東京リベンジャーズの2期、聖夜決戦編が2023年1月から放送されることが決まっており、放送日が近づいております!ヤンキー漫画にサスペンスやSFの要素を加え、アニメが丁寧に作られていたこともあって爆発的な人気を得ました。そんな東リベといえばストーリーの面白さもさることながら魅力的なキャラクターが多いことも評価が高いです!そんな東リベのキャラの中でも、一際ヤバい男、タケミチの宿敵、稀咲鉄太のアニメ1期の活躍を振り返っていきたいと思います!
目次
初めて名前が登場したのは犯罪組織『東京卍會』の幹部!
稀咲鉄太の名前が初めて登場したのは、花垣武道が最初のタイムリープで帰還したときに橘直人の口から、最悪の犯罪組織『東京卍會』の幹部ということで名前が上がりました。稀咲鉄太と佐野万次郎が出会うことで最悪の犯罪組織の誕生及び、橘日向の死に繋がることから二人の出会いを阻止するためにタケミチが12年前の過去に遡ることになります。
稀咲鉄太、悪魔的な頭脳と手腕を持つ天才
稀咲鉄太は現在の東京卍會の中で、佐野万次郎に継ぐナンバー2ですが、実質的に組織を運営しているのは彼です。東京卍會は警察ですら手に負えない最強最悪の犯罪組織で、警察は稀咲の影すら踏むことができていません。悪魔的頭脳・手腕の持ち主であり、犯罪に対して何のためらいも持ち合わせず、必要とあらば殺人も平気でこなし、そのほとんどで自分の手を汚さない。そんな彼は何故かタケミチの元恋人、橘日向の死に関与しています。
稀咲鉄太、東京卍會の抗争に裏で暗躍を続ける……
東京卍會と長内信高が率いるチーム愛美愛主(メビウス)の抗争のきっかけは、参番隊隊長のパーちん(林田春樹) の親友と身内が襲撃されたことから始まります。が、そもそも長内を旗頭にして愛美愛主を巨大な組織としたのは稀咲の手腕によるもので、パーちんの身内を襲撃したのも稀咲の手によるものでした。稀咲は計算づくでこの抗争を起こし、長内もまた利用されていただけでした。
稀咲鉄太、東卍の幹部となるために暗躍
稀咲の最終目的は東京卍會の幹部となり、佐野万次郎(マイキー)をトップとする犯罪組織を作り上げること及び、橘日向の殺害です。そのための最大の障害は、マイキーを支える龍宮寺堅(ドラケン)でした。ドラケンを殺害するために、東京卍會内部で不和を起こし、マイキーとドラケンを対立させて抗争を起こし、どさくさにまぎれてドラケンを殺害する計画を立てます。それは愛美愛主の長内をパーちんに刺させること。パーちんが逮捕されることで東卍内で不和が起こり抗争が起こります。
パーちんが刺さなくてもよかった可能性
いくら稀咲でも、パーちんが長内を刺して逮捕されるという展開を完全に予想できるとは思えません。結果的に、パーちんの逮捕に納得が行かないマイキー派とパーちんの意思を尊重するドラケン派に別れることになりましたが、仮にパーちんが逮捕されていなくても、そのまま芭流覇羅の抗争へと持ち込んでしまえばいいので、稀咲としてはどちらでも良かったと考えられます。
8・3抗争の計画を軌道修正して暗躍
マイキーとドラケンの対立をタケミチによって阻止された後は、パーちんの逮捕に納得できない林良平(ぺーやん)と愛美愛主の残党をけしかけてドラケンを襲撃。その裏でドラケンに強い恨みを持つキヨマサを使ってドラケンを殺害しようとします。しかし、ドラケンの殺害はタケミチの身体を張った行動で失敗に終わり、稀咲はさらなる計画を立てます。またこの計画の背景として、稀咲は金を使ってパーちんを出所させることをマイキーに提案していました。どのような手段を使うのかは分かりませんが……。
稀咲鉄太の次なる計画、血のハロウィンへ
8・3抗争でドラケンの殺害は達成できなかったものの、次の一手として半間を総長代理とする愛美愛主の年長組を離反させ、反東京卍會の組織と合流させて、総長不在のチーム『芭流覇羅』を結成、稀咲は年少組をまとめて東京卍會に合流し、パーちんの逮捕で椅子が空いた参番隊隊長に就任します。これらの動きは全て稀咲が画策したもので、稀咲はまんまと東京卍會の幹部の座を手に入れ、犯罪組織の母体を作り上げる土台とします。
ドラケンを殺せなかった稀咲鉄太はどう動いた?
東京卍會と芭流覇羅の抗争では、羽宮一虎が場地圭介を殺害してしまい激昂したマイキーが一虎を殺害したことで東卍は抗争に負け、闇落ちしたマイキーのために身代わりを用意し芭流覇羅に東卍を取り込むことで、マイキーを総長とする現在の東京卍會を作り上げました。また、その際には最大の障害であったドラケンを死刑囚へと仕立て上げています。
どうやってドラケン君を死刑囚にしたんだ!稀咲クン!!??
現在のドラケンは死刑囚でしたが、その内面は12年前と変わっておらず、死刑囚になったことを後悔していませんでした。ただし、稀咲に対しては激しい憎悪を抱いていました。どうやってドラケンに罪を犯させたのかはこの先も明確には描写されませんが、おそらくは人を使って恋人の佐野エマを殺害し、ドラケンにその実行犯を殺害させた可能性が高いです。普通に組織に対立する人間を殺害させ、そのままトカゲのしっぽ切りをしたようにも見えますが、稀咲への強い憎悪はそれで説明が付きます。
血のハロウィンにて手柄を挙げる稀咲鉄太!
東京卍會と芭流覇羅&反東京卍會の勢力との抗争、血のハロウィンでは一虎との戦闘で気を失ってしまった場面で矢面に立ち、マイキーを助けることで手柄を挙げます。ただし、これらは全て稀咲のブックでした。稀咲は東卍が勝っても、芭流覇羅が勝ってもどちらにしても目的を果たせるように動いていたのです。しかし、稀咲の企みに気づき唯一稀咲を出し抜いた場地圭介によって一度は計画に狂いが生じたかに見えましたが……。
血のハロウィンの終幕、その後の稀咲の動きは?
一虎が場地を刺してしまい、場地が致命傷を負ってしまったことで結局未来は変わらないように見えましたが、タケミチの説得と場地の自決により抗争は終了。ただ、稀咲はその後、芭流覇羅の残党を東卍に吸収させる手柄を立てることによって存在感を確立します。結局は稀咲の目論み通りに事が進んでしまったのですが、タケミチも壱番隊隊長に任命されたことで未来が変わります。
血のハロウィン後の未来での稀咲鉄太の暗躍は?
その後の未来でも稀咲は犯罪組織、東京卍會の最重要人物でした。さらにはタケミチまでもが東卍の幹部となっており、タケミチ自身が日向を殺害するように誘導していました。最終的には警察と通じていた松野千冬を殺害し、タケミチに対しては失望したように怒り、「じゃあな、俺のヒーロー」と涙を流してタケミチを殺害しようとします。ここまでがアニメ1期での稀咲鉄太の行動でした。
稀咲鉄太はタイムリーパーなのか?
ここまでどれほどやっても日向の死を回避できない理由は、毎度のように稀咲が自分の望む結果に導いているからですが、そもそも一介の中学生に過ぎない稀咲がここまで周到に準備を重ね、警察の買収なども含め、タケミチが未来を変えたとしてもあの手この手で最悪の未来を導き出すことが出来るのものでしょうか?もしそうならば、脳筋集団のヤンキー漫画に似つかしくなく、出る作品を間違えているようなとんでもない頭脳を持つ人物ということになります。しかし、稀咲がタケミチと同様のタイムリーパーであれば全て説明がつくことになります。
稀咲鉄太はタイムリーパーではない!!
実は、稀咲タイムリーパー説はすでに本編で語られ、否定されています。稀咲はヤンキー漫画に似つかわしくないとんでもない頭脳、手腕、度胸を兼ね備えた作中屈指の能力を備えた人物ということになります。タケミチはどれほど未来を変えても、日向やあっくんの死を回避出来ずに絶望していましたが、稀咲もまたタケミチと同じ思いをしていたということになります。タイムリープというチートを持たずに、タケミチを出し抜き続けた稀咲は本当にとんでもないキャラクターだと言うことです。
【東京リベンジャーズ 聖夜決戦編】アニメ1期の稀咲鉄太振り返りまとめ
東京リベンジャーズの主人公、花垣武道の最大の宿敵、稀咲鉄太についてまとめてみました!作中でもとにかくヤバいヤツと言われているだけあって、倫理観のない悪役ですが、その驚異的な頭脳でタケミチを出し抜き続けたスゴイキャラクターでもあります。ある意味ではストーリーの中心にいるキャラなので2期での活躍も気になりますね!