2021年10月に放送された異世界アニメ「進化の実~知らないうちに勝ち組人生~」が2023年1月に帰ってきます。タイトルも『真・進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』に一新され、内容のパワーアップを予感させますね。主人公の柊誠一は典型的ないじめられっ子です。いつものように虐められていたその時に学園全体が異世界に召喚されるところから物語がはじまります。低ステータスでボッチだった誠一は、他の生徒とは全然別の場所に一人で放り出されてしまいます。その誠一が奇跡を起こしながらチート成長しつつ、大事な仲間を見つけていきます。そして、その仲間達と王都テルベールでの活躍を描いたのがアニメの第1期でした。第2期では舞台を名門・バーバドル魔法学園に教師として招かれるところから始まります。今回は第2期の放送前に第1期の内容をおさらいしていきたいと思いますので、前作を見た方は「そうそうこんな話だった」と思い出して頂き、見逃した方は第2期を見る前に是非参考にして頂きたいと思います。
目次
最悪の異世界召喚、そしてサリアとの出会い
柊誠一は「でぶ」で「ブサイク」で「酷い体臭」の持ち主と学園では超いじめられっ子でした。まさに虐められていたその時、突然「神」と名乗る者が今から学園にいる者を勇者として別世界へ連れていくと宣言するのでした。その際スキルボードを見る力と鑑定・アイテムボックスの力を全員に与え、皆にグループを作るように言います。そうすれば安全なところへ転移させると、でも誠一をグループに入れる人はいません、誠一は一人残されてしまいます。一人残されてしまった誠一を見て、神は「特別にもう一つスキルをあげるよ」と言い誠一を1人だけで転移させたのです。
偶然食べた進化の実
一人深い森の中に転移した誠一は何日も飲まず食わずで行き倒れ寸前です、そこに偶然通ったクレバーモンキーが落とした物が「進化の実」でした。鑑定しても分かるのは名前だけ、食べる事しか頭にない誠一はかぶりつきます。その不味さに悶絶する誠一ですが空腹には勝てず完食した誠一でした。
ついに誠一が進化へ
その後クレバーモンキーの隙をついて9個の「進化の実」を手に入れた誠一は全部食べてしまいます。そんな時クレバーモンキーが襲ってきたのです。相手はレベル120、レベル1の誠一が太刀打ち出来るわけもなく瀕死の状態になってしまいます。その誠一を食べようとした瞬間、誠一の体臭がクレバーモンキーを襲い倒してしまいます。そして、大量の経験値を得た誠一は進化をはじめたのでした。
「神」から貰ったもう一つのスキルと「サリア」
体の関節が全て外れる様な音と共に誠一は激痛に襲われます、それが収まると身体に異変が現れました。背が伸びスタイルが良くなり全ステータスが1000アップされたのです。そしてクレバーモンキーの知識、スキル、アイテムなど全てのものが手に入ったのです。これこそ「神」が特別にくれたスキル「完全解体」だったのでした。スキル「完全解体」で魔物を倒し進化を続ける誠一の前に突然クレバーモンキーを従えたレベル775のカイザーコングが現れます。そのカイザーコングこそが「サリア」だったのです。
サリアとの戦い、そして・・・
人間に興味津々のサリアは「私と戦え」と誠一に戦いを挑みます。何とか抵抗する誠一に「強い雄好き!」と言いながらサリアは攻撃してきます。誠一は最後の手段としてこれまでの戦いで得た称号「臭い奏者」を使い体臭攻撃をするのでした。突然サリアの動きが止まり誠一に抱き着いてきました。サリアには誠一の体臭は好きになるフェロモンだったのです。誠一を気に入ったサリアは自分の巣へ連れて帰り、二人の生活が始まるのでした。
誠一とサリアの最終進化、そして王都へ
一緒に暮らして一週間、サリアは誠一の事が本当に好きで甲斐甲斐しく世話をしています。その女子力の高さと優しいサリアにドキッとしますが、ゴリラだという現実に揺れ動く誠一です。
進化の実の真実
サリアがクレバーモンキーを使って進化の実を集めていたのは夫に食べさせる為でした。進化の実を食べた者はその種族で最も優秀な存在に生まれ変われる力が与えられます、食べれるのは10個まででそれ以上食べると死んでしまうのです。誠一は盗んだのは自分だと謝ります。サリアは誠一なら大丈夫許すと笑顔で言うのでした。そして、でも「これで結婚は絶対!」とも宣言しました。
暗黒貴族ゼノアス
結婚という言葉に逃げるしかないと誠一は決意します。サリアの隙をみて逃げる誠一、それに気づいたサリアは追いかけてきます。なんとか振り切って辿り着いた洞窟に誠一は入ってしまいます、そこにはこの森でサリアより強い唯一の存在「暗黒騎士ゼノアス」が居る場所でした。
誠一をかばうサリア・・・
誠一の前に現れたゼノアスはレベル1500でサリアよりも強い相手です。なすすべも無く殺されそうになる誠一を庇ったのはサリアでした。どうしてと問う誠一にサリアは「誠一優しい、私と普通に接してくれる。誠一が大好き」と言います。そして、「誠一の笑顔好き、笑って」と言うサリアに泣きながら笑顔を見せる誠一でした。
誠一の戦い
サリアの言葉でようやく自分の気持に誠一は気づきます、サリアを愛していると。それをあざ笑うゼノアスに初めて本気で戦う立ち向かう誠一は、サリアの気持ちに応える為に渾身の力でスキル「刹那」を放ちます。すると刹那が奥義「疾風」に進化し、ゼノアスの体を貫いたのでした。
最終進化、そして王都へ
ゼノアスを倒しましたがセリアは息を引き取る寸前です、誠一はセリアに最後のキスをしたのでした。するとその瞬間光と共にセリアが美少女に変わったのです。ゼノアスを倒した事によりセリアが最終進化を遂げたのでした。その後、誠一も最終進化を遂げて更にチートな力を手に入れます、そして2人は一緒に森を出てテルベール王国へ向かうのでした。
冒険者ギルドと災厄のアルトリア
王都テルベールに着いた誠一とセリアは身分証を発行してもらうため冒険者ギルドに向かいますが、そこはなんと変態の巣窟だったのです。冒険者登録を躊躇する誠一にサリアは言いました、「私はこのギルドで登録してもいいと思うよ」と。その理由はみんなとっても楽しそうだからだったのです。
冒険者試験監督は災厄のアルトリア
無事に冒険者登録を済ませた誠一達は冒険者試験を受ける事になります。その試験官が災厄と呼ばれているアルトリアだったのです。彼女が災厄と呼ばれている訳は、生まれた時から「災厄を背負うもの」という呪いを受けていたからです。その効果は運がマイナスになる事で彼女の運は-2000000でした。その為不幸がつきまとう彼女は、周りに迷惑をかけない為、皆と距離をとっていたのです。
黒龍神との戦い
アルトリアと冒険者試験を行う事になった誠一達は順調に試験をクリアしていきます。そして街の外での最終試験の最中、魔王軍が仕掛けた転移トラップで黒龍神のダンジョンへ3人は転移させられます。途中はぐれてしまうアルトリアと誠一達、そしてアルトリアの前に黒龍神が現れるのでした。魔王軍の中では魔王の次に強いとされている黒龍神です、アルトリアは全力で戦いますがとても敵いません。絶体絶命のその時、誠一が現れました。
誠一 vs 黒龍神
誠一はレベル5000の黒龍神と互角の戦いを繰り広げます。すると黒龍神は「威圧」を使い誠一を動けなくしてしまいます。窮地に陥る誠一が「動け、動け、動け~」と力を解放させた時「威圧耐性」のスキルと奥義「剣華繚乱」「剣身一体」を獲得したのです。そして、獲得した奥義で黒龍神を倒しアルトリアを助ける事ができたのでした。
災厄の花嫁、アルトリア。
アルトリアは誠一に助けられた御礼を言い、自分の災厄の事を打ち明けます。「自分はいらない人間じゃないか」と悩んでいるアルトリアの左手の薬指に誠一は不幸の指輪をはめました。その指輪は運のステータスをマイナス2倍にするもの、アルトリアにとってはプラス4000000になる指輪です。誠一はアルトリアに「幸福の指輪ですよ」と言い「今まで不幸だった分幸せになりましょう、俺が全力で支えます」と言ってしまうのでした。
アルトリアにプロポーズ?
誠一は自分がした事がプロポーズだったと慌てます、本人は全く自覚無しで言ってしまったのです。悩みながら入った喫茶アッコリエンテで知り合ったランゼと店主のノアードにその事を相談します。自分にはサリアがいる事もアルトリアとの事もです。ランゼは「結婚しちまえよ、二人と永遠の愛を育めよ」と言い、店主は「曖昧な答えを出さない事です、しっかり決断して下さい」とアドバイスをおくるのでした。その言葉にどうするか誠一は決心したのでした。
新しい仲間、アルトリア
誠一への好きという気持ちに気が付いたアルトリアは誠一に告白します。「誠一にはサリアがいるのは分かってるけど好きになっちゃダメか」と。誠一はサリアの事を考え断ろうとした時サリアが現れます。「アルトリアを受けれれてあげて、私もアルトリアの事好きだよ」と言うサリアでした。その言葉に二人を受け入れる決心をした誠一はアルトリアに「僕も好きだよ」答えたのです。
暴れロバ、ルルネとの出会い
冒険者は馬を持つものと言われた誠一は馬を買いに出かけます、そこで出会ったのが馬ではなくロバのルルネです。狂暴で誰にも懐いた事がないルルネは自分より強い者しか認めないロバでした。誠一にも攻撃を仕掛けますが全く敵わず負けを認めます、そして誠一に一生仕える主様はあなたしかいないと懇願するのでした。
ルルネと王都カップへ
ルルネを仲間に加えた誠一は王都カップに出場する事になります。王都カップとは死者が出なければなんでもありの王都を一周するレースです。そしてレースが始まりますがルルネは全然動けません、5位の賞品バハムートの肉を食べる予定で朝食を抜いた為お腹が空いて動けないのです。その時誠一は何か食べる物をと、進化の実をルルネに食べさせてしまいます。進化の実を食べたルルネは手が付けられません、妨害工作の魔物も全てなぎ倒し勝利を収めるのでした。
ルルネの大変身
王都カップの優勝賞品「ワルキューレと1日一緒に過ごせる券」に失望し泣き崩れるルルネに、頑張ってくれて有難うと労う誠一でした。するとルルネが光と共に美少女に変わったのです、レースで進化の実を食べた事により進化したのでした。そして、人間の姿になったルルネは新しい仲間となったのです。
国王の暗殺とオリガ
王都カップで優勝した誠一は突然騎士団に王城へ強制連行されます。それは王都カップの優勝賞品を受け取って貰うためでした。優勝賞品「ワルキューレと1日一緒に過ごせる券」とは団長ルイエスとの模擬戦をする事でした。ワルキューレ最強のルイエスの実力は本物で防戦一方だった誠一はスキル「世界眼」と「反射防衛」を発動させ圧倒してしまいます。皆が驚いていた時、国王が暗殺者に襲われるのでした。
暗殺者は子供?
暗殺者を探しに騎士団が向かった後、誠一はスキル「世界眼」で暗殺者を索敵し見つけます。なんと暗殺者は小さい女の子でした。誠一はその女の子を生け捕りにしたのです。
国王を救う誠一
国王は暗殺者に「悠久の眠り」2度と目覚めない呪いをかけられていたのです。国王を見て誠一は驚きます、ウインブルグ国王は喫茶アッコリエンテに居たランゼだったのです。誠一はスキル「魔法創造」を使い解呪魔法を作ろうと試みます。良くなれ、良くなれと念じているうちに反転魔法「良くなれ」が完成しウインブルグ国王を救ったのでした。
暗殺者の少女を救う誠一
暗殺者の少女の名前はオリガ・アルメリア、隷属の首輪で自由を奪われカイゼル帝国の暗殺部隊で働かされていたのです。誠一は「魔法創造」で解放魔法「リン〇ーン大統領」を作り隷属の首輪を外すのでした。私の手は汚れていると泣きじゃくるオリガに「オリガちゃんはやり直せる、汚れていない」と優しく話しかける誠一でした。そして、国王の許しを得て誠一達はオリガを新しい仲間にしたのです。
王都を襲う魔物の大群との対決
国境沿いに魔物の軍勢が現れワルキューレが出動する事になりました。誠一はルイエスに国王の護衛を頼まれます。そんな時、王都にバーナバス・エイブリット、「魔聖」と呼ばれる世界一といわれている魔法使いがやってきたのです。バーナバスが王国に来た理由は自身が学長を務めるバーバドル魔法学園の事でした。学園にカイゼル帝国の勇者達が編入して問題が起きていたのです。そんな時王都に魔物の大群が進軍してきたのでした。
迎え撃つ冒険者ギルドと誠一の仲間達
王都を襲う魔物の大群は全てボス級の魔物です。サリア、アルトリア、ルルネ、オリガと冒険者ギルドの仲間達は兵士達と共に魔物の軍勢を迎え撃つのでした。皆の奮闘と魔聖バーナバスの魔法で勝てると思ったその時、S級の大ボスクラスの魔物が新たに倍の数で襲ってきたのです。
最後は誠一のチート魔法が炸裂
S級の大ボスクラスの魔物の大群相手に流石のサリア達もジリ貧状態になってしまいます。この状況を覆す為にどうすればいいのか、敵味方が入り乱れた状態で敵だけをピンポイントで狙う広範囲魔法をと考えた誠一は、スキル魔法創造で『誠一魔法:ジャッジメント』を作りだしました。その魔法は誠一が害悪と判断した者だけに裁きの光を降り注ぐ魔法で、魔物は全て一掃されたのでした。
バーバドル魔法学園へ
『誠一魔法:ジャッジメント』で王国の危機は回避されました。すると誠一の実力を見たバーナバスは是非学園に来て教師をして欲しいとスカウトします。しかし誠一は「サリア達、仲間と離れるつもりはありません」と答えたのです。するとバーナバスはある提案をします。サリアは生徒として、アルトリアは教師として、ルルネは生徒か武道コーチとして、そしてオリガは誠一の世話係として一緒に学園に来てくれていいと。サリア達も誠一と一緒ならと賛成した事で、誠一もバーナバス魔法学園に行く事を決断したのです。
まとめです
いかがだったでしょうか、第1期の重要ポイントを中心にご紹介しました。第2期では舞台をバーナバス魔法学園に移して物語は展開していきます。第1期の後半で現れた魔神教団も動き出します。誠一達がどう戦っていくのか今から楽しみですね。最後まで読んで頂きありがとうございました。