甘党さんの同名漫画作品『となりの吸血鬼さん』のアニメが2018年10月から放送されます。本作は、イマドキ吸血鬼との同居コメディとなっており、ほのぼのとした日常や可愛い女の子キャラクターが登場することなどが魅力の作品です。さらに、イマドキ吸血鬼ならではの生活や悩みなど、吸血鬼ならではのエピソードも満載。今回はそんな『となりの吸血鬼さん』に登場する名場面を独自にランク付けしたものについて紹介してきたいと思います。
目次
第10位 みんなでお買い物
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼であり友人のエリーの急な提案により、ソフィー・トワイライトとソフィーと一緒に暮らす天野灯、そして灯の幼馴染である夏木ひなたの4人で買い物へ出かけます。早速洋服屋へと入りますが、みんな既に持っているような服ばかりを手に取ってしまいます。そこで灯が自分で自分の洋服を選ぶのではなく、誰か他の人の洋服を選ぼうと提案。エリーはひなたに、ひなたが普段着ないような女の子らしい洋服を提案したり、灯はソフィーにあまり着ない白色のワンピースを渡したりと、楽しんでいる様子。帰り道では、夏休みになったら新しい服で出かけようと計画したり、ほのぼのとした名場面です。
第9位 ヴァンパイアハンターとの出会い
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
ある日のこと。吸血鬼のソフィー・トワイライトと一緒に暮らす天野灯の家に、灯の幼馴染である夏木ひなたが泊まりに来ており、宿題合宿を行っていました。そこであらわれたのが、ヴァンパイアハンターを志しているという人物。この辺りに吸血鬼がいるとの情報を得て、退治しに来たとのこと。しかし、ソフィーを一目見ても吸血鬼とは気づいていないようす。その場をうまくしのげ、そのヴァンパイアハンターと別れるのですが、その人物は空腹のために倒れてしまいます。ソフィーは家へ案内し、料理を提供し、そして泊まる場所がないというその人物に泊まることを提案します。何度かバレそうになりつつも、吸血鬼であることがバレずにすんだソフィー。しかし、翌朝見送る際に、その人物が落としたぬいぐるみを拾ったときに日に当たってしまい、一瞬手が灰になってしまいます。それを見逃さなかったヴァンパイアハンター。ですが、吸血鬼にも良い人がいるのだと知り、戦わずに去っていくのでした。ソフィーの人柄の良さがわかり、それ故に助かった、そんな名場面です。
第8位 ソフィーのピンチ?!
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
ある夜、吸血鬼のソフィー・トワイライトが散歩していたときのこと。公園でひまわりを見つけ、ひまわりの種を数え始めます。そして数え終わった頃にはすっかり朝になっていました。木陰で数えていたはいいものの、日が昇ってきてしまったため、木の陰から出られなくなってしまいます。帰ることもできず、なにもすることもなく困っていたところ、一緒に住んでいる天野灯が助けに来てくれました。朝起きたときにソフィーの姿が見えなかったことから、慌てて探しに来た様子。そんな灯の優しさがにじみ出ている名場面です。しかしここで終わらず、ホッとしたソフィーは手を取ろうとするのですが、そのとき灯は、ソフィーのための日傘を忘れたことに気が付きます。そして、日が暮れるまで2人は木陰でのんびりと過ごしたのでした。灯の少し抜けているおちゃめな一面もみられる名場面ですね。
第7位 灯のために料理を作るソフィー
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼のソフィー・トワイライトが日が暮れてから散歩をしていたときのこと。隣に住む森さんが多くの食材を抱えていたので、家まで荷物を運ぶのを手伝っていました。なぜたくさんの食材を持っていたのかというと、明日に娘と孫が来るから料理を振るおうと思っていたとのこと。会話の中から料理を作ると人間は喜ぶということを知ったソフィーは一緒に住む天野灯のために料理を作ろうと決心します。灯が出かけた後、灯の幼馴染である夏木ひなたを呼んで、さっそく料理を作り始めます。ですが、人間の食べるものがわからないソフィーは難しい食材や中には釘や土まで材料としてそろえていました。そんなこともあり、改めてスーパーを訪れて買い物をし、料理を作るのですがうまくいきません。落ち込むソフィーですが、ひなたが励まし、なんとか作り終えます。そして灯が帰宅し、作ったカレーを差し出します。そのカレーを食べ、おいしい!と微笑む灯を見て、ほっとするソフィー。灯の喜ぶ姿を見るためにソフィーにとって未知である料理を作っているその姿から、ソフィーの素敵な性格が垣間見える名場面です。
第6位 3人で行った夏祭り
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼のソフィー・トワイライトと夏を楽しみたいと思った天野灯は、幼馴染の夏木ひなたとともに海へソフィーを連れ出します。しかし、吸血鬼は日に当たることができないため、ほとんど海を楽しめなかったソフィー。そんなソフィーを見て、他の方法で夏を楽しめないかと考えます。そこで、ソフィーが見ていたアニメからヒントを得て、夏祭りへ行こうと決める灯。ソフィーとひなたのために浴衣を作り上げ、一緒に夏祭りへと出かけます。屋台を渡り歩いたり、金魚すくいをしたりと楽しんでいる様子。最後には花火を見て、夏祭りを満喫した3人。帰り道で灯が「来年も再来年もその次もずーっとみんなで一緒に花火見に来たいね」と言うと、ソフィーも「それはいいな」と答えます。そんなほっこりした名場面です。
第5位 家族のいないソフィー
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
天野灯の幼馴染である夏木ひなたの家を訪れたとき、ひなたの弟の話から家族の話が始まりました。灯はソフィー・トワイライトの家族はどんな家族なのかと想像し始めるのですが、ソフィーはもともと人間ではあったけれど吸血鬼になったのは自分だけだったので今は1人だと告げます。そして、ソフィーは「私はひとりでいることにはすっかり慣れてしまったが、人の話を聞いていると家族というのは楽しそうだな」と微笑みながら言いました。それを聞いた灯はソフィーの母親や姉、猫にまでなる!と言うのですが、そんな灯を見てソフィーは「なんなんださっきから変なテンションだな」とツッコミます。その後に灯がソフィーに向けて言った言葉です。この言葉の後には「私が寂しい思いはさせないから!」と意気込んで言いました。灯は家族の話から、ソフィーのことを気にかけていたようです。そんな灯の優しさがにじみ出ている名場面です。
第4位 友人だからこそできないこと
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼のソフィー・トワイライトがいつも血を購入している通販サイトが臨時休業になったときのこと。冷蔵庫のストックも切れ、友人であり吸血鬼のエリーもちょうど血を切らしていた状態で、困るソフィー。ここで灯が自分の血を吸ってと言うのですが、ソフィーは頑なに受け付けない様子。しかし、元気がないソフィーを見て、もう1度、自分の血を飲んでほしいと頼むのでした。ですが、それでも断るソフィー。灯は、自分の血はそんなにまずいのかと落ち込むのですが、そこでソフィーは「そうじゃない。灯から血を吸いたくないのは友人だからだ」と言います。続けてソフィーは「毎日一緒に過ごす人間の血を吸うのが癖になったりでもしたら危険なんだ」と言うのでした。灯のことを大切に思っている気持ちがわかる名場面です。
第3位 ソフィーを思うエリー、裏表のない灯
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼のソフィー・トワイライトの元へ、友人であり同じ吸血鬼のエリーが訪ねてきたときのこと。エリーは天野灯のことを召使か非常食なのだと勘違いしていました。それもそのはず、エリーは100年間眠っており、吸血鬼に対する人間の対応は恐ろしいものだという認識のままでした。エリーの記憶の中では、吸血鬼だということが人間にばれると、集団となって退治しに来るのが普通でした。しかし、ソフィーは現代では平気だということを説明します。それでも納得いかない様子のエリー。「でもいつ裏切るかわからないでしょ。友人だなんて思ってたらその時傷つくことになるわ」と告げ、ソフィーを連れて出て行こうとします。そんなエリーを止める灯。そこでエリーが「どうして恐れないの?私たちは人間とは全く違う力を持った怪物なのよ?」と言います。そこで灯は「どんな力を持ってたとしても、ソフィーちゃんやソフィーちゃんの友達が酷いことするとは思わないから」となんてことのないように答えたのでした。そんな灯に拍子抜けした様子のエリー。そんなエリーは灯に対して「あなたくらいの変な子なら吸血鬼とも友人になれるのかもしれないわね」を笑うのでした。ソフィーを傷つけたくないエリーの優しさや、ソフィーやエリーに対する信頼を持っている灯の素直さなどが表れている名場面です。
第2位 吸血鬼と人間の共有できる時間
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
吸血鬼のソフィー・トワイライトとソフィーと一緒に暮らしている天野灯、そして同じく吸血鬼のエリーと灯の幼馴染である夏木ひなたが一緒に遊園地に行ったときのこと。吸血鬼は日に当たることができないということもあり、日が沈む頃を見計らって遊園地へ訪れました。様々なアトラクションやパレードを楽しみ、そろそろ閉演時間に。そこでソフィーは「なんだかすまないな。人間なら朝から来て一日中楽しめたのに。私たちは共有できる時間が短いな」と言ったのに対して灯は「なに言ってるの!短くてもソフィーちゃんとみんなで来たかったの!だから謝ったりしないで」と返事をしました。最後にはみんなでお揃いのグッズを買い、嬉しそうな4人。吸血鬼であることなど関係なく、ただソフィーたちみんなと一緒に楽しく過ごしたいという灯の気持ちがあらわれている名場面です。
第1位 大切な人と見る桜
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
散歩中に桜を見かけたことを話す天野灯が、今年の桜を見ていないという吸血鬼のソフィー・トワイライトをお花見に誘ったときのこと。お弁当などを作り、同じく吸血鬼のエリーと灯の幼馴染である夏木ひなたを誘って、夜桜をライトアップしているという公園へ向かいます。そこで桜を見上げたソフィーが「桜なんて毎年同じだと思っていたが・・・こんなふうに誰かと見るとまた違って見えるものだな」とこっそり思っているのでした。友人も恋人もほぼいないに等しいソフィーにとって、灯やひなた、エリーが大切な存在になっていることがわかるような名場面ですね。
『となりの吸血鬼さん』名場面ランキング、まとめ!
出典: となりの吸血鬼さん ©甘党・KADOKAWA/となりの吸血鬼さん製作委員会
いかがでしたでしょうか?今回は『となりの吸血鬼さん』に登場する名場面を独自にランク付けしたものについて紹介しました。人間と吸血鬼という関係だからこその名場面や日常系ならではの名場面など、多くの名場面が登場します。ぜひアニメだけでなく漫画もチェックしてみてくださいね。『となりの吸血鬼さん』は2018年10月から放送開始です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。