アニメ第1部がつい最近まで放送していた「現実主義勇者の王国再建記」ですが、もうすでにアニメ第2部の放送が2022年1月から決定しております。そこで今回は第1部の振り返りとして、この作品に登場する魅力あふれるキャラクターについて、徹底紹介していきたいと思います。
目次
エルフリーデン王国
超大陸ランディアの南東に位置する国家で、王都はパルナム。ソーマが召喚された時は、国全体が財政難に陥っており、グラン・ケイオス帝国への支援金を払うことすらできないほど困窮していました。
ソーマ・カズヤ(相馬一也)
ソーマ・カズヤ(相馬一也)は、急にこの世界に勇者として召喚された主人公です。すぐに国王に任命されたソーマでしたが、18歳ながら国の財政を立て直す策を考えたり、元いた世界の知識を活かした先進的で、この世界に合った現実主義な国策を思いついたりと類稀な才を持ちます。また、ただ頭が良いだけではなく、民衆へ宝珠放送をする際のスピーチ力ともいえる言葉の巧みさも兼ね備えており、方針に対する説得力が国勢の安定をもたらしました。
リーシア・エルフリーデン
リーシアは、最初は陸軍に所属していましたが、ソーマの国王就任と同時に先代王であり父でもあるアルベルトにソーマと婚約させられてしまいました。ソーマの側で職務を手伝うにつれ、だんだんとソーマへの愛情が芽生え、アニメ後半では恋人と相違ないくらい仲良くなっていましたね。その美貌とソーマに物怖じせず発言する強気な姿、強力な氷魔法の使い手など、ちゃんと戦える王道ヒロインです。
アイーシャ・ウドガルド
アイーシャは、ソーマの求賢令により集められた「武」の才を持つ人物です。ダークエルフのアイーシャはその長身で大剣を扱い、女性でありながら戦闘では負けなしです。また、最初こそ表情が硬く怖いイメージでしたが、その緊張がほぐれると食べ物大好きで、時々ポンコツっぽいところもあり、「がっかりエルフ」と呼ばれるほどマイルドな愛らしいキャラクターですね。
ジュナ・ドーマ
ジュナは、王国の歌姫として活躍する美声と美貌を兼ね備えた人物です。一度聴いた音楽をすぐに歌えるという才も披露しており、この歌声によって国民の気持ちがやすらぎ、より国としてまとまっているのではないでしょうか。また、城下では歌声喫茶「ローレライ」で、海軍では海兵隊リーダー「カナリア」として働く裏の顔を持った大人の女性としての一面もあります。リーシアよりもお姉さんポジションとしてソーマを支える重要な人物ですね。
ポンチョ・パナコッタ
ポンチョは、大食いで国内の食べれるものはすべて食べ尽くしたという「食」の才を持つ人物です。はじめは自身の才について自信を持てないでいましたが、ソーマに才を激賞されたことによって「食の神様」と呼ばれるほどの大活躍をしました。食料難でもあった王国において、一部地域でしか食べられていなかった料理を広め、新たな調味料・調理法の開発をすることで、この危機を救った最大の功労者でもあります。
ハクヤ・クオンミン
ハクヤは、数多の本を読み卓越した記憶力を持つ人物です。はじめは王国図書館司書として呼ばれましたが、その才とソーマからの評価によって登用式では早くも宰相に任命されました。ソーマの知識や策に対して、同等に発言できる唯一の人物であり、先進的なソーマのアイデアにも冷静な判断を下す右腕として活躍しています。
トモエ・イヌイ
トモエは、妖狼族の少女で北方からの難民として王国に住んでいました。才は、動物の言葉を理解し会話することができるというもので、魔物とも話せるという唯一の能力を持っています。その能力の有用さとそれ故のトモエの身の危険を案じたソーマは、トモエを前王夫妻の養子として迎え、リーシアの義妹にしました。その可愛さと不動の妹ポジションのトモエがソーマたちの癒しにもなっていますね。
三公軍
国王とは異なる軍事組織、陸海空の3つの軍からなる軍隊。それぞれの公爵をあわせて三公と呼び、国王が行き過ぎた政策を執らないように、その抑止力として機能しています。
ゲオルグ・カーマイン
ゲオルグは、見た目はライオンの顔を持つ獣人族であり、陸軍大将を務める三公の1人です。ゲオルグは歴戦の名将と呼ばれており、長い間エルフリーデン王国を支えてきた忠臣として、兵からも高い信頼を得ていました。また、先代王アルベルトとは家族同士での付き合いもあるそうで、幼き頃からリーシアの成長をみていた父親のような存在でもありました。
カストール・バルガス
カストールは、信じたものはまっすぐ信じ抜く性格の半竜人(ドラゴニュート)で、空軍大将を務める三公の1人です。妻は海軍大将のエクセルの娘であり、血筋としてエクセルと近いものがあるようです。長寿な種族なこともあり、長らく空軍をまとめあげ、ワイバーンを用いた高い戦闘力を誇ります。娘のカルラと共にゲオルグを心から信頼する様子からも、その忠誠心の高さがわかります。
エクセル・ウォルター
エクセルは、海軍大将を務める三公の1人です。見た目は20代くらいですが500年以上生きており、その子孫が多く、歌姫のジュナもエクセルの孫娘の1人です。自身の家族と統治しているウォルター港を守ることがエクセルの第一優先事項なようで、そのためならどんなことでもしそうなほどです。また、女性としての圧というか、男性に対する堂々とした態度はエクセルには逆らうことができない印象を受けます。
禁軍
国王直属の軍隊であり、三公と比べると兵の数は少ないですが、国王が比較的自由に動かすことができる軍です。土系統の魔導士が多く、作品内では土木作業や築城などの業務を主に行っていました。ルドウィンが団長を務める近衛騎士たちが主に戦闘面の任務を務めます。
カエデ・フォキシア
カエデは、高い頭脳と国政の理解度を評価され禁軍の参謀になった少女です。見た目はトモエに似ていますが種族は妖狐族であり、カエデは土系の魔導士です。また、幼馴染のハルバートの無鉄砲さをいつも心配しており、良いお姉さんとしてサポートしています。また、経済や政策に対する慧眼も持っており、ソーマの考えをすぐに理解できる明晰さを持つ女性です。
ハルバート・マグナ
ハルバートは、カエデの参謀昇格を機にカエデの副官として任命された青年です。元は陸軍所属として単騎での武勇が認められるほどの戦闘力を誇っていましたが、大切なカエデを護るため禁軍へ異動した人物です。また、ソーマにタメ口を許されている人物であり、2人で言い合う姿はさながら同級生のクラスメイトのような親近感を覚えます。
グラン・ケイオス帝国
超大陸ランディアの西側に位置する大国で、帝都はヴァロア。大国の代表として他の国々をまとめ、魔物たちに対抗するための「人類宣言」を出した国でもあります。また、人口も資金力も戦闘力もエルフリーデン王国より優れています。
マリア・ユーフォリアとジャンヌ・ユーフォリア
姉マリアは帝国の女皇帝、妹のジャンヌは陸軍総帥、帝国ではこの姉妹が主要な役職を担っています。マリアは「帝国の聖女」と呼ばれているほど国民から人望が厚く、皆が幸せになるような理想論を語る人物です。一方、ジャンヌはそんなマリアを支える役として、ソーマのように比較的現実主義な性格をしており、この2人のバランスによって帝国の指針が決定しています。第1部では後半に2人が少しだけ登場しましたが、第2部で彼女たちとソーマとの関わりも増えてくると思うので楽しみにしたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。アニメ第1部では、才を集めたソーマによって、様々な特徴を持ったキャラクターたちがどんどん集まってきた印象でした。やっと国内がまとまってきたところで終わってしまったので、第2部では国外の国々とのエピソードも増えるのではないでしょうか。そして、新たなキャラクターやソーマの国策に引き続き注目していきたいですね。