週刊少年マガジンにて約7年半連載を続け、ついに2020年3月に堂々完結を迎えた「七つの大罪」!最強最悪の騎士団「七つの大罪」の活躍を描いた王道ファンタジー作品です。この記事では、作品を通して謎が少しずつ明らかになっていった「七つの大罪」暴食の罪・マーリンがともに戦ってきた理由や、アーサーとの関係までネタバレを含んで徹底解説していきます!
「七つの大罪」暴食の罪・マーリンとは!
主人公のメリオダス率いる「七つの大罪」のメンバーで、ブリタニア随一の魔法使いです。その正体は賢者の都「ベリアルイン」の娘で、無限の魔力を持つ天才児なのです!ちなみに「マーリン」というのも本当の名前ではなく、原作だと本名は現実にはない言語で書き表されていて読めません。その昔、マーリンは自分を手に入れようとした魔神王と最高神をあざむき、姿を消したという過去を持ちます。無限の魔力で自分の時間を止めているため、実は3000年前の聖戦のときから生きており年齢は3000歳以上ということしかわかっていません。身長は177センチ、体重は57キロでスタイルが抜群です!
実はマーリンの好きな人は○○!
実はマーリンの好きな人はメリオダスです。3000年前、ベリアルインの賢者たちも驚くほどの魔力を有していたマーリンは、毎日研究材料にされる日々を過ごしていたのです。ある日、そんな毎日に嫌気がさしベリアルインを脱出しましたが、追手に追い詰められてしまいます。そのとき助けてくれたのがメリオダスだったのです。親の愛情すら知らなかったマーリンは、優しいメリオダスに会うたびに惹かれていきました。しかしマーリンはそのときまだ幼い少女だったため、メリオダスにはまったく女として見られていなかったのです。そこで、マーリンは魔法で幼女の姿から大人の女性へと姿を変えました。そんなとき、マーリンはメリオダスの恋人・エリザベスの存在を知ってしまったのです。
特別扱いしているアーサーとの関係は?
マーリンはアーサーの側近として現れ、アーサーもまたマーリンを「友人であり、師である」といっています。マーリンはアーサーを「ブリタニアを先導する定めの王」だといっていましたが、実はアーサーは「混沌」の力を宿した王だったのです。マーリンは知識欲が強く、叶わぬ恋で満たされなかった心を満たすために未知の塊である「混沌」を復活させたいと長年願っていました。アーサーには特別な感情を抱いているように見えましたが、あくまでマーリンはその目的のために行動していたようです。しかしアーサーはまっすぐな性格で、マーリンの狙いを知っても共に歩む道を選びました。
マーリンの望む「混沌」とは?
「混沌」とは、“遥かなる古、星々の間に誕生した力の意志”という姿形のないもので、この世界を創造した力です。また意志だけで最高神と魔神王、神樹を創り出した恐ろしいほど強大な力を持っています。その後、巨人族を創り、その次に人間という愛情や憎悪を内包する不完全なのに美しい種族を創り出しましたのです。「混沌」が人間を創ったと知った魔神王と最高神は、自分たちが生み出した種族が奪われるのではないかと思い「混沌」を封印しました。
マーリンが「七つの大罪」に協力してきた理由
マーリンは「七つの大罪」に協力してきた理由は、「混沌」を復活させるためにはさまざまな条件があったからそれをクリアするためです。すべての条件は明らかにされていませんが、その1つが“魔神王を倒すこと”だったのです。たしかに、マーリン1人でクリアするのは難しそうですね。今までのマーリンの行動を見ていると、そんな風には思えないのですが、「混沌」から生み出されたという「混沌の巫女」によると、メリオダスが消したエリザベスの呪いを復活させたのもマーリンだというのです!つまり「七つの大罪」メンバーを思い通りに動かすために、ひそかに行動していたということです。
マーリンの狙いまとめ
今まで謎に包まれていたマーリンの正体がベリアルインの娘で、魔神王や最高神とも関りがあったと発覚。さらに「七つの大罪」メンバーに協力してきた理由やアーサーを大切にしていた理由もすべて「混沌」の復活のためだったとは、驚きを隠せません!「七つの大罪」は、「アーサー王伝説」の前日譚と作者の鈴木央先生もいっているので、すでに制作が決定している続編で再びマーリンが登場するのではないかと思います。マーリンが続編では、アーサーと本当の意味で良好な関係を築きよい側近として活躍してくれるとうれしいですね。