今やたくさんの作品が制作されているアイドルアニメ。そのアニメの草分けともいえるアニメが「THE IDOLM@STER」でしょう。険しい芸能界の中でトップアイドルを目指すアイドル達は数々の困難の中、数々の名言を残してきました。今回はそんな名言をランキング形式で紹介します。
目次
第10位 誰かの支えになるのは悪いことじゃないだろ?
出典: アイドルマスター ©窪岡俊之 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BNEI/PROJECT iM@S ©BNEI/PROJECT CINDERELLA
17話にてプロデューサーが、アイドルになってお姫様扱いされたかったのに現実は王子様扱いされるので、無理してお姫様になろうとする真に言いました。お姫様になりたいという真の夢はいいことだけど、真にはファンの女の子をお姫様にする力がある、「誰かに夢を見せるのもアイドルの大切な仕事じゃないか?」と真を諭しました。これまで自分の理想ばかりを追いかけて半ばファンを置き去りにしてしまっていた真はこの言葉を聞いて、”ファンのためにも王子様になる”ことを決意します。真が自分のコンプレックスを強みと認めた瞬間です。
第9位 歌う喜びや楽しさは人それぞれだからね
出典: アイドルマスター ©窪岡俊之 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BNEI/PROJECT iM@S ©BNEI/PROJECT CINDERELLA
21話で高木社長がアイドルに向けて言った言葉です。社長行きつけのピアノバーへ招待されたアイドル達がそこで歌い手として歌を披露している事務員の音無小鳥を見つけます。楽しそうに歌っている小鳥を見てアイドル達は「小鳥はアイドルにならなかったのか?」という疑問を持ちます。そんなアイドル達に向けた言葉がこの言葉です。どんな理由であろうと、どんな立場であろうと自分が楽しく歌い、観客を楽しませれば良いという社長の考えが出ています。それぞれの理由でアイドルになり、歌っていることを知っている社長だからこそ、迷い無くただ一心にアイドルの頂点を目指して欲しいという気持ちが表れた言葉です。
第8位 どこへでも行けるのはただいまーって帰れる場所があって…
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24話で美希が言った言葉です。「このまま進んじゃったら迷子になるかもって。どこへでも行けるのはただいまーって帰れる場所があって、そこで笑ってくれる人がいるからかなって」。アイドルとして活躍していけるのは765プロがあるから。しかし今のメンバーは仕事ばかりで、事務所を顧みることもなく活動していました。プロとして仕事を全力でこなすのは当然ですが、そのせいで大切な居場所、765プロの絆を失いかけていました。ファンや仕事ももちろん大切だけど、同じくらい765プロは大切だと改めて思ったメンバーは春香と同じく、「みんな一緒に」アイドル活動をしたいと強く思います。春香とみんなの想いがひとつになった瞬間です。
第7位 仲間の絆ってのがおまえらのパワーの源だろ?
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24話でJupiterの天ヶ瀬冬馬が春香に言った言葉です。冬馬は活動休止中の春香と偶然出会い、961プロを辞めたこと、新たに小さなプロダクションで一からやり直していることを明かします。冬馬は春香に、団結力が765プロの良さだ、絆が765プロの強さだと、これまでとは打って変わったことを春香に言います。765プロと同じように事務所の絆を大切にしていくという冬馬の言葉は、その絆が原因で思い悩む春香の心に響きます。ライバルからの何気ない一言が春香達765プロの絆を取り戻していくきっかけになったのです。
第6位 自分の壁を突き崩すという覚悟を持ちなさい
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11話においてレッスンについて行けずにライブに出ることを辞めようとした雪歩に対する貴音の言葉です。「あなたには足らないものがあるようです。それは覚悟です。自分の壁を突き崩すという覚悟を持ちなさい」。貴音は諦めかけていた雪歩に対して厳しい言葉を放ちます。しかしこれはいつまでたっても自分を変えようとしない雪歩を見かねての言葉です。3話で勇気を持って一歩を踏み出したときのことを思い出させるための言葉です。これを聞いた雪歩は泣き出してしまいますが、もう一度頑張ろうと決心し、自宅でも自主練を重ね、ついに通しで踊れるようになりました。
第5位 だけど諦めたくない。お願い、力を貸して欲しい
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24話で千早が765プロメンバーに言った言葉です。「今の私にとって765プロは新しい家族なの。仕事を第一に考えるのは、私たちの使命なのかもしれない。だけど諦めたくない。お願い、力を貸して欲しい。」という言葉です。活動休止中の春香の想いに応えるために千早が初めて事務所の仲間にワガママを言います。これまで全部一人で抱え込んでいた千早が、20話で765プロに助けられて今度は自分が765プロ、新しい家族のために何かをしたいと自ら動いたのです。プロとしては甘い考えかもしれないけど、765プロがばらばらになるのは嫌だという千早の本音とそれでも仕事と事務所の関係の二つとも決して切り捨てたくないという強い願いが込められた言葉です。
第4位 俺たちは利用されるために歌っているんじゃねえんだよ!
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21話でJupiterの天ヶ瀬冬馬が黒井社長に放った言葉です。所属アイドルを自身の理想のために利用している駒としか考えていない上に、本当は黒井社長が汚い手を使っていることを知ったときに、そのやり方に冬馬が怒りました。自分の信念、夢、そしてファンのために歌ってきた冬馬の本心がこもった熱い言葉です。この作品の全てのアイドル達にも言える言葉でしょう。それでもなお態度を変えない黒井社長の汚いやり方について行けないと悟った冬馬らは961プロを去る決心をします。
第3位 未来は今の延長だ。だからこそ今を大切に、悔いの無いように
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劇場版よりプロデューサーの言葉が第3位です。プロデューサーが突然アメリカへ研修へ行くことをアイドル達に明かして、みんなに動揺が広がります。アリーナライブのリーダーに任命されるも自信が無い春香は不安をプロデューサーに相談します。しかし、これまでいくつもの困難を乗り越えた経験を持つ春香をプロデューサーは信頼しています。だからこそ具体的にああしろ、こうしろと言わずただ春香がしたいこと、思っていることをしろと言ったのです。この言葉を聞き春香は、「今」ここにいるメンバーでライブに臨むことを決心します。
第2位 「私」は天海春香だから
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これも劇場版からの台詞です。初のアリーナライブを前にメンバーが欠けるかもしれないという危機の際に、春香がリーダーとしてではなく天海春香としてメンバーに本音と意気込みを語るシーンです。今ステージに立てるのは多くの人に支えられてきたから、だからこそみんなで一緒にステージに立ちたいという想いを伝えます。春香は「みんな」でステージに立つ瞬間が一番アイドルらしいと考えています。「みんな一緒」は765プロが困難を乗り越えつかんだ「夢」です。ここで春香がみんなの名前を呼ぶのですが、これはテレビシリーズ25話でプロデューサーがやったことと同じです。今までの経験を経て成長した、「今」の春香が想いを伝える劇場版の、というより「アニメのアイマス」が詰まった言葉です。
第1位 あなたにとって『アイドル』とは?
出典: アイドルマスター ©窪岡俊之 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BNEI/PROJECT iM@S ©BNEI/PROJECT CINDERELLA
第1位は、記念すべき1話から台詞というか、テロップで出てきた言葉です。これはプロデューサーからアイドル達に向けられた質問です。12人のメンバーらはそれぞれが思い描くアイドル像を話します。「夢、歌うこと、あこがれ…」など様々な想いをのせて765プロの物語が始まるのです。また、公式スピンオフのコミック「THR IDOLM@STER」でも25話の後に同じ質問をしていることが描かれています。以前と変わらぬアイドル像、様々な経験を経てあこがれが現実となり、少し考えが変わったアイドル像など様々ですから、これも必見です。そしてこの言葉はアイドルマスターに触れるファンや視聴者にも向けられた質問といえます。どんな気持ちでこのシリーズに向き合っていくか、改めて考えさせられる言葉です。
物語を彩る数々の名言
出典: アイドルマスター ©窪岡俊之 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BNEI/PROJECT iM@S ©BNEI/PROJECT CINDERELLA
ここまで10の名言を紹介しましたが、やはり物語が佳境になるにつれ、アイドル達の本音や想いがぶつかり合ったりして名言が生まれています。それらの名言は登場人物の心を動かし、物語も大きく動かしています。765プロのメンバーは様々な困難にぶつかりましたから、それだけ多くの名言が生まれています。それらはクスリと笑えるものもあれば心に響く言葉もあります。皆さんもアイドルの言葉に注目してアイマスを見てみましょう。きっともっと感動するはずです。