『ラブライブ!』はアニメ放送からスマホゲーム配信など、様々なメディア展開で人気を博している作品で、熱狂的な支持の高さから国民的アニメと言って差し支えありません。そんんた『ラブライブ!』について、今回は全ストーリーの考察を進めていきましょう!ネタバレも含まれているため、注意しながらチェックしてみてください!
『ラブライブ!』物語の概要
出典: ラブライブ ©プロジェクトラブライブ! KLabGames bushiroad SQUARE ENIX CO., LTD.
『ラブライブ!』は9人の少女たちがスクールアイドルとなり、学校廃校の危機に瀕した母校を救うため、そしてスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」への出場を目指す物語。個性的なメンバーによる面白いエピソードからシリアスな展開は、多くのファンを虜にさせて夢中にさせてきました。アイドルとしての明るい一面だけでなく、悩みや葛藤を抱えながら成長している9人それぞれの様子は必見であり、共感する部分も多くあります。
スクールアイドル「μ’s」の誕生
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まずは舞台となる音ノ木坂学院にスクールアイドルが誕生し、9人のメンバーが全員揃うまでの流れを考察していきます。μ’sはどのようにして誕生し、どんなメンバーがどのようにして集まってきたのでしょうか?9人全員が揃うまでアニメではじっくり描かれており、その中で様々な想いも詰まっていますが、大まかな流れを把握する際にもチェックしてみてください。
A-RISEの迫力に驚く高坂穂乃果
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音ノ木坂学院が廃校になるかもしれないと知った高坂穂乃果は、何とかできないかと模索します。そんな中、UTX学園のアドビジョンで流れたA-RISEのライブ映像を見て衝撃を受け、スクールアイドルで学校を盛り上げて廃校を回避しようと閃きます。このシーンでアイドル好きの矢澤にこと小泉花陽、そして小泉花陽に同行した星空凛の姿もあり、すでに4人は同じ空間に居合わせているのでした。
幼馴染3人でμ’sを結成
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高坂穂乃果がスクールアイドルで学校を盛り上げようと閃きますが、幼馴染の南ことりは楽しそうと同調するものの、恥ずかしがり屋の園田海未は反対します。あまりに現実的ではないという意見もありましたが、最終的に高坂穂乃果の意見に賛同する形となり、μ’sは3人で結成されるのでした。いつも高坂穂乃果についていけば間違いはなかったという過去もあり、反対していた園田海未も次第にノリノリになってスクールアイドルを始めます。
1年生メンバーが加入
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初めてのライブは人の気配がないガラガラの講堂でしたが、それでもしっかりとやり遂げたμ’s。アイドルになりたいという想いもあって小泉花陽はμ’sのライブを見ており、密かに加入したいという想いも募らせていきます。そこに幼馴染の星空凛が背中を押し、μ’sに曲を提供した西木野真姫も加わって、小泉花陽は念願叶ってスクールアイドルを始めることに。これでμ’sは6人となって活動も本格化していくのでした。
アイドル研究部の矢澤にこと和解
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μ’sの活動を快く思わない人物がいて、それがアイドル研究部の矢澤にこでした。学校側も既にアイドル研究部があるため、μ’sを部活動として認めるわけにいかず、高坂穂乃果は敵対視されている矢澤にこと何とか和解しようとします。矢澤にこはこれまでたった一人でアイドル研究部を続けていたこと、そこにμ’sが表れて成功し出したことに嫉妬していましたが、彼女もまたアイドルになりたいという想いを持っており、最終的に仲間入りを果たします。
最大の壁だった絢瀬絵里が加入する
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生徒会長の絢瀬絵里は責任感や義務感から、スクールアイドルで学校を救うと考える高坂穂乃果を認めていませんでした。しかしそれも彼女の本心を押し殺しての行動であり、親友であり副会長の東條希から諭され、また妹の絢瀬亜里沙からも「本当にやりたいこと」を問われて葛藤します。絢瀬絵里はついに自分の気持ちに素直になることができ、高坂穂乃果と和解すると、それまでμ’sを陰からサポートしていた東條希も加わって、ついにμ’sは9人全員がそろうのでした。
音ノ木坂学院の廃校を阻止
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μ’sメンバー全員が揃うと、いよいよ学校廃校を阻止するための動きが本格化していきます。その目標を達成するため、目前に控えた学園祭ライブで結果を残そうと奮闘していく様子がアニメ1期クライマックスで描かれています。ここにはとても濃い展開が描かれているため、何度見ても固唾をのんで見守ってしまうことは必至です。
9人揃ったμ’sは合宿を敢行
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μ’sメンバーが全員揃って練習しますが、高坂穂乃果は合宿を行うことを提案します。会場は西木野真姫の別荘となり、そこで絢瀬絵里からは結束力を強めるために先輩後輩の関係を取っ払おうとするのでした。西木野真姫はどうしても一歩引いた位置から物事を眺めていたため、合宿では先輩2人の気遣いもあって、ようやく打ち解けることができるように。同時に合宿によってメンバー同士のつながりも強化されて大成功を収めます。
大雨の中で学園祭ライブを結構
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学校廃校を回避する最大のチャンスである学園祭でのライブですが、μ’sは大雨という悪天候の中、さらに集客性が最悪の校舎屋上で行うことになります。最大の目標を達成するために高坂穂乃果は学園祭に向けて猛特訓しており、その甲斐もあってμ’s9人による初めてのライブは大成功を収めるのでした。学校廃校を回避するための大きな前進を取ることができましたが、高坂穂乃果がライブ中に倒れるというアクシデントも発生してしまいます。
学校廃校を阻止した代償
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オーバーワークでライブ中に体調を崩してしまった高坂穂乃果でしたが、学園祭でのライブが功を奏して学校廃校の危機を回避できる可能性を得ます。その知らせに安堵する高坂穂乃果でしたが、一方で生徒会長でもある絢瀬絵里は学校の立場から生徒を危険に晒したことを大きな問題と捉えます。そして下された決断がラブライブ!出場の自主棄権であり、もう一つの夢であるラブライブ!出場という目標を絶ってしまった責任から、高坂穂乃果は「スクールアイドルを辞める」と言って自暴自棄になります。
μ’sの結束力が強くなる
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高坂穂乃果のスクールアイドルを辞めるという発言に猛反発したのは矢澤にこで、他のメンバーも納得できずにいませんでした。一方で南ことりには海外留学の話が来ており、高坂穂乃果の発言を受けて留学することを決意するのでした。その知らせは高坂穂乃果には届いておらず、寸前になって南ことりを引き留めに空港まで走ると、そこでスクールアイドルを続けたいという本音を零します。南ことりも留学を急きょ取りやめ、スクールアイドルをやりたいという想いを再確認すると、μ’sが再び集まって強く結束力を生むのでした。
ラブライブ!出場に向けて
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アニメ2期では学校廃校を阻止できたμ’sの様子が描かれており、いよいよスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」出場に向けて動き出していきます。そこに立ちはだかるのがトップスクールアイドルとして君臨するA-RISEであり、μ'sも多大な影響を受けている相手でした。強力なライバルを目の前にしてμ’sがどのように奮闘するのか、その様子を考察していきましょう。
A-RISEとのライブ対決を行う
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スクールアイドルとしての素質が高いことを見抜いていたA-RISEは、綺羅ツバサの気まぐれによって、μ’sをUTX学園へと招待します。そこでライブ対決を提案しており、μ’s側もその話に乗るのでした。A-RISEは表向きスクールアイドル業界が盛り上がることを狙いますが、後に大きなライバルとなるμ’sを早い段階で潰したいという想いもありました。μ’s側としても会場なる場所を探していただけに、UTX学園屋上という最高の立地で挑戦者として臨む環境を心から楽しみます。
対決に向けてスランプに陥る3人
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A-RISEとのライブ対決が決定しますが、新曲づくりでは衣装担当の南ことり、作曲担当の西木野真姫、作詞担当の園田海未それぞれがスランプに陥ります。そこで急きょ合宿が行われることになり、それぞれの担当に別れて作業することでスランプを解消しようとします。メンバー同士それぞれが協力し合う様子が描かれており、そうして一つになった曲が「ユメノトビラ」で、ライブ対決も制して最終予選へと駒を進めていきます。
ラブライブ!最終予選で直接対決
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μ’sはラブライブ!最終予選でA-RISEと事実上の一騎打ちとなり、舞台となるイルミネーション会場で「Snow halation」を披露するのでした。A-RISEも得意のダンスチューンで対抗しますが、会場の雰囲気も相まって冬のラブソングを歌ったμ’sに軍配が上がります。「Snow halation」は東條希が「9人全員で曲を作りたい」という想いから誕生した曲で、その願いを叶えつつ結果を出したμ’sを止める存在は、もはや誰もいませんでした。
スクールアイドルの頂点に立ったμ’s
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ラブライブ!本戦では新曲「KiRa-KiRa Sensation!」を披露して圧巻のパフォーマンスを見せるμ’s。その結果、μ’sは念願のラブライブ!優勝という偉業を遂げており、さらに会場の熱気もとどまる気配がなく、アンコールに応えて「僕らは今のなかで」も披露。「KiRa-KiRa Sensation!」について触れると、「僕らは今のなかで」のアンサーソングになっており、衣装も「START:DASH!!」をより豪華にしたものとなっているため、μ’sの集大成とも呼べる一曲になっています。
スクールアイドルをもっと盛り上げるために
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音ノ木坂学院の存続とラブライブ!優勝という2つの目標を達成したμ’sでしたが、そんな彼女たちに第3回ラブライブ!開催の協力を仰がれます。そのためにμ’sは海外へと飛んでテレビ局からの取材に応じるといった忙しく日々を送ることに。劇場版ではμ’sの新しい活躍と解散、その後が描かれており、μ’sの物語の総決算となっています。
海外でパフォーマンスを披露したμ’s
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第3回ラブライブ!はμ’sが優勝した会場の10倍規模となるアキバドームでの開催を予定しており、それを実現させるためにμ’sへの協力を仰ぎます。その内容が海外のメディア取材を受けることであり、μ’sは海外へと飛んでパフォーマンスを披露するのでした。会場は秋葉原に似ているからという星空凛の指摘でNYタイムズスクエアとなり、新曲で劇場版のイメージ曲にもなった「Angelic Angel」を披露します。
帰国後は大勢のファンに出街されることに
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海外でのライブも成功させたμ’sは、日本に帰国すると大勢のファンに出待ちされるという光景に直面して、大きな戸惑いの表情を見せます。海外でのライブが中継されていたことにより、日本全国で大々的なμ’sフィーバーが巻き起こっているのでした。駆けつけたファンはμ'sのライブ開催を要望しており、その希望に応えるべくμ’sは秋葉原で大々的なライブを開催することを決めるのでした。
3年生卒業とともにμ’sは解散
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想像しなかったμ’sフィーバーに戸惑いを隠せなかったのはメンバーであり、当初の予定では3年生メンバーの卒業と共にμ’sは解散する予定でした。しかし理事長からラブライブ!のドーム大会を成功させるために続けてほしいと要望され、高坂穂乃果はその希望に応えようと考えるも、海外で出会った女性シンガーと日本で再会したことにより、改めてμ’s解散を決意します。
伝説のスクールアイドルとなったμ’s
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大々的なスクールアイドルのためのライブを終えた後、μ’sはライブ終了後に正式に解散することとなりました。そして音ノ木坂学院からμ’sメンバー全員が卒業すると、3年生となった高坂雪穂と絢瀬亜里沙がアイドル研究部として部活動の紹介をしており、μ’sの活動の軌跡が語られるのでした。『ラブライブ!サンシャイン!!』でも伝説のスクールアイドルとして取り上げられており、間違いなくμ’sが活動していた時間は奇跡とも言える内容だったはずです。
行間にあるメンバーのエピソードも必見!
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『ラブライブ!』の全ストーリーの考察をまとめていきましたが、全体の中に存在する各メンバーそれぞれの物語も必見で、これが『ラブライブ!』に夢中になる要因でもあります。しかし全体のストーリーを追っていっても、2週目から気づける要素も多々あって、何度も見直したくなる楽しさがあるのも事実。様々な魅力や想いが詰まっており、何より等身大に描かれた少女たちの軌跡は、多くの人が共感するはずです。