普段は長い布に包まれているシャイターンの右腕。使用時には折りたたんでいた腕を伸ばし、その赤い異形の腕を開放する
『Fate/stay night』において様々なサーヴァントが召喚されました。そこで今回は作中で使用された宝具・投影宝具を全てご紹介させて頂きます。ぜひチェックしてみてください。
出典: Fate Zero ©Nitroplus TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
そもそも宝具とは?
人間の幻想を骨子に作り上げたサーヴァントの最終武装。 彼らの奥の手であり、サーヴァントが生前に築き上げた伝説の象徴。
彼らの武装を基に伝説を形にした「物質化した奇跡」。魔術礼装の儀式、その真名を詠唱すると同時に魔力を込めて効果を発動させる真名解放型と 真名解放をせずに一定の効果を得られる常時発動型の二つに大別され、更に副次的な機能が付随しているものもある。
セイバーの宝具
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風王結界(インビジブル・エア)
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幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。他にも纏わせた風を解放することで、破壊力を伴った暴風として撃ち出す『風王鉄槌(ストライク・エア)』という技が使えるなど応用が利く使い勝手の良い宝具。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
出典: Fate Zero ©Nitroplus TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された『最強の幻想(ラスト・ファンタズム)』。神造兵器のため投影による完全な複製は無理だが、真に迫ったものであれば出来る。あまりに有名であるため、普段は『風王結界』で覆って隠している。
約束された黄金の剣
出典: Fate Zero ©Nitroplus TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
かつてセイバーが抜いた王を選定する剣。引き抜いた時点で老化と成長が止まるなどの効果がある。生前にこの剣を永遠に失ったためサーヴァントとしての彼女は所持しておらず、衛宮士郎の投影によって複製品として登場。セイバーが使った際には士郎が使った時の数百倍の魔力が込められており、一撃でバーサーカーの命を7つ奪った。その時のランクは最低でもA以上だった。
全て遠き理想郷(アヴァロン)
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約束された勝利の剣の鞘。「不老不死」の効果を有し、持ち主の老化を抑え、呪いを跳ね除け、傷を癒す。真名解放時は使用者を異界に隔離し、あらゆる攻撃から遮断する10年前にアインツベルン家によりコーンウォールから発掘され、セイバーを召喚する為の触媒に用いられた
アーチャーの宝具
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無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)
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錬鉄の固有結界。厳密には魔術であり宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。
干将・莫耶
出典: Fate Zero ©Nitroplus TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。その名は刀工である干将とその妻・莫耶に由来し、干将には亀裂紋様・莫耶には水波紋様がその刀身に浮かんでいるとされるアーチャーは自身の特技とこの双剣の能力を最大限に発揮する奥義「鶴翼三連」を体得しており、使用時に特有の漢詩を詠む。
偽・螺旋剣(カラドボルグII)
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名前通り、螺旋を描く刀身を持つ剣。「偽」や「II」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
真名解放して放たれた際は空間すら捩じ切る貫通力を発揮する。本来のカラドボルグは剣光を虹のように伸ばす魔剣で、円卓の騎士の一人ガウェイン卿の持つ『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』の原型にあたる。
煉天覆う七つの円卓(ロー・アイアス)
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アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。光で出来た七枚の花弁が展開し、一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持つ。また花弁に魔力を注ぎ込むことによって防御力の底上げもできる模様。
ランサーの宝具
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刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
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彼が編み出した対人用の刺突技。槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因を作る必殺必中の一撃を可能とする。発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後で彼が死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。
突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)
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魔槍ゲイ・ボルクの本来の使用方法。渾身の魔力と力を持って投擲して放つ。速度はマッハ2。一人一人を刺し貫いていくのではなく、炸裂弾のように一撃で一軍を吹き飛ばす。
ライダーの宝具
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他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォース・アンドロメダ)
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形なき島を覆った血の結界。内部に入った人間を融解し、血液の形で魔力へと還元して、使用者が吸収する。形はドーム状をしており、内部からは巨大な眼球に取り込まれたように見える。ただし、結界外からは敵に察知されないようにするために、そのようには見えないようになっている。
自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)
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対象に絶望と歓喜の混ざった悪夢を見せ、その力が外界へ出て行くことを封じる結界。普段のライダーはバイザーとして使用し、自身のキュベレイや魔性を封じている。使用中、視覚は完全に絶たれるため、ライダーは視覚以外の聴覚、嗅覚、魔力探査などを用いて外界を認識している。
騎英の手綱(ベルレフォーン)
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あらゆる乗り物を御する黄金の鞭と手綱。単体では全く役に立たないが、高い騎乗スキルと強力な乗り物があることで真価を発揮する。制御できる対象は普通の乗り物だけでなく、幻想種であっても、この宝具でいうことを聞かせられるようになる。また、乗ったものの能力を一ランク向上させる効果も持つ。
キャスターの宝具
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破壊すべき全ての府(ルールブレイカー)
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攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ最強の対魔術宝具である。メディアの「裏切りの魔女」としての伝説が象徴として具現化した宝具。
バーサーカーの宝具
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十二の試練(ゴッド・ハンド)
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生前の偉業で得た祝福であり呪い。Bランク以下の攻撃を無効化し、蘇生魔術を重ね掛けすることで代替生命を十一個保有している。一度受けたダメージを学習し、その克服の為に新しい耐性を肉体に付加する。
射殺す百頭(ナインライブズ)
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彼の持つ万能攻撃宝具。何度首を断ち切っても甦る、9つ首の水蛇ヒュドラを殲滅した宝具で、弓矢の形をしている。ヘラクレスはヒュドラを滅ぼした後、この能力を模した技を全ての武器で使えるようになっている。その本質は、攻撃が一つに重なる程の高速の連撃にある。
アサシンの宝具
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燕返し
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かつて彼がツバメを斬ろうとした際、空気の流れを読まれてことごとく避けられたため、打ち落とそうとして編み出された秘剣。無形を旨とする彼が唯一決まった構えを取る。“ほぼ同時”ではなく“全く同時”に放たれる円弧を描く三つの軌跡と、愛用する長刀、そして彼の超絶的な技巧と速さが生み出す必殺剣。燕返しの瞬間は刀が実際に増えており、一つの太刀筋を受けたところで残る二本により四散させられる。
ギルガメッシュの宝具
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天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)
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かつて混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。ギルガメッシュが「エア」「乖離剣」と呼ぶ、無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。風の断層は擬似的な時空断層までも生み出す。宝具のカテゴリーにおける頂点の一つとされる。
王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
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バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者の財の量に準ずるため、何もない人が使っても何の意味もない。彼は生前自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間を繋げて自在に取り出したり、射出することが出来る。
真アサシンの宝具
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妄想心音(ザバーニーヤ)
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普段は長い布に包まれているシャイターンの右腕。使用時には折りたたんでいた腕を伸ばし、その赤い異形の腕を開放する。対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出す。この鏡面存在を握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる(いわゆる類感呪術)。要は即席の呪いの藁人形。
まとめ
宝具発動する時の心情や気持ちの変化を注意深く観察しているとより一層『Fate/stay night』の物語が楽しく思えますのでぜひチェックしてみてください。