ダブルヒロイン&ダブル主人公という異例の青春ラブコメディ【思い、思われ、ふり、ふられ】略して『ふりふら』!2020年に実写とアニメのW映画化が決定したことで、話題になりました!この記事では、『ふりふら』のじれったく甘酸っぱいストーリーを紹介していきます!ネタバレも含みますが、この記事をみても原作の胸キュン度合いは変わらないくらいドキドキの展開になっていますので、ご安心ください。
目次
【ふりふら】のテーマは、「みんなが幸せになれる方法があればいい」!
【思い、思われ、ふり、ふられ】は、ダブルヒロインの市原由奈・山本朱里、ダブル主人公の山本理央・乾和臣を中心のストーリーですが、タイトルの通りみんな想ったりふられたりします!最初は4人全員がちがう方向をむいているため交わらない恋心が、どういう展開を迎えどう変わっていくのかから目が離せないドキドキのラブストーリーです。
次から次へと事件が起きるので、続きが気になって仕方ない展開が繰り広げられていきますので、映画が公開される前に原作をチェックしようと考えているかた…おそらく一気読みしてしまうのでご注意ください!
メインキャラクター4人を簡単にご紹介!
あらすじを紹介する前に、まずは簡単にメインキャラクターをご紹介していきます!個性豊かで魅力たっぷりの市原由奈・山本朱里・山本理央・乾和臣のことを知っていただきたいと思います。
市原由奈
初恋の相手が”絵本の王子様”で、未だちゃんとした初恋の経験がないというウブな女の子。少女マンガが好きでロマンチストということもあって、”恋”に対して夢見がちなところがあります。由奈は和臣とは小さいころから同じマンションに住んでいて、幼なじみですがお互いに恋愛感情はまったくないようです。クラスでは目立たないタイプ。
山本朱里
由奈と同じマンションに引っ越してきた女の子。理央とは両親の再婚で姉弟の関係になったため本当の姉弟ではなく、元々は中学の同級生です。恋愛に積極的で、気になる相手とお互いのキモチを確認する”恋の駆け引き”が好きです。ただ母親が何度も結婚と離婚を繰り返してきたため、気を使いすぎる性格になってしまい「大事なときに自分のキモチをいえない性格」になってしまいました。
山本理央
朱里の義理の弟で、由奈と同じマンションに引っ越してきた男の子。イケメンでチャラそうに見えますが、本当は想いを伝えることすらできなかった”一度きりの本気の恋”をこえる”恋”を探しています。非常にモテるので、女子から告白されることは日常茶飯事です。女の子に慣れているかと思いきや、意外とウブな一面もあります。
乾和臣
由奈の幼なじみで同じマンションに住んでいます。飄々とした素直な性格で、思ったことを口にします。この性格のせいで朱里は和臣に振り回されますが、同時に惹かれていくことになります。クラスで目立つタイプではありませんが、実はかなりイケメンです。映画が好きで映画をつくる仕事がしたいと考えていますが、とある事情があって家族にはいえずにいます。
4人が交差した運命の日!
ある春の日、”市原由奈”は幼なじみのさっちゃんを見送るために駅に向かいました。由奈は駅へ向かう道中、ぼんやり歩いていると突然肩を掴まれます。振り返ると由奈の初恋の”絵本の王子様”にそっくりなイケメンが立っていて一言「ウンコ」と言われるという、衝撃の出会いを果たしたのが”山本理央”でした。理央はぼんやり歩いて犬のフンを踏みそうになっている由奈に、「そのまま歩くと踏むよ」と警告しました。本当に衝撃の出会いです!
由奈がショックを受けながらも駅に到着すると、またしても突然肩を掴まれます。今度は理央の姉である”山本朱里”でした。朱里は大切な人を見送りにきたにも関わらずサイフを忘れてしまって、話しかけやすそうな由奈に「1000円貸してください」とお願いをします。これまた衝撃の出会いです。ちなみに駅に急いでいる朱里を、もう1人の主人公で由奈の幼なじみの”乾和臣”が目撃していたことがのちに発覚!まさにこの日が4人の運命の日だったのです。
4人は1つ屋根の下!そして少しずつ育つ恋心…。
由奈と和臣の住むマンションに引っ越してきた朱里と理央。由奈と朱里は恋愛に対して正反対の価値観を持ちながらも、お互いにない部分に気づき親しくなっていきます。そして由奈は、初恋の絵本の王子様に似ている理央に惹かれていきます。朱里のアシストもあり、由奈と理央の距離は縮まっていきますが…。
その一方で朱里は中学時代から付き合っていた亮介にふられてしまいます。大事なときに自分のキモチを上手に伝えることができない朱里は、由奈や他のみんなの前では強がりますが、泣いているところを和臣に見られていました。
由奈の”失恋確定の初恋”
由奈にとって理央は初恋の相手で、恋に奥手すぎる由奈は手探り状態で進んでいきます。朱里のはからいで理央と勉強会をすることになった由奈は、いろいろ話すうちに理央の”一度だけした本気の恋”の相手が朱里だと気づきます。今の理央のキモチが気になって仕方ない由奈…、理央を二人っきりになったときに今の理央のキモチを確認しますが、その答えは「分かんない」の一言。理央の表情を見て、すぐに由奈はその質問をしたことを後悔するのでした…。
「だから私をふって」由奈の初告白は…。
理央の好きな人を知ってしまった由奈は、理央からふられるとわかっていても告白できる相手なら告白した方がいいといわれます。そして由奈は理央の悩みを聞く友達になるために、自分の想いを伝えてふってほしいとお願いします。理央にふられた由奈は、朱里にふられたことを話しひとしきり泣きますが、ここから由奈の大変身が始まるのです!
和臣に惹かれていく朱里。
由奈が理央にふられた一方で、朱里は和臣のさりげない優しさやほしい言葉をくれるところに惹かれていきます。今までは恋の駆け引きをして、恋に自分から落ちにいっていた朱里でしたが、裏表のない和臣には通じず知らず知らずに好きになってしまうのでした。しかし本気の恋をする朱里に気づき理央は、今まで抑えていた朱里へのキモチを抑えきれなくなっていきます。そして理央は朱里にキスをしてしまいます…。
朱里が和臣に告白?!その答えは…。
朱里は和臣が自分のことを好きだと思い、思い切って告白します。しかし和臣は、「ごめん…好きとかじゃないから」と断ってしまいます。実は和臣は、理央が朱里にキスをするところを偶然見てしまい、理央の好きな人だから自分も朱里を好きだけど告白をOKしてはいけないと思っていたのです。なんというすれ違いでしょう…。
文化祭で由奈と理央の恋が動き出す!
由奈と朱里はそれぞれ一度ふられたものの、それで終われる恋ではありませんでした。そんななか文化祭がはじまります。由奈たちの通う学校には、後夜祭では男子が好きな女子のところにいってフォークダンスのパートナーに誘う人が多いため、”フォークダンスに誘う=告白”という雰囲気になっています。
そこで由奈は理央に、変わった自分でもう一度自分のキモチを伝えようと決めていました!一方で理央は、ようやく由奈のおかげで朱里に対するキモチを整理することができ、自分は由奈が好きだと気づきます。しかし理央の友達の我妻も由奈のことを好きになり、文化祭で告白しようと決めていました。果たして理央はどうするのでしょうか…。
ギクシャクしている朱里と和臣は…。
朱里が和臣にふられた夏祭り以降、なんだかギクシャクしてしまっている2人…。しかしそんな朱里と和臣は、文化祭でいっしょの班になってしまいます。なんとか和臣と今まで通り接したいと考えている朱里は、文化祭の準備期間に必要以上に「切り替えが早いから大丈夫」とアピールしてしまいます。これに本当は朱里のことが好きなのに、理央のために断った和臣はモヤモヤ…。そして朱里のスマホに元カレから着信がきているのを見て、モヤモヤが抑えきれなくなり朱里にキスをしてしまいます!
和臣ピンチ!朱里の元カレ・亮介登場!
文化祭で理央が由奈を好きになったことを知った和臣は、朱里へのキモチを抑える必要がなくなりました!一方で、文化祭前から朱里にたびたび連絡をとっていた元カレ・亮介からのアピールはだんだんエスカレートしていきます。しかし家族に将来の夢を伝えられたら、朱里への想いも伝えようと決めている和臣…。和臣の存在を知り、猛プッシュをする亮介…。果たして朱里はどちらを選ぶのでしょうか…。
あらすじまとめ
メインキャラクターの4人がそれぞれの想いを抱え、ふったりふられたりしながらも自分の”恋”と向かい合い成長していく『ふりふら』!この記事では『ふりふら』の大まかなストーリーを紹介しましたが、原作を読むともっともっと感じるものがたくさんあります。みなさんもぜひ『ふりふら』を読んで胸キュンしてみてください!