『東京喰種』に登場する「鈴屋什造(すずやじゅうぞう)」という人気キャラクターを紹介。鈴屋什造(すずやじゅうぞう)は「喰種」と戦い、人間を守る立場にありながら、好戦的・残忍な性格をしています。しかし最近では人間的に成長している姿も描かれ、更に人気が増加。今回は鈴屋什造の過去や魅力について紹介します。
鈴屋什造のプロフィール
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
所属：元CCGアカデミー候補生、CCG本局所属二等捜査官→上等捜査官(JOKER)
血液型：AB型
身長：160cm
体重：47kg
足のサイズ：23.5cm
Like：駄菓子、遊ぶ、喰種狩り、ママ
Hobby：ボディステッチ、分解、絵
CV：釘宮理恵
性格や見た目
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
アカデミー出身でないにも関わらず、“特例”でCCG入りした異端児かつ問題児。実力は申し分ないが善悪の判断に乏しく、異常な嗜虐性を見せる事がある。ボサボサの髪と首や右腕の縫い目が目立つが、「まるで人形じゃないか」等と言われるほどに整った、中性的な顔立ちの少年。前髪をⅩⅢの形をしたピンで留めている。語尾に「です～」や「よ～」をよくつける。
戦闘能力
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
戦闘能力は極めて高く、ナイフ同然のクインケ一本のみで、捕食目的で自身を襲ってきた喰種三体（弱ったニシキをボコッてたヤツら）を200以上のパーツに解体した他、ジェイソンをあっさりと倒す(カネキによって瀕死に追い込まれていたとは言え)ほど。
鈴屋什造は可愛いけど怖い？
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
華奢な体つきに、性別不明ともいえるような中性的な顔。更に天真爛漫とも言えるその性格から、ファンから「かわいい」と言われることが多い鈴屋什造。しかし、「かわいい」だけでなく「怖い」と言われることも少なくありません。その理由場什造の残忍性にあると言えます。什造は過去の境遇から、善悪の判断が非常に乏しいキャラクターとなっています。
残虐で好戦的？
初期の頃には気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねた相手に障害が残る傷害を躊躇せずに行う場面等が描かれていました。また、喰種相手に戦った時も、相手の体を200以上ものパーツに切り分ける等、非常に残忍な殺し方をしています。その上、非常に好戦的な性格をしている為、『東京喰種』の中では「かわいいけれど怖いキャラクター」として成り立っています。
変わった？怖い？趣味
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
趣味の1つが「ボディステッチ」という自身の体に糸を縫い付ける行為。自傷的な行為に好戦的・残忍な性格、そして性別不明な中性的外見。確かに、こういった要素が絡み合うと、少し不気味にも感じられるかもしれません。しかしその不気味さがかわいい外見をした什造とのギャップとなり、魅力にもなっているのかもしれません。
鈴屋什造の脅威的な身体能力
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
アオギリの拠点攻略作戦において、CCGは上階から狙い撃ちされ攻め込む事ができなかった場面です。そんな状況の元、什造は指揮官丸手のバイクをこっそり盗み、そしてそのバイクを猛スピードで走らせました。バイクの向かう先は柵。什造は柵でバウンドさせバイクの進行方向を上へと変更。さらにバイクを足場にして飛び上がり、なんとそのまま敵拠点の上階へ突入した。
鈴屋什造のクインケ
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
「サソリ1/56（尾赫）Rate:B」篠原に渡された最初のクインケで、24区での実習期間に用いた。小型のナイフの形をしている。 CCGの倉庫から残り55本を持ち出し、56本すべてを所有している。最初は文句を口にしていたが、ジェイソンを手に入れた後も使っているところを見ると、なんだかんだ愛着があるようだ。
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
「13’s（ジューゾーズ）ジェイソン（鱗赫）Rate:S＋」13区の凶悪な喰種・ジェイソン（ヤモリ）から造られたクインケ。クの字型の大鎌のような姿をしており、分厚いクインケ鋼を一刀両断する威力を持つ。刃から赫子がでるギミックがある。
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
「アラタ(JOKER)」トーカとアヤトの父親である霧島新の赫子から作られた新しいアラタ。今までのアラタと比べて什造の体格に合わせてスリムな構造になっている。腕の部分がブレードになるというギミックがある。
鈴屋什造の過去
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
什造は幼少期にビッグマムと呼ばれる喰種の「飼いビト」だった。本名は「玲」。「什造」はビッグマダムにスクラッパーとして与えられた名前。 その日の働きに応じて様々な残虐行為に晒されたため、現在は痛覚が鈍くなっている。
また、この頃から多重人格の症状も見られる。
地獄の環境の中で・・・
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
更に、ビッグマダムから女の子扱いされた挙句、「かわいいままでいてほしい」という欲望から男性器を潰されている。この時の描写は男性なら誰でも背筋が凍るだろう。 地獄といっても過言では無い環境だったが、什造はビッグマダムを母と慕っており、スクラッパーの仕事も存在価値であった。
鈴屋什造はトラブルメーカー！？
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
その後、ビッグマダムは逃走。什造はCCGに保護される。高い運動神経を期待されていたが、同時にモラルや価値観の違いのため、たびたびトラブルを起こし、職員からは避けられていた。
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
その上、職員の一人がやっていた動物の虐殺の罪を被せられ、候補生との溝も確たるものとなってしまう。 そして、喰種対策局総議長・和修常吉によって入局。篠原幸紀とパートナーになる。 彼はこの時、新しい戸籍を与えられており、名前を自分で「鈴屋什造」と決めた。
東京喰種:reでの鈴屋什造の活躍
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
クインクス班と共に『ナッツクラッカー』という喰種の捜査を任せられる。が、捜査初日から早速寝坊した。主人公の佐々木琲世とは以前も捜査を共にしたことがあり、仲は良好。琲世の方も(自分が食べられないのにも関わらず)前日からポケットに什造用のお菓子を仕込んだりしている。
六月にナイフ操術を教える鈴屋什造
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
ナッツクラッカーの捜査の中で、マダム達が取り仕切る「人間オークション」にナッツクラッカーが絡んでいることを突き止める。2年前の『梟討伐作戦』以来の大規模なものとなる『人間オークション制圧作戦』に、先行しての潜入者としてクインクス班の六月透と共に参加。六月にナイフ操術を教えたり、篠原の教えを説いたりしている。
昇格する鈴屋
オークションの商品として内部へ潜入。義足に仕込んだサソリで、ホール内でビッグマダムの護衛をしていたアオギリの樹のラビットと交戦する。潜入用にジェイソンを置いてきたため、分が悪いと判断し撤退、オークションに参加していた喰種を尾行し瓜江・六月と合流する。瓜江と共に参加者の喰種を駆逐しながら鈴屋班と合流。班員と連携して、ビッグマダムの駆逐に成功する。 この功績が認められ、22歳にして特等捜査官に任命される。
鈴屋VSクロ
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
『流島攻略作戦』では「流島上陸」を担当。二番隊の隊長を任せられる。上陸してすぐに砂浜の喰種を一方的に駆逐、そのまま先行。その後、半兵衛と交戦していたクロと遭遇。負傷した半兵衛を半井に任せ、環・御影とともにクロと交戦する。半赫者となり襲い掛かってきたクロに対して的確に追い詰めるも、胸に攻撃を食らってしまいジェイソンも破壊されてしまう。しかしアラタを着ていたためダメージは無く、再びクロを圧倒し撤退させた。
鈴屋什造の考え
本土に戻った後にピエロマスクが攻めてきたときは旧多の命でS3班の班長になり、本局の正面防衛に当たった。旧多が局長となった後は、呼ばれているのにサボろうとするなど彼に反感的である。24区を襲撃した時には、半兵衛と共に逃亡する喰種を逃がすために戦うヒナミと対峙し、圧倒するものの、カネキが救援に入ったため逃がしてしまう。その後、カネキに「普通に殺します」と告げアラタを展開させ勝負を挑む。
少しづつ成長している鈴屋什造
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
カネキが竜となった後は鈴屋班は全員逃げることに成功したが、鈴屋自身と半兵衛はカネキとの戦いで怪我を負っていた。喰種がCCGとの協力を申し出た際は「篠原だったらどうするか」を考え断ろうとしたが、丸手に諭され「自分の考え」に従って協力を受け入れた。
人気の秘密は女性顔負けの美しさと幼子のような性格
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
什造は睾丸を失っているためからか、20歳を過ぎても中性的な外見をしています。オシャレをすることが好きで、自分の体に赤い糸を刺繍のように縫い付ける「ボディ ステッチ」は什造ファッションの必須アイテム。髪色に合わせて白髪時には白シャツ、黒髪に戻ってからは黒を基調とした服装をしていることが多いです。
ゴシックロリータ姿
出典: 東京喰種 ©石田スイ／集英社・東京喰種:re製作委員会
『東京グール:re』での潜入捜査時にゴシックロリータスタイルの女装姿を披露し、『東京グール』の時よりも少し長くなった髪型と相まって、女性キャラクターよりも可愛らしい什造にハマる読者が続出しました。また、天真爛漫で無邪気な子供のような幼い面が多々あり、その中のひとつが大のお菓子好き。『東京グール:re』では佐々木琲世が什造と会う際には衣服の両ポケットにお菓子を仕込み、什造とのコミュニケーションを円滑にしている描写などファンを魅了しました。
まとめ
『東京喰種re:』もいよいよ佳境へ差し掛かっています。これから先も『東京喰種re:』という物語はもちろん、鈴屋什造がどのように活躍するのか目が離せません。『東京喰種re:』は現在も『週刊ヤングジャンプ』で好評連載中。これからも『東京喰種re:』を、そして鈴屋什造がどうなっていくのかを見守っていきましょう。
