ようやく『暴虐の魔王』が還ってきます、2020年7月に第1期が放送された「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の第2期が2023年1月にアニメ放送される事になりました。あの圧倒的な魔王「アノス・ヴォルディゴード」がまた見れる事になり喜んでいるファンの方も大勢いらっしゃると思います。今回はまだ見ていない方のために第1期をダイジェストで振り返ってみたいと思います。見た方も第2期を見る前に思い出して頂いて最新作を楽しんでください。
目次
二千年前・・・
二千年前種族を分断させ戦争の火種を絶つ為魔王アノス・ヴォルディゴードは、魔界・人間界・聖霊界・神界を千年壁で隔てる為に命を全て魔力とし勇者カノンの力を借りて四界牆壁(ベノ・イエヴン)を発動させました。魔王と勇者の力で魔族と人間の争いは終結しました。そして二千年後ついに魔王が転生を果たしたのです。命つきるアノスとカノンは約束しました「二千年後生まれ変わる事があれば友人として」と・・・
「暴虐の魔王」の目覚め
魔王学院デルゾゲードの入学試験に一人の男がやってきます、その名は「アノス・ヴォルディゴード」彼は規格外の強さを持ち試験に合格したのです。その試験の時にミーシャ・ネクロンという少女と知り合います。彼女は複雑な事情を抱えていますがアノスは彼女を合格祝いに家に招待するのでした。
生後1か月?
アノスは生まれた時から言葉を喋り、一か月後には「成長(クルスト)」で16歳までになったのです。それを嬉しそうに話すアノスの両親もある意味大物です、そして魔王学院から招待され今日試験を受けたのでした。
皇族の小さな誇り
食事も終わりミーシャを送っていると実技試験で倒したゼペス・インドゥと兄のリオルグ・インドゥが立ちふさがります。皇族のインドゥ家にとっては混血(と思われている)のアノスに負けた事が許せないのです。なぶり殺しにしようと攻撃をしようとしますがアノスが少し威嚇しただけでリオルグ達の魔法は暴発してしまいます。それでも諦めないリオルグは起源魔法を使いますがアノスには通用しません。圧倒的な力の差は明らかでインドゥ兄弟は敗北するのでした。そしてリオルグがアノスにお前は何者だと聞くと、それに対するアノスの答えは「よく聞け愛しき子孫共よ、お前たちの始祖は帰って来た。俺こそが暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴードだ」です。
「破滅の魔女」サーシャ・ネクロンとの出会い
アノスが居ない二千年の間に魔族は弱体化し、暴虐の魔王の名も「アノス・ヴォルディゴード」ではなく「アヴォス・ディルヘヴィア」になっていました。そしてアノスは試験の結果「不適合者」という烙印を押されてしまいます。その彼の前にミーシャの実の姉サーシャ・ネクロンが現れます。彼女は七魔皇老の一人アイヴィス・ネクロンの直系の皇族で「破滅の魔眼」を持つ混沌の世代の1人でした。
班別対抗試験
班別対抗戦が行われる事となりアノスの班にはミーシャが加わりました。それが気に入らないサーシャはアノスに負けた方は勝った方の言う事を何でも一つきくという勝負をもちかけます。アノスは「俺が負けるはずがない」と引き受けるのでした。
アノス対サーシャ班
対抗試験が始まりサーシャが攻撃を指示しようとした時目の前にアノスが1人で現れます。自分たちが作った城に1人では何もできないと言うサーシャに「戦闘というものを分かっていない」とアノスは城を片手で持ち上げ投げ捨てたのです。城を壊されたサーシャは最上級魔法ジオグレイズを使います。それをアノスは炎属性最低魔法グレガで消し飛ばしたのです。負けを渋々認めたサーシャはアノスの班に入ったのでした。
サーシャとミーシャの秘密
サーシャとミーシャは双子の姉妹と言われていますが本当はアイヴィス・ネクロンがサーシャが生まれた時に「分離融合魔法リノジクセス」をサーシャに施しミーシャを生みだしたのです。しかし何故かサーシャはミーシャに対して事あるごとに冷たい態度をとってきました。それには理由があったのです。
サーシャの真意
本来この世には存在しないミーシャは15歳の誕生日午前0時にサーシャと一体化して消滅する運命を抱えていました。それはアイヴィス・ネクロンがミーシャを生みだした後融合魔法を施したからです。一度分離させ融合させる、そうする事でより強い魔族を生みだそうとしたのです。サーシャはその運命を変える魔法を生みだし自分の代わりにミーシャを生かそうとしていました。その発動条件はミーシャが自分を拒む事、サーシャは拒まれる為にミーシャに辛く当たってきたのです。
後悔と不可能を知らないアノス
しかしサーシャの魔法は失敗します。それはミーシャはサーシャの事が大好きだったからです。そんな2人にアノスは言います「過去を変えればいい、もともと2つ根源だったと」、アノスは「時間操作(レバイド)」で2人を過去に送り過去の2人の根源と組み合わせる事で元々2人だった事にしようとしているのです。そこへアイヴィス・ネクロンが現れアノスに剣を貫きました。
「時の番神」エウゴ・ラ・ラヴィアズ
不意を突いてアノスを刺したアイヴィス・ネクロンでしたが逆に一瞬で倒されてしまいます。そしてレバイドを施した瞬間「時の番神」エウゴ・ラ・ラヴィアズが現れたのです。時の神エウゴ・ラ・ラヴィアズは時間を戻しアイヴィス・ネクロンを復活させ融合しアノスの前に立ちはだかります。時の神は過去の改変は許さないのです。時間を止め攻撃するアイヴィスにサーシャとミーシャは動けなくなります。ところがアノスの歩みは止まりませんでした。アノスは「理滅剣ヴェヌズドノア」万物万象を滅ぼす始祖の魔剣を取り出しアイヴィスに振り下ろしました、アイヴィスとラヴィアズは根源から消滅したのです。
真の敵は「アヴォス・ディルヘヴィア」?
サーシャとミーシャは無事生きる事ができ、アノスはアイヴィスを蘇らせました。アイヴィスはアノスが転生した後何者かに襲われ根源を乗っ取られていたのです。アノスはその何者かこそ魔王を名乗る「アヴォス・ディルヘヴィア」だと考えるのでした。
謎の剣士レイ・グランズドリィ
アノスのクラスのミサ・イリオローグは皇族と混血を一つとする統一派に所属し、仲間達と共にアノスを始祖と信じ活動しています。その後ろ盾には七魔皇老のメルヘイス・ボランがおり、メルヘイスは記憶こそ奪われましたが根源は無事でアノスの事を覚えていたのです。そんな時レイ・グランズドリィという編入生がアノスのクラスに入ってきました。レイは「錬魔の剣聖」と呼ばれる程の剣士で皇族ですが本人は皇族も混血も関係なく平等に接する人柄でした。
何かがある魔剣大会
班別対抗戦で戦う事になる2人ですが剣を交える事でアノスとレイは友として認めあったのです。そしてレイとミサはアノス班に入る事になりました。そして学院では魔剣大会が開かれる事となり、クラスからはレイとアノスが代表に選ばれます。アノスが選ばれた事に何か裏があるとメルヘイスはアノスに進言しますが、どんな罠があろうと全て打ち砕くとアノスは大会に出場するのでした。そして大会が始まってみるとレイが皇族派の代表として出場していたのでした。
魔剣大会決勝戦
レイは母親の病気を治す事を条件に皇族派に取り込まれていたのです。しかも根源に契約の魔剣が埋め込まれており裏切る事が出来ないようにされていました。そしてアノスとレイは順調に勝ち上がり決勝で戦う事となったのです。レイの母親とレイを人質にとられ自身は魔力を奪われる吸魔の円環をつけられながらアノスは戦います。するとレイは自身を刃で切りつけ皇族の契約に背いても剣士としてアノスと戦う事を選んだのです。アノスも友として真剣勝負を受けるのでした。そして最後の一振りでアノスの剣がレイの体を貫いたのです。
裏切者は・・・
決着がついたその時アノスとレイは次元牢獄に囚われていました、そこにメルヘイスが現れたのです。レイの母親を人質にとりレイに契約の魔剣を埋め込ませ、アノスを魔剣大会に出場させたのもメルヘイスだったのです。七魔皇老のガイオスとイドルも現れ追い込まれるアノスでしたがレイが立ち上がりガイオスとイドルを倒し母親を助けに別次元へ向かったのです、アノスが貫いた剣はレイにつけられた契約の魔剣を破壊していたのです。しかしメルヘイスはベノ・イエヴンを使いアノスを追い詰めていきます、その時アノスが覚醒したのです。
決着、魔剣大会!
アノスは吸魔の円環で魔力を奪われベノ・イエヴンで滅びの根源が叩き起こされ眠っていた魔力が使えるようになります。理滅剣ヴェヌズドノアを取り出したアノスにメルヘイスは手も足もでず倒されてしまいました。アノスが斬ったのはメルヘイスの脳に埋め込まれた隷属の魔剣でした、メルヘイスはアノスと再会した後アヴォス・ディルヘヴィアに操られていたのです。メルヘイスは正気を取り戻し、そして魔剣大会を優勝したのはアノスとなりました。
勇者学院との交流会
魔剣大会の後人間界にある勇者学院との学院交流会が決りました。3回生とアノスのいる1回生が参加する事になったのです。勇者学院とは勇者を育てる学院でその中でもいろんな時代から転生した勇者が集められたジェルガカノンというクラスが存在します。魔王学院の混沌の世代に近いのかもしれません。
魔族学院「ガイズ」対勇者学院「アスラ」の対抗試合
魔族学院3回生と勇者学院ジェルガカノンの対抗試合が湖で始まりました。魔族学院は城を作り対抗しますが魔法が使えません。実は湖の水には聖水が混ぜられており魔族学院側の魔力が弱められていたからです。成すすべもなく敗れてしまった3回生達、勝ち誇るジェルガカノンにアノスが「2回戦といこうじゃないか」と言い放ちました。そして一瞬で湖の水を消滅させてしまったのです。
アノス班対ジェルガカノン
ジェルガカノンは敵の力を削ぎ味方の力を高めるデ・イジェリア発動展開させます。それに対してミーシャが結界の中に城を建て、サーシャは勇者カノンの第三根源の転生者ラオスと、レイは勇者カノンの第二根源のハイネと対峙しています。アノスは第二根源のレドリアーノと第四根源で序列一位のゼシアの2人を相手にしています。魔王学院3回生には地の利を生かして圧倒したジェルガカノンですがサーシャやレイの相手にはならず破れてしまいます、もちろんアノスは言うまでもなく圧倒的な力でレドリアーノとゼシアを圧倒したのです。
根源光滅爆ガヴエル
追い込まれたレドリアーノはゼシアに「根源光滅爆ガヴエル」を使うように命令したのでした。それは根源の全ての魔力を強制的に全開放し、光の魔法爆発させる勇者の禁呪でした。しかしアノスには全く効かなかったのです、すると爆発したゼシアが何人も現れガヴエルを使いました。それを全て倒していたアノスに語り掛ける者がいました、それは勇者学院のエレオノールでした。「神殿に来て、ゼシアは私にしか止められない」と告げたのです。
エレオノールの秘密
アノスは「根源光滅爆ガヴエル」の時間を停止させ攻撃出来ないようにしエレオノールに会いに行きました。そしてアノスにエレオノールは「僕は人間を魔法に変える禁忌の術式で生まれた人型魔法エレオノール」と告げたのです。そして彼女はアノスに自分を開放してくれれば根源光滅爆ガヴエルは自分がなんとかすると言ったのです。アノスは彼女を開放しました。エレオノールはガヴエルを解除し結界も解いたのです、そして対抗試合は終了しました。
アヴォス・ディルヘヴィアの真意
二千年前勇者学院を創ったのはジェルが総帥でした、彼は魔族に家族を殺され憎しみを晴らす為自身の根源でアスクの魔法とエレオノールを生みだしたのです。そして魔族を憎む事に反対した勇者カノンを殺害したのもジェルガ総帥でした、人間が魔族を憎み続けるように仕組んだのです。エレオノールが勇者学院の全てを打ち明けている時にアヴォス・ディルヘヴィアが現れます、そして勇者カノンしか操る事のできない霊神人剣エヴァンスマナを抜き取ったのです。
魔王アヴォス・ディルヘヴィア
アヴォス・ディルヘヴィアは魔王を名乗り人間界に攻め入ると宣言したのです、それに対し人間側は魔王討伐軍を編成し魔族を殲滅する為出陣しました。しかしアノスがそれを許しはしません、それはアヴォス・ディルヘヴィアが誰で何をしようとしているのか分かっていたからです。アノスは仲間と配下の七魔皇老達に魔王軍を足止めさせアヴォス・ディルヘヴィアの前に立ちふさがったのです。剣と拳を交える2人、そしてアノスは「二千年ぶりだな勇者カノン、いやそうでもないかお前は既に誓いを果たしに来ていたようだな」と言ったのでした。
アヴォス・ディルヘヴィアの正体は
仮面を取ったアヴォス・ディルヘヴィアはレイ・グランズドリィでした、彼は勇者カノンが転生した姿だったのです。カノンは人間に殺された後エヴァンスマナでアノスが暴虐の魔王として転生する宿命を断ち切り、自分がアヴォス・ディルヘヴィアとして魔王となり、人間に打ち取られようとしていたのです。そうする事により人間の魔王への憎しみがなくなりアノスが作った平和を保とうとしたのでした。
決着アヴォス・ディルヘヴィア
お互いを守る為に戦うアノスとカノン、やはりアノスの力は強くカノンの7つある根源が一つづつ奪われていきます。カノンが最後に渾身の一撃を射ち込みます。するとアノスはわざとその剣を受けアヴォス・ディルヘヴィアの仮面をつけたのです。そして魔王軍に撤退の命令を下しカノンの身代わりに討たれたのでした。
真の敵は「ジェルガ」
終わったかと思ったその時ジェルガの憎しみと共に巨大なアスクが上空に現れたのです。魔族断罪の魔法としてジェルガが現れました。ジェルガは魔王だけでなく魔族を滅ぼそうとしているのです。ネクロンの秘法ディノ・ジクセスによりサーシャとミーシャは融合しアイシャとなりカノンと共にジェルガに立ち向かいます。しかしジェルガは強大で強く1万人のゼシアを根源爆発させ魔族を滅ぼそうとします。誰もが諦めかけたその時、暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴードが復活したのです、
暴虐の魔王は再び!
暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴードと勇者カノンが力を合わせジェルガに立ち向かいます。そしてアノスはアスクを発動しファンユニオンに「ファンユニオン歌え、哀れな亡霊に鎮魂歌を聞かせてやれ」と言いました。ファンユニオンだけでなく全ての魔族がアノスを信じ力がアノスに集まっていきます。アノスは魔王城デルゾゲードを呼び出しジェルガの理を断ち切ります。そしてカノンがエヴァンスマナでジェルガの宿命を断ち切ったのです。
そしてついに決着!
アノスは理滅剣ヴェヌズドノアを取り出しカノンと共にジェルガに最後の一撃を放ったのです。ジェルガの憎しみと共にジェルガを魔法から解き放ったのです。アノスはエレオノールをジェルガの魔法から自身の魔法に変えてゼシアと共に救ったのでした。そして魔族断罪ジェルガが消滅し「聖域アスク」の魔法が消え人間と魔族が争う理由が無くなり平和が訪れたのです。
第1期の振り返りのまとめ
いかがだったでしょうか、第2期の放送の前に第1期の見どころをまとめてみました。暴虐の魔王の規格外の強さは伝わったのではないかと思います。第2期では更に暴虐の魔王の強さが見られるのではないでしょうか。アニメ放送を是非チェックして下さいね。最後まで読んで頂きありがとうございました。