが何を作るのか聞くと「媚薬・・・ただのスープです」とまた小悪魔アリスにからかわれるのです。
魔女の窯で作るものは?
アリスが窯に入れる材料はトカゲの尻尾、アメーバ、赤土、カタツムリの殻、猫の背中の毛等々どう考えても食材ではありません。「どう考えても食べ物じゃないよね」と言う坊ちゃんにアリスは、「街で見つけて驚いたんです、魔女の呪いを消し去る薬って」と笑顔で答えるのでした。呪いをかけた魔女はいないので何でも試してみましょうと出来た薬を坊ちゃんに差し出します。地獄のような味の薬を飲んだ坊ちゃんでしたが呪いは解けませんでした。しかし坊ちゃんは「しかたないよ、生半可な呪いじゃないらしいから、それより僕を勇気づけてくれる君の気持ちが嬉しかった、ありがとう」とアリスに笑顔で言うのでした。
呪われた楽譜
アリスは書棚からある譜面を見つけます。音楽家マクファーレンが最後に残した世界で一番美しいとされる楽譜でした。ただいわくつきで演奏者が異常をきたすと言われています。しかし完璧に演奏できれば呪いが浄化されるとも言われているのです。演奏に挑戦する坊ちゃんの前にマクファーレンの亡霊が現れますが、マクファーレンは演奏している人にしか見えなかったのです。何かと坊ちゃんの邪魔をするマクファーレン、そしてアリスにもイタズラをはじめます。何故か見えてないアリスに拒絶されますが、アリスには見えていたのです。そんなマクファーレンをよそに坊ちゃんは完璧に演奏を終えました。すると楽譜と共にマクファーレンが浄化されたのです。「お前が浄化されるのかい!」という坊ちゃんの叫び声が響きわたったのでした。
第8話「白い雪、黒い服」
坊ちゃんにはウォルターという弟がいます。一見紳士的でカッコよく見えますが坊ちゃんに対して異常な程のコンプレックスを持っています。また別邸へ行こうとするヴィオラを掴まえて、次期家長の僕は何処へ行くのか知る必要があると問い詰めます。するとヴィオラに呪いが解ければお兄様が家長でしょ、あなたは「次男」だからと言われウォルターは悶絶するのでした。坊ちゃんに対し異常なライバル心があるので『次男』や『2』という言葉に異様な拒否反応をしめすめんどくさい次男なのです。
吹雪の夜にやってきたアリス
雪が降る夜、アリスとチェスをしていた坊ちゃんはアリスが別邸に来た時の事を思い出していました。その頃の坊ちゃんは呪いを受けたショックと別邸へ追い出された事などで荒んだ生活を送っていました。アリスがメイドとして働く事を認めない坊ちゃんでしたが、ロブが強引に雇ってしまいます。坊ちゃんは誰とも関わりを持ちたくなく「頼むからほっておいてくれ、僕は一人で勝手に死ぬから・・・」と考えていました。
ひねくれ坊ちゃんとアリス
それから坊ちゃんはアリスが出ていくように酷い言葉を浴びせ、厳しい仕事をさせて追い出そうとします。しかしアリスはそんな坊ちゃんに対し笑顔でメイドとして支えるのでした。アリスを追い出す事ができない坊ちゃんは吹雪の夜「君が出ていかないなら僕が出ていく」という手紙を残し屋敷を出ていったのです。
思い出したアリスの事
「誰からも愛されず、誰も愛さない。惨めな人生を送ってちょうだい」という呪いをかけた魔女の言葉を想いだしながら雪の中で倒れてしまいます、そんな時小さい頃のアリスとの思い出が蘇ってきたのです。もう一度会いたいと思っていたアリスの事を最後に思い出すなんて、と考えながら意識が遠のくその時、自分を呼ぶアリスの声が聞こえてきたました。
坊ちゃんへのアリスの想い
「死ぬ事にしたんだ、ほっておいてくれないか」という坊ちゃんに対しアリスは怒ります。何で命を投げ出すような事を言うのかと叱ったのです。そして「残される方の気持ちも考えて下さいよ、あなたの事を愛している人もいるんです」とアリスは言います。子供の頃病弱で一人だったアリスを優しく接して救ったのが坊ちゃんでした。私はあなたのおかげで今日まで生きてこられた事を告げて言ったのです。
帰りましょう、そして生きましょう、これからずっと一緒に・・・
坊ちゃんはその言葉に涙を流しながら一緒に屋敷に帰りました、そしてアリスの事を一生愛すると誓ったのです。
第9話「坊ちゃんとアリスと聖夜の誓い」
クリスマスイブの日、ヴィオラやカフ、ザインが来てパーティーをする事になっています。パーティーが出来る事が嬉しい坊ちゃんはとても楽しみにしていました。そこへカフとザインがモミの木を持ってやってきます。ツリーの飾りつけをアリスとカフが、部屋の飾りつけを坊ちゃんとザインがする事になりました。そして順調にクリスマスの準備は進んだのです。
ヴィオラと一緒にやってきた者
そしてヴィオラもやってきました、しかも御者に化けて一緒にウォルターもやってきたのです。相変わらず坊ちゃんに異常な対抗心を燃やすウォルターは自分は坊ちゃんのスペアとして扱われてきたんだとよく分からない難癖をつけるのです。そしてどっちが早く呪いの真実を解明するか坊ちゃんに勝負をつきつけます。勝った方が家を継ぎ負けた方が永遠にスペアになるという勝負です。坊ちゃんが勝負を受けるとウォルターはさっさと帰っていきました。そして残った皆でクリスマスパーティーをはじめたのです。
改めて伝える想い
パーティーが終わり皆が帰ると坊ちゃんとアリスは雪が降る中散歩しに行きます。そしてアリスがやって来た頃を思い出していました。坊ちゃんが吹雪の夜家出をした時アリスに助けられ屋敷に戻った時の事です。暖炉の前で「生きるよ、僕は君と一緒に・・・生きたい」と言った言葉をです。そして改めて「諦めないで良かったと思う事が多すぎる、全て君のおかげだ」とアリスに言いました。アリスは「有難うございます、クリスマスプレゼントとして頂いておきます」と答えます。そして雪の上に寝転ぶ坊ちゃんの横に寝転び「冷たくないの」と聞かれたアリスは「一緒に共有したいのです。一緒に生きていくのですから」と答えるのでした。
第10話「坊ちゃんとアリスと二人だけの歌」
ある日アリスは夢を見ていました。子供の頃、坊ちゃんのお屋敷で母親のシャロンと一緒にいる夢でした。メイド長をしていたシャロンは他のメイドや下働きをしている仲間にとても慕われていて、アリスはそんな母親が大好きで自分も母親と同じメイドになりたいと思っていたのです。体の弱かったアリスはお屋敷で寝ている事が多く他の子供から虐められていましたが、そんなアリスを庇う優しい坊ちゃんが大好きだったのです。そんなアリスを応援してくれていた母親が「私のかわいいアリス、あなただけは私が絶対守るわ、大好きよ」と言われて抱きしめられたところで目が覚めたのです。
眠れないある夜の出来事
ある日眠れない坊ちゃんはアリスに眠れるまで添い寝をしてもらう事にまりました。好きな人が隣に寝ている事で緊張してしまってよけい寝れない坊ちゃんを小悪魔アリスが逆セクハラをして困らせます。そんな逆セクハラもアリスの気持ちを知っている坊ちゃんは困るものの嬉しいのです。
坊ちゃんの決意
やはり結婚もしていない男女が一緒に寝るのはよくないと坊ちゃんはアリスに言います。そしてアリスに呪いが解けたら母親に君との事を話すつもりだと言ったのです。跡取りとメイドが結ばれるのは簡単じゃないけど真剣に頼んでみる、もし認めてもらえないなら家を出る、と言いかけた坊ちゃんをアリスは止めるのでした。「そんな事考えてはいけません、考えないで下さい、ねっ」と笑顔でお願いするアリスでした。本当の自分の気持ちを押し殺して笑顔をみせるアリスだったのです。
ロブの回顧・・・
休憩中のロブの所にアリスの手編みの手袋を嬉しそうに坊ちゃんが見せにきました。ロブは本当に良く笑うようになった坊ちゃんを見て昔の事を想い出します。呪いをかけられた5歳の坊ちゃんの世話を命じられた時、子供を育てた経験が無かったロブは正直困っていたのです。男手ひとつで育てられるか危惧しながら坊ちゃんを育てましたが、坊ちゃんが大きくなるにつれぶつかり会うようになり、言い争いや家出をするようになってしまいます。そして部屋に引き籠り、死にたいと漏らすようになったのです。
坊ちゃんとアリスを想うロブ
せめて坊ちゃんに同年代の話し相手がいればと思ったロブは真っ先にアリスの事を思い出しました。そしてアリスをメイドに雇うとロブの想像以上に、アリスの存在は坊ちゃんにとってかけがえのないものとなったのです。ただアリスが坊ちゃんが呪いを解いて家族と暮らせる事を願っているのに、自分に想いを寄せてくれる事で坊ちゃんを家族から遠ざける事になるかもしれない、好意を抱いてくれている事は嬉しいし自分も大好きなのにと悩んでいる事が心配ったのです。そしてアリスに「坊ちゃんを思う気持ちは清らかなものです、敢えて言うなら運命・・・なんですよ」と伝えるのでした。
第11話「坊ちゃんと秘密の魔法」
ヴィオラが坊ちゃんの呪いの手がかりになるものがないかと屋敷を探していると、使用人の日誌を見つけます。それを届けに行こうと思った時母親に見つかり叱責されてしまうのです。ヴィオラは「私は私の為に生きちゃいけないの」と母親に言いますがダメの一言で済まされてしまいます。怒ったヴィオラは坊ちゃんの別邸に家出してしまうのでした。
使用人の日誌
家出をしてきたヴィオラは坊ちゃんに母親の悪口をぶつけて別邸に住むと言い出します。止める坊ちゃんでしたがヴィオラはまったく聞く耳をもちません。そこにロブが現れヴィオラを煽てると機嫌を直し家出ではなく泊まっていく事になりました。そしてアリスに呪いを解くヒントがあるかもと使用人の日誌を渡したのです。そこには屋敷にシスター服を着た見慣れない2人組の事が書いてあったのです。
ダレスの陰謀
その事を監視の眼で見ていたダレスはザインを呼び出し2つの事を命令したのです、アリスにこれ以上関わるなと伝える事と使用人の日誌を破棄する事でした。友達にそんな事はできないと断るザインにあなたからカフを取り上げると脅すダレスでした。断る事ができないザインは使用人の日誌を持ち去り燃やそうとします、そこに坊ちゃんが現れて見られてしまったのです。
ザインと坊ちゃん
ザインはやっぱりこんな事は嫌だと日誌を燃やすのをやめて、ダレスに脅されている事を坊ちゃんに話したのです。すると坊ちゃんは燃やしていいとザインに言い、「君やカフに迷惑はかけられない、もしカフに何かあったら僕も嫌だし。君達が大切な友人だからこそそれは燃やしてくれ」とザインに日誌を渡したのです。
棺の中に何故・・・
ザインはそんな坊ちゃんのためにひと肌脱ぐ事にします、魔法で日誌を燃やした様にみせかけダレスの監視がなくなるまで自分が預かる事にしたのです。そんな様子を見ていたダレスはムカつくけど今はこのままにしといてあげると呟き棺の蓋を開けました。するとその中にはアリスの母親シャロンの姿があったのです。
第12話「坊ちゃんと一緒に・・・」
母親に呼ばれ本邸に行く事になった坊ちゃんは憂鬱でした。まだ呪いが解けない状態で母親に会うのが不安だったのです。別邸に移されてから初めて呼ばれたのです。そんな坊ちゃんを見てアリスが一緒に行っていいですかと告げたのでした。
アリスとガーベラ
本邸についた坊ちゃんは母親に挨拶に行きます、そこには子供達に厳しい変わらない母親のガーベラが待っていました。ガーベラは話しは明日するから今日は泊まっていくようにと坊ちゃんを下がらせます。そしてガーベラが自室から出た時偶然通りかかったアリスをシャロンと見間違うのでした。アリスの母親シャロンとガーベラは気が合いとても仲が良かったのです。シャロンが亡くなってからガーベラは変わってしまったのです。
坊ちゃんの想い
次の日の夕食の時ガーベラは子供達に伝えます、入院している父親の容態が良くない事、そして春までに坊ちゃんが呪いを解けなければ跡取りをウォルターにするという事をです。話はそれだけというガーベラに坊ちゃんは僕からも話があると言います。そしてアリスと結婚したいと言ったのです。すると「冗談でしょ、貴族に生まれたあなたに自由な恋愛など無い、呪いを解く事だけを考えなさい」と坊ちゃんに言い放ったのです。
冗談なんかじゃない!
そんな母親に対して冗談でこんな事言えるはずがないだろうと坊ちゃんは激昂します、「別邸に閉じ込めて、それっきり僕の事を知ろうともしないで、なのに気持ちだけ縛りつけるの」「アリスはいつも呪いなんか気にしないように振舞ってくれる、僕を普通の人間として扱ってくれる」「あの惨めな暗闇にいた僕を救い出してくれたのはアリスだ!」「アリスがいなかったら僕はとっくに死んでいた、家や跡継ぎの事だけじゃなく少しは子供の事を考えてくれよ」と思いを母親にぶつけたのです。そして、
僕は、僕はアリスと結婚する!
と宣言したのです。そう言い残し坊ちゃんは別邸にアリスと共に帰っていきました。
アリスへの宣言
そんな坊ちゃんを見て「あんなに優しくて弱かったあの子が私に口答えするなんてね。成長したのね・・」とほほ笑むガーベラでした。別邸に戻った坊ちゃんはガーベラにアリスの事が好きだと言った事をアリスに伝えました。そしてアリスに宣言したのです。
君は僕にいろんな事を、人を愛する事を教えてくれたんだ。約束するよ、僕はこれからもずっと君に愛をそそいでいく。
そしてアリスは寝てしまった坊ちゃんに「大好き、坊ちゃん」と囁いたのでした。
第1期後半の振り返りのまとめです
触りたいけど触れない、坊ちゃんとアリスの恋愛物語はいかがだったでしょうか。坊ちゃんの呪いの謎が解き明かされるのか、そしてダレスとアリスの母親シャロンはどんないきさつがあったのか、第2期ではそれらがわかるのかもしれませんね。是非「死神坊ちゃんと黒メイド」の第2期を視聴して確認してください。最後まで読んで頂きありがとうございました。