本作品には武器などで戦う戦闘だけでなく、特殊なスキルを使って戦う戦闘がメインになっています。その多くがオリヴィアから受け継いだ「編集」「創作」「付与」により生まれ、例えば他のアニメでよく見る火や水を使ったような魔法とは少し違い、このアニメ独特のユニークなスキルが数多く登場します。そこで今回は個人が元々持っているスキルと「創作」や「編集」によって作り出されたスキルを紹介!強力なスキルからちょっとふざけたスキルまで紹介していきます。
目次
メインとなる3つの特別なスキル
まず最初に基本となる3大スキルを紹介します。オリヴィアからノルに譲渡され、多くのスキルはこの3つを使い制作されていきます。1つ目の「創作」はその名の通りスキルを創作する事が可能なスキル。例えば空を飛びたいと思ったら「背中に翼をはやして飛行するスキル」をこの「創作」で作る事ができます。2つ目の「付与」は「創作」で作ったスキルなどを他の誰かに付与する事ができるスキルです。先ほど例に出した翼をはやすスキルを誰かに付与する事で一緒に飛んで移動する事も可能になります。そして3つ目の「編集」スキルです。このスキルは自分や他人のスキルを編集することができ、例えば「剣の扱いが得意」というスキルを「剣の扱いが苦手」に編集する事によって、相手に剣を使わせない事もできます。ノルはこのどれをとってもチート級の強力なスキル3つをオリヴィアから受け継ぎました。
最強のスキルにはデメリットもあり
この3つを自由自在に使えればそれこそあっという間に世界征服でも出来そうですが、このスキルを使う時にはLP(生命力)が必要となり、スキルを大きく向上させる時や強力な魔法を編集する際にはそれに比例して多くのLPが必要となります。LPは生命力なので当然なくなればスキルの持ち主は死亡……そうならないためにもLPの回復は必須となります。回復方法は「欲」を満たしたり達成感を感じる事で自動回復し、ノルは基本的に「性欲」でこのデメリットを補っています。
ノルの初期スキル「大賢者」
「大賢者」はノルが唯一最初から持っていたスキルです。実はかなりレアなスキルであり「大賢者」を使えると分かった時は両親も大喜びしていたのですが、このスキルを使うと「死んだほうがマシ」と思うほどの頭痛に襲われるためノルは「大賢者」を使えずにいました。大賢者の効果は「世界のあらゆることを教えてくれる」というこれまたチート級のレアスキルです。
大賢者の副作用、頭痛を抑える方法は?
頭痛の恐怖で「大賢者」を使えずにいたノルでしたが、エマの見つけた古文書にはその頭痛を抑える方法が記されていました。本の内容は「賢者マーリンはひどい頭痛が起きると必ず妻たちを集めてキスを要求した」というもの。キスが大賢者の副作用に効くのでは?と考えた2人はさっそくムードの良い場所へ移動して何度もキスをするのでした。これ以降エマの方からキスに誘う事もあり、大賢者の副作用予防とは関係なく楽しんでいたようです。その証拠にノルがスキル「頭痛耐性」を「創作」スキルで作りキスが必要なくなったと聞いた時は泣きべそをかいて残念がっていました。
初歩スキル「石弾改」
手で握れる程度の石を作り相手にぶつける初歩的なスキル。基本中の基本で普通の石弾を使える人間は少なくありません。大気の塵を拳に集め圧縮させたイメージで作った石弾を弾くのですが、ノルの使う「創作」で作った石弾改は特殊で普通なら一定の大きさと決まっている石段を任意でサイズ変更する事が可能です。おそらく普通のサイズは10㎝程度ですが、ノルはレベル23の時点で100㎝の石弾を撃っていました。
「創作」「付与」「編集」を使うための必須スキル「鑑定眼」
オリヴィアから強力なスキルを譲渡されたノルですが、それを活かすために必須スキルとなるのがこの鑑定眼です。相手が「隠ぺい」の効果を持っていない限り情報を知る事ができるスキルで、鑑定眼を使えば名前・年齢・種族・レベル・職業・スキルを知る事ができます。オリヴィアから貰った「編集」と「付与」を使う際にはどのスキルを編集するのか、ちゃんと相手に付与できているのかを確認しなければいけないので、この鑑定眼は必須のスキルとなっています。
完全な無駄スキル「貧乳」
メインヒロインであるエマの大きな特徴の1つがとんでもない巨乳!初登場時もこのようにバストアップからの登場となるほどのサイズなのですが、それゆえに肩こりに悩まされていました。そこでノルはエマの肩こりを解消するために「創作」を使い「貧乳」というスキルを創作します。(自分でもそんなスキルを作れた事に驚いていましたが)一応確認のため「貧乳になれるとしたら?」と聞き、余裕の表情で「叶うなら是非なりたい」と答えたエマの言葉を聞いてから貧乳のスキルを付与しました。しぼんで平らになった胸を見て、みるみる表情が変わっていくエマ……トドメはノルの「僕は断然巨乳の方が」という言葉を聞き、早く戻せと怒鳴りつけられノルは「編集」で貧乳のスキルを削除。良かれと思ってやった事でしたが3大スキル全てとLPを無駄に使っただけで終わってしまいました。
一撃必殺「即死の一刈」
即死の一刈はノルが初期に戦ったレベル99デッドリーパーの使うスキル。手に持っている大鎌で相手を攻撃し、ダメージを与えると即死させることができるという即死攻撃です。この時ノルはLPを500持っていましたが、即死の一刈を編集で消すにはLPが4000必要だったのでかなり強力なスキルと思われます。即死耐性のスキルを持っていなければ回避不可能とされており、かすり傷でも負わされるとその時点で即死確定となります。
「鈍重」と「石弾改」を使いなんとか撃破
この時のノルのレベルが23だったのでレベル99のデッドリーパーは到底敵う相手では無かったのですが、そこは3大スキルでカバー。まずは鈍重というスキルで相手の動きを止め、その後石弾改で100㎝の巨大な石弾を作りデッドリーパーを討伐しました。とはいえ普通の相手ならこのスキルを使ってもレベル差で勝てなかったと思いますが、デッドリーパーは死神のような敵であり全身が骨だけだったので石弾のような打撃技が弱点だったのかもしれません。
エマのスキル「両手短剣術」と「風撃」
エマの戦闘スタイルは主に両手短剣を使った近接戦闘で、職業的にはシーフや狩人などに近い感じです。風撃という近距離で使う風魔法も使うことができ、攻撃力はそれほどありませんが素早さと手数で敵を倒すのがエマの戦い方になります。しかしレベルが格上のビッグラビット戦では上手い立ち回りと手数で圧倒するものの、攻撃力が足らず致命傷を与えるまでにはいきません。そこでノルはエマが持っている「両手短剣術C」のスキルを「両手短剣術B」にレベルアップさせる事に。両手短剣術Cの効果は「短剣の扱いが上手くなる」ですが「編集」を使い「短剣の扱いがすごく上手くなる」に編集します。これによりエマのスキルは飛躍的にアップ。あっという間にさっきまで苦戦していたビッグラビットを討伐してしまいました。ちなみにこの時使ったLPは500。エマの耳を甘噛みしただけで600LP稼いでいたのでおつりがくるほどお得な編集でした。
マリアにかけられた呪い「十六の死印」
十六の死印は敵を倒すスキルでは無く自らの命を奪う呪いのスキルです。マリアの場合は200年以上前に先祖が倒した呪術師の呪いが原因で、子孫全員に呪いが発動する訳では無く偶然マリアにだけ呪いの効果が出てしまったようです。十六の死印の効果は「一定周期で全身に激痛が走り、16歳を迎えると死に至る」という呪い。先ほど紹介したデッドリーパーの即死攻撃を編集するには4000LP必要でしたが、十六の死印を編集するにはその倍の8000LP必要となるので相当強い呪いだという事が分かります。
呪の解除には「解呪」のスキルが必要
十六の死印は強力な呪いですが、「解呪」というスキルを使用すれば呪いを解くことが可能です。この解呪を使えるのが聖女と呼ばれ神殿で市民の病気などを治しているルナ。しかし解呪にはスキルを使用した人物の寿命が減るというデメリットがあり、呪いの大きさに比例してそのデメリットも大きくなるため十六の死印を解呪した場合は寿命の長いエルフ族ですら死んでしまいます。そこでノルは解呪の代償となる「寿命」を「所持金」に変換。これによりルナは所持金100万リアを失う事になりましたが寿命は奪われずマリアの解呪を成功させました。
暗いダンジョンの攻略に「夜目」と「閃光」
ダンジョンの中には真っ暗で辺りが良く見えない場所もあり、明かりを持っていないと進めない事があります。そんな時に役立つスキルが「夜目」。その名の通り辺りが暗くても周りが見えるスキルでノルだけでなく怪盗ファントムなども同じく夜目を使い暗闇の中で暗躍します。もう1つのスキル「閃光」は攻撃では無く主に不意打ちで逃亡する時に使うスキルです。指先から強力な光を発し、相手が怯んだうちに逃げるのが主な使い道。目つぶしと同じ感じで暗闇だけでなく明るい場所でも効果を発揮します。
受付嬢サラが使うとんでもないスキル
ある日ローラが担当冒険者をサラに奪われたと騒いでいた時、ノルはサラの情報を鑑定眼で調べていたのですが……その内容があまりに衝撃的でした。受付嬢という職業柄戦闘に特化したようなスキルは1つも持っていなかったのですが持っていたスキルは全部で6つ。「魅了」「人心掌握術」「サディスト」この3つはまだ分かるのですが、残りの3つが「乱れ牡丹A」「御所車A」「石清水A」。実は私も最初何のことかよく分からずネットで検索してみたのですが、どうやらこの3つは「夜に大人の男女がベッドの上で使うスキル」の模様……実在するスキルなので気になる方は1人でこっそりと検索してみてください(笑)サラの場合すべてのスキルがAランクなのでかなりの手練れで間違いありません。
ある意味究極のスキル?「ラッキースケベ」
コスパ最高で禁断のスキルとされている「ラッキースケベ」。ある意味ハーレム系アニメには必須のスキルとも言えるでしょう(笑)たったの300LPで入手できるこのスキル、コスパは最高ですが効果も最高。効果は「近くに異性がいるとやらしい状況になる」というシンプルなものなのですが、その威力はかなり強力で近くにいるエマだけでなく周囲の女性全員のスカートがめくれるなど広範囲にわたってラッキースケベが連発します。さすがにこれでは支障がでると思ったノルは編集でスキルに「稀に」という一文と「真剣な場面では無効」を追加しています。正直なところ真剣な場面でラッキースケベというのも興味はありますが……そもそもノルの周りに美女が集まってきているのとLP回復方法だけで十分ラッキーなので、ラッキースケベのスキルはいらない気もします(笑)
レイラの得意スキル「魔拳」
個人的に一番好きなスキルがレイラの使う「魔拳」!ノルの表現を使うと「殴る」という火に「魔力」の油を注いで大爆発させる感じです。レイラの戦闘スタイルは格闘家で近接戦闘に特化しており拳に大量の魔力を込めて敵に打撃技を与えるこのスキルはうってつけ。拳に魔力を込める効果の他にも拳術の破壊力と拳の保護もアップしておりすさまじい破壊力で殴りつけても拳を痛める事はありません。技名は口に出していませんでしたがレッドモンキーの群れと1人で戦っていた時に繰り出していた蹴りや突きなどの技も派手でかっこよかったので是非アニメ化してもらいたいシーンです。
作中に登場するスキル紹介まとめ
ここまで作中に登場するスキルを紹介してきましたが、やはりみなさん夢があるスキルはラッキースケベでしょうか(笑)今回紹介しきれませんでしたが他にも魔法スキルや魔法融合で生み出されるスキル。戦いの基礎となるスキルも数多く存在するのでノルが鑑定眼を使った際には誰がどんなスキルを持っているのか注目してみてください。ちなみにみなさんが貰えるとしたら真っ先にどのスキルを貰いたいと思ったでしょうか?私はもちろんラッキースケベです。