「物語」シリーズの主人公阿良々木暦の妹、「阿良々木月火」。おとなしく愛らしい見た目とは裏腹になかなか凶暴な性格をしている彼女。謎めいた部分も多々あるのですが、果たしてその正体は!?
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
阿良々木月火
阿良々木月火とは西尾維新原作の小説及びアニメーション作品「物語」シリーズに登場するキャラクターの1人です。主人公・阿良々木暦の下の妹で、日常的に和服を着用。小柄でとても愛らしい外見をしています。
裏の顔
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しかし、知的で大人しそうな見た目とは裏腹に性格は凶暴。何食わぬ顔をして、スっと包丁を持ち出すなど、なかなか過激な行動をとる事も。姉の火憐とはとても仲良しで、兄・暦に対しては重篤なほどのブラコンです。兄曰く、ずる賢く、ヒステリックで感情がピーキー。
姉の火憐と仲良し
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姉の火憐とはとても仲が良く、常に共に行動をしています。正義感の強い2人は、世直し活動のようなことをボランティアで行っており「栂の木二中のファイヤーシスターズ」と呼ばれています。
ファイヤーシスターズ
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姉の火憐がとても活発で実戦を担当しているのに対し、頭の良い月火は参謀を担当。兄・暦が2人の活動について「お前たちの正義は偽物だ」という言葉に対し「ごっこじゃないよ、正義そのものだよ」と言い返します。しかし、月火曰く火憐ほどの情熱的な正義は持ち合わせてはいないとのこと。火憐とが情熱的に突っ込んでいくタイプなのに対し、月火はとても冷静なようです。
まさかの彼氏持ち!?
月火には彼女よりも年上の彼氏がいる、という話があります。彼氏の名前は蝋燭沢くんと言うらしいのですが、物語には登場せず、あまり話題にも上らないため、本当に実在するのか謎の人物となっています。
本当!嘘?
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因みに彼氏は兄である暦に似ているとのこと。月火はピュアな関係を築いていてラブラブだと言っていますが、それが兄の気を引きたいための嘘なのか、それとも本当に実在するのか、気になるところです。
お兄ちゃん大好きっ娘
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月火も兄のことは勿論大好きで、ワガママをぶつけては言い合いをする微笑ましいシーンもしばしば見られます。暦は月火のことをずる賢い、と言いますが、それは例えば「火憐ちゃんのことは怒っていいけど、私の事は怒らないで?」など、可愛らしく巧みな言葉で兄を誘導するところなどにあるようです。
禁断の恋!?
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2人は兄と妹という枠を若干超えたくらい仲が良いですが、月火は最近少しだけ大人しくなり聞き分けの良くなってしまった兄に寂しさも抱いている模様。物語の最後で暦が「彼女を紹介する」と言った時も激しく動揺していましたので、兄離れは随分と先の話になりそうです。
月火の正体
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『偽物語』のストーリー、8話から10話で月火の正体が明らかになりました。それは、月火が「怪異」である、という衝撃の事実です。まずは、過去に負った怪我が体から綺麗に消えていることで月火の体が正常ではない、ということを暦が知ります。
影縫余弦の登場
その後、突如怪異の専門家である影縫余弦という人物が登場。最初は暦を狙ったものかと思われていましたが、実はそのターゲットは月火。2人は怪異である月火を葬りに来ていたのです。ここで月火は余弦の連れてきた怪異、斧乃木余接によって体を吹っ飛ばされるも無傷。彼女は寿命を全うするまで不死身の「しでの鳥」という名の怪異でした。
しので鳥とは?
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火が怪異であるということが明らかになりましたが、一体「しでの鳥」とは何者なのでしょうか。しでの鳥とはホトトギス、とも呼ばれます。ホトトギスは実在する鳥としても存在しますが、ホトトギスには他の鳥の巣に卵を産み、その巣の持ち主である鳥に変りに子育てをさせる托卵、という性質を持っています。
実は・・・
身体の特徴である、髪が伸びるのが異常に早い、体の傷がきれいに消える、は怪異の影響です。作中のしでの鳥も同じくその性質を持ちますが、物語の中のホトトギスは巣の代わりに人の体を使います。そのため、ホトトギスは人として生まれ、人として生き、人として死にます。それが偽物だということ、死ぬまでは不死身だという性質を持つ以外は普通の人と変わらず、本人にも自覚はないようです。
プラチナ可愛い声優
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
「プラチナむかつく!」が口癖の月火の声は、声優、歌手として活躍中の井口裕香が担当しています。井口は2002年にゲーマーズのマスコットキャラクター『G.G.F.』のサファイア役で声優デビュー。その翌年の2003年からは『デ・ジ・キャラットにょ』でアニメデビューを果たし、両方の作品で声優ユニットを結成し、解散するまで活動を行っていました。
阿良々木月火の名言10選
「ど、どうして、撫子ちゃんがお兄ちゃんのベッドにいるの? 私はお兄ちゃんを抱きしめていたはずなのに!」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
この発言がまずもうやばいです(笑)月火ちゃんは重度のブラコン。ナチュラルにお兄ちゃんと添い寝をしっちゃってます。添い寝してくれる妹とか素晴らしいですよね。
「そばにいられるだけでいい、とか。好きなだけで満足、とか。そういうのって聞こえはいいけれど、おしとやかみたいで、つつましいみたいで、なんかいい風だけど、でも、それってすごく意味の分からないこと言ってると思わない?」
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深い。、深いです。月火ちゃんが否定しているのは大和撫子な女の子、といったところでしょうか。そんなのは意味がわからない。もっと自分のための恋愛をしたほうがいいといった感じなのでしょうか。
「いい加減に起きないと駄目だよ!?
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自分は寝ころびながらのこの発言。和服でこんな感じで寝てたら角度によっては見えるとこ見えちゃうんじゃないですか。こんなだらだら~と朝から会話できる妹が欲いと誰でも思うはず!?
「着物を馬鹿にしちゃだめだよ」
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着物を愛している月火ちゃんからの一言。着物を愛しすぎちゃってる月火ちゃんは家の中での普段着さえ着物なのです。しかし月火ちゃんはよく着物を着崩している様子。
「なに?聞こえなかった?人の話し聞いてないの?それとも私の質問には答えられない、答えたくないと言うことなのかな」
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そろそろヒステリック妹、阿良々木月火の本領を発揮していきましょうか!もうなんか発言から少し狂気を感じてしまいます。月火爆弾爆発3秒前といった感じですね。
「そりゃ驚くよ…驚くっていうか、轟くよ!『友達を作ると人間強度が下がるから』と痛いことを公言してたお兄ちゃんに、好きな相手ができただなんて」
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お兄ちゃんに彼女ができたことに驚きが隠せない月火ちゃん。すごく上手な言い回しです。このフレーズは西尾節が存分に発揮されていますね。
「私達と、それにお兄ちゃんのパパとママなんだから、性格もそれなりだよ」
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
少しアンニュイんな表情での一言。私達と、お兄ちゃんのパパとママ。ファイヤーシスターズと阿良々木暦の共通点と言えば正義感とお人よしさ。
「やだな、別に何も企んでないよ――お兄ちゃんはいつもそう。私と火憐ちゃんのことを、子供扱いばっかりして。心配性なんだから」
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シャフトのお決まりのポーズ、シャフトからのこの一言。髪もタオルでまとめっちゃって、つぶらな瞳で言われたら「おお。そうか」となっちゃいそう!でも騙されてはいけません。絶対なんか企んでる!
「勝手にひとりで大人になんないでよね。つまんないからさ」
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大人びてきたお兄ちゃんに向かっての一言。お兄ちゃんが大人に近づき、火憐ちゃんは中学を卒業してしまう。とり残されたように感じたんでしょう。寂しがってる月火ちゃん可愛い。
「私は後悔って、あんまりしないほうなんだけど だけど、だからこそ なんであのときに後悔しておかなかったのかなあ――って、後悔することはあるんだよね」
またまた深い発言がでてきましたね。後悔というのはすることによって、反省し、次に生かし、成長することができます。その機会を逃してしまったことを悔いる月火ちゃん。きっとそこから成長できるでしょう。
まとめ
出典: 化物語 ©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
阿良々木暦月火の魅力は伝わりましたでしょうか?見た目と中身のギャップが激しく、そこが良いと思う方もいらっしゃると思います。「物語シリーズ」には可愛い女の子がたくさん居ますが、ぜひ阿良々木暦月火にもご注目下さい。