幽遊白書は、以前週刊少年ジャンプで連載していた冨樫義博による漫画です。主人公である浦飯幽助が子供を助けたことで自分が事故に遭って、死亡してしまい霊界探偵として活躍するストーリーです。そんな幽遊白書には様々な魅力的なキャラクターが存在しており、熱いバトルを繰り広げる部分が見どころでもあります。今回はそんな幽遊白書の中でも主要キャラクターの一人でもあり、浦飯幽助とは最初は敵でありながらも次第に仲間となる蔵馬の魅力を詳しく紹介していきます。
目次
華麗に薔薇を操り戦う元妖狐!!蔵馬とは
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
蔵馬は幽遊白書に登場する主要メンバーの一人であり、赤い長髪と緑色の目が特徴の美少年です。性格は非常に落ち着いており、優しい性格の持ち主で女性からモテます。実際に読者にも女性ファンが多く、非常に人気の高いキャラクターでもあります。現在は南野秀一という名前で人間として生活していますが、実際は魔界で一番の盗賊であった妖狐蔵馬です。妖狐蔵馬時は銀髪の長い長髪に白い耳がついており、性格はどこまでも残虐で敵に敵を欺くことを得意としていました。しかし、大きな傷を受けたことで妖力を回復する為に人間の母親に取り付いて中の胎児と融合することで力は弱まってしまいましたが、命を取り留めています。
蔵馬の武器紹介
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
蔵馬の武器は植物です。その辺に生えている植物でさえも霊力を使うことで刃物のようにすることができます。また、薔薇を普段から持ち歩いていることが多く、薔薇を武器化することでムチとして扱い、「薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)」という技として使います。薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)は手以外でも操ることができ、暗黒武術会では髪の毛に巻き付けることで敵を倒すなどのテクニックを見せていました。他にも風華円舞陣(ふうかえんぶじん)という花びらを自らの周りに回せて、広範囲で防御する技も持っています。蔵馬は技が強いだけでなく、知能や策戦面でも優れています。そのため、相手の技を見切ったうえで敵を倒すことに長けており、多くの敵を今までに倒しています。
蔵馬との関係が強いキャラクターとは
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
ここまでは基本的な妖狐蔵馬の情報について紹介してきました。では、妖狐蔵馬との関係性が深いキャラクターには、どのようなキャラクターがいるのでしょうか。それぞれのキャラクターの特徴や性格から、妖狐蔵馬との関係性について詳しく紹介していきます。
命の恩人であり信頼できる仲間!! 浦飯幽助
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
浦飯幽助は本作、幽遊白書の主人公です。蔵馬とは浦飯が霊界探偵を始めてから出会っており、「暗黒鏡」という自らの命を引き換えにどんな願いもかなえることができる宝を奪ったことで、出会っています。当初は敵でしたが、蔵馬自身の性格の良さに浦飯が惹かれたことで蔵馬の命を助けて仲間となっています。それからというもの一緒に暗黒武術会に一緒に参加したり、仙水との戦いで協力したりと一緒に戦うことでよりお互いを信頼しています。浦飯は蔵馬に対して非常に高い信頼をしており、蔵馬自身も自らの命の恩人として高い信頼を置いています。
霊力の扱いを教えた弟子的存在!!桑原和真
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
桑原和真は茶髪のソフトリーゼントが特徴のキャラクターです。性格は喧嘩っ早いですが、実は人情に厚く、曲がったことが嫌いな不良でもあります。昔から霊感が強く、困っていましたが浦飯と行動するようになってから霊力の使い方を身に着けており、浦飯や蔵馬と共に様々な敵を倒しています。蔵馬とは暗黒武術会に参加する前に霊力を操る基本を教わっており、師匠のような関係です。蔵馬のことを厚く信頼しており、仲間であると認識しています。
同じ魔界出身の良き仲間!!飛影
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
飛影も桑原とは暗黒武術会などで一緒に戦った仲間でもあります。飛影自身は桑原のことを弱い存在だという印象を持っており、けなすことが多いキャラクターでもあります。桑原は飛影のことを敵にしたら恐ろしいと感じており、性格もあまり好きではないながらも実力の高さは認めており、仲間として信頼しています。二人の関係性は仲間でありながらも接点は少なく、飛影が桑原をバカにしてそれに対して、桑原が怒るという描写が多く見られます。
魔界での元相棒!!黄泉
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
黄泉は魔界の三代妖怪の一人になった人物です。元は妖狐蔵馬の部下であり、自らも盗賊として行動していました。しかし、黄泉の血の気の多さが蔵馬にとっては邪魔な存在だったため見限られて、部下をけしかけて両目を失っています。しかし、その後聴覚と嗅覚が秀でるようになり、以前よりも強くなっています。修羅という息子がおり、魔界統一トーナメントでは蔵馬を脅して仲間に引き入れています。その後は蔵馬とも和解していて、友好関係を保っています。
華麗に薔薇を操り戦う元妖狐!!蔵馬の魅力とは
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
ここまでは幽遊白書の主要キャラクターである妖狐蔵馬の基本的な情報から、深い関係性を持つキャラクターについて紹介してきました。では、そんな妖狐蔵馬にはどのような魅力があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
蔵馬の魅力その1知的でクールでありながら優しさも持ち合わせている性格
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
まず、初めに紹介する妖狐蔵馬の魅力は、知的でクールでありながら優しさも持ち合わせている性格です。蔵馬は序盤にも紹介したように非常に冷静で敵の行動や武器などを把握してからそれを封殺することで勝つことが多いです。つまり、敵の戦略を見切ったうえで対抗策を生み出すことが可能であり、非常に頭脳が優れています。また、普段は一見クールに見えますが母親のことを大事にしており、南野秀一の母親に対して幸せに生きて欲しいと心から願っています。そのため、母親が人質に取られるなどした場合は激しい怒りを見せます。また、自らの命を犠牲にしてでも母親の命を救おうとするなど母親想いの優しい一面が人間らしく良い人物であるということが伺えます。
蔵馬の魅力その2南野秀一と妖狐蔵馬とのギャップ
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
次に紹介する妖狐蔵馬の魅力は、南野秀一と妖狐蔵馬とのギャップです。南野秀一でもある蔵馬は、クールながらも仲間や母親に対しては非常に優しいキャラクターです。しかし、元は魔界の大盗賊である妖狐蔵馬であり、妖狐蔵馬の時は恐ろしいほどまでに冷徹なギャップが魅力でもあります。南野秀一として戦っている時も敵に対しては容赦ない一面を見せますが、妖狐蔵馬になる時は見た目の美しさとは裏腹に魔界の植物を操って、敵を斬殺しようとしたりと凶悪性が増し、優しさという感情が見られません。そのギャップが多くの読者を魅了してファンを増やしています。
蔵馬の魅力その3敵に対しては徹底的に非常な一面
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
最後に紹介する妖狐蔵馬の魅力は、敵に対しては徹底的に非常な一面です。蔵馬の戦闘では敵は普通に死ねればまだ良い方で中には永遠に死ねずに苦しみ続けることになる敵もいます。また、蔵馬自身も非道とわかっていながらも確実に勝負に勝つために、子供相手でも残酷な事実を伝えて動揺を誘って死に至らしめることもあります。また、魔界の植物を利用することも多くシマネキ草によって体の隅々まで植物の根を張らせて相手の動きを封じた後に殺すなど残虐な方法も取っています。しかし、これは相手も残虐な方法を取ってくるからこその仕返しのような戦法でもあります。蔵馬の戦闘ではラストにどのような終わり方になるのかが予想が付きづらいのも魅力の一つと言えるでしょう。
【幽遊白書】華麗に薔薇を操り戦う元妖狐!!蔵馬の魅力を徹底紹介!!まとめ
出典: 幽遊白書 ©冨樫義博/ぴえろ/集英社
今回は幽遊白書の主要メンバーの一人である妖狐蔵馬についての紹介と魅力を説明しました。妖狐蔵馬は普段は優しいながらも敵に対しては非道というギャップが魅力であり、カッコいい部分と言えます。見た目もかっこよく女性だけでなく男性も好きになるキャラクターでしょう。今の人気漫画のクールで知的なキャラクターの雛型のようなキャラクターでもあります。名言も様々なものがあるので幽遊白書を読んでいない人は見てみてはいかがでしょうか。