カイジシリーズのスピンオフ作品で、帝愛のNO2利根川幸雄を主人公とした中間管理職コメディです。トネガワはブラック企業帝愛で上司と部下に振り回されながらも奮闘していきます。そんな生活の中には中間管理職特有の苦労がたくさんありますが、基本的に優秀な利根川はいろんな困難を華麗に対処していきます。そんな、中間管理職必見の成功談を紹介していきたいと思います。
目次
成功談① 部下の信頼回復……!
会長の兵藤から多重債務者のクズどもが醜く争う命懸けのゲームを考案しろと無茶振りをされた利根川は会議室で黒服たちとアイデアを出すことになります。その手腕で黒服たちから自由な発想でアイデアを出させることに成功するものの、そこに会長兵藤がやってきます。突然の上司の登場により、冷静さを失ってしまった部下に横柄な態度をとってしまい信頼を失ってしまいます。
起死回生の社員旅行……!
部下の信頼を失ったままでは終われない。利根川は部下たちの信頼を回復するために社員旅行を企画します。しかし、部下にしてみれば上司同伴の社員旅行など窮屈なだけ。こんなことではその溜飲が下がるはずもない……!そこで利根川は最高級神戸牛にキンキンに冷えたワイン、売店で買ってきたキンキンに冷えたビールを用意したバーベキューで起死回生を狙います。
トネガワと焼き土下座マシーンの邂逅
しかし、そこでバーベキュー用の鉄板がないというアクシデント。このままでは起死回生のバーベキューもフイになってしまう。そんなとき、トネガワは後に自分が座ることになる焼き土下座マシーンを見つけます。傍から見れば巨大な焼き肉プレートにしかみえないマシーンを使うことでバーベキューは成功。最高級の誠意で利根川は見事部下たちの信頼を回復させます。
成功談② 利根川、大人の判断……!
兵藤会長からの無茶振りで悪魔的なゲームを企画することになったチーム利根川。前回の会議では上手くいかなかったものの、トネガワは『人間麻雀』という悪魔的アイデアを出します。そのゲームは悪魔的で黒服たちの予想を上回るいいアイデアでした。しかし、一番若い黒服の左衛門は人数が集まらないことや麻雀を知らない人もいるためアンフェアだと言います。会議に水を差すような意見ではありましたが、左衛門の意見は的を射た意見でトネガワはその意見を素直に受け入れ、さらに良いアイデアの提示を要求します。
カードジャンケン圧倒的完成度……!
左衛門は待ってましたとばかりにパワーポイントを駆使し、カードジャンケンのアイデアをプレゼン。その圧倒的な完成度はトネガワの『人間麻雀』よりも現実的でゲーム性も優れた最高のアイデアでした。しかし、左衛門は黒服の中でも一番の若造の意見であり、トネガワはその意見を突っぱねることもできました。しかし、トネガワはあっさり自分の意見を捨てて左衛門のアイデアを採用。ただ、カードジャンケンだと迫力がないので『限定ジャンケン』に名前を変えて、ちゃっかり自分の意見を取り入れることにも成功します。
成功談③ 企画を通すためなら上司の機嫌がいいとき……!
限定ジャンケンというアイデアを兵藤に報告しようとするトネガワでしたが、兵藤が不機嫌なときに提出しても腹いせに企画を却下する可能性は大いに考えられる……!トネガワは中々企画書を提出するタイミングを掴めませんでした。しかも最悪な事に提出期限の五日前に会長が10日間ハワイに行くことを知ります。トネガワ絶体絶命……!
会長のバロメーター……!
何としても企画書を提出しなければいけないトネガワは、以前兵藤の元で黒服をしていた山崎から“風呂の後は機嫌がいい可能性が高い”ことと“眉毛の角度によって機嫌の良し悪しがある程度判別できる”という話を聞きます。トネガワは会長の入浴後を狙うものの、顔パックをしていて機嫌が判別できずに頓挫……!しかし、トネガワはわざわざハワイにまで行き、スネーク張りの行動力で会長の機嫌を確認し、無事に企画書を提出することが出来ました。
成功談④ トネガワ……!大人の着こなし……!
トネガワの出張中に若い左衛門を中心にファッションに気を配ることが流行り、どんどんとチーム利根川の風紀は乱れていきます。山崎と権田だけはその風紀の乱れを問題視するも、仕事をきちんとこなしているだけあって強くは言えず、トネガワに相談します。トネガワは規則を引き合いに出して説得すればいいといいますが、左衛門たちのファッションはエスカレートし、権田までもが軍門に下っていました。
洒脱ではない……!
山崎は服務規程を引き合いに出しますが、その服装はいわば服務規程のグレーゾーンに位置する服装でした。そう言われては山崎も言い返すことが出来ません。しかし、そこにトネガワが帰ってきて言います。言い分には一理あるが、その格好はあまりにも洒脱ではない。お洒落とはさりげなくやるもので奇をてらった黒服たちの服装はもはやただのコスプレになっていると指摘し、左衛門たち黒服は服に着られていたことを知ります。風紀の乱れを防いだトネガワの巧みな弁舌が光るエピソードでした。
成功談⑤ 人事異動で明かされるトネガワの過去
人事異動の季節、誰が異動になるのかは異動になる本人以外には話が漏れる。だからこそ、今回異動になる萩尾、長田、菊池の三人以外は三人の異動が漏れていました。そして、ついに三人に異動の通知がなされ、南波照間支社へと異動が正式に発表されます。
荒れる三人……!
その送別会で三人は大荒れになります。何故なら今回の異動は左遷も同然、南波照間支社での仕事はドモホルンなんとかで使われる海藻のエキス抽出が主な業務。未来がないことは誰にも予想がついていました。そんな三人にトネガワは「今回の異動は左遷が半分、しかし戻ってくる期待も半分」と言います。しかし、成功ばかりの人生を歩んできたトネガワには分からない。そんな大逆転はあるはずないと言いますが……。
トネガワの過去……!
そんな三人にトネガワは日焼け止めクリームとサングラスの餞別を渡します。そして、ウミヘビに気を付けろとアドバイスを送ります。トネガワは何故そこまで南波照間支社に詳しいのか?それはトネガワにその経験があったからに他ならない。帝愛という理不尽なブラック企業では何があるかは分からない。理不尽に左遷されることも……!しかし、トネガワは大逆転を成して今の地位にいるのです。逆転はある……!
中間管理録トネガワの成功談まとめ
命懸けの殺伐としたギャンブルをテーマにしたカイジのスピンオフ作品にしては、意外にもしっかり中間管理職をやっているトネガワでした。その成功体験には現実で参考にするべきな部分もあったと思います。その成功体験を参考にしてみるのもいいのではと思いました。