大人気小説作品である「2.43 清陰高校男子バレー」。福井県の高校を舞台に、弱小男子バレー部が切磋琢磨して成長し、全国を舞台に戦っていくという青春スポーツ小説です。引き込まれる文章と美麗イラストでかなり人気になり、2021年1月にはアニメ化も決定しています。そんな「2.43 清陰高校男子バレー部」ですが、様々な高校が登場します。主人公たちの属する「七符清陰高校」からライバル校までいろいろありますが、こちらの記事では主人公たちの高校である七符清陰高校について詳しく紹介していきます!
七符清陰高校とは?
七符清陰高校とは福井県にある高校です。作品のタイトルにも入っているように、主人公である灰島 公誓(はいじま きみちか)たちが通っている高校です。この高校の男子バレー部を中心に、物語は進んで行きます。とはいえ主人公たちが入部したときにはまだまだ男子バレー部は弱小チームと呼ばれているものでした。しかし各々が成長し殻を破ることで、少しずつ強くなっていくのです。福井県の新星として注目されるようになった彼らは、後に全国を相手に戦っていくことになるのです。
主なメンバー
主人公たちを待ち受けていたのは熱血的な主将である小田伸一郎と、秀才であり毒舌家でもある副主将の青木操でした。そのほか個性豊かで魅力的なメンバーが揃っています。
七符清陰高校のメンバー紹介!
ここからは個性豊かで魅力的な七符清陰高校のメンバーを紹介します。
灰島 公誓(はいじま きみちか)
灰島 公誓(はいじま きみちか)は男子バレー部1年生でありセッター。この物語の主人公です。福井県の出身ですが、家の都合で幼稚園時代に東京都へ引っ越しをします。そして中学時代は東京の強豪校に通っていました。しかし中学のバレーチームの中で、深刻なトラブルを引き起こしてしまいます。それを理由に不登校になり、母親の故郷である福井県に引っ越し、幼なじみである黒羽祐仁と再開しました。バレーのことしか考えておらず、バレーバカと言われることも。また不器用な一面があり、人の気持ちを考えることが苦手なようです。テレビアニメ版の声優は小野賢章さんです。
黒羽 祐仁(くろば ゆに)
黒羽 祐仁(くろば ゆに)は男子バレー部1年生で担当はウイングスパイカーです。家は福井県の片隅の紋代町の地主であり一人息子です。主人公の灰島とは昔からの幼なじみであり、灰島が中学時代に福井県に引っ越してきて再会したことをきっかけに本格的にバレーボールの世界へ飛び込みます。かなりの身体能力の持ち主でありながらプレッシャーに弱い性格であり、肝心なところで失敗してしまうところがあります。ちなみにアニメ版の担当声優は榎木淳弥さんです。
棺野 秋人(かんの あきと)
主人公たちの先輩にあたり、男子バレー部2年生です。担当はウイングスパイカー。日光アレルギーであり健康上の理由から屋外での長時間の運動ができず、男子バレー部が外で練習を行うときには女子バレー部の屋内練習に参加しています。そばかすが特徴。ちなみに女子バレーボール部の末森荊とは中学時代からの幼なじみで、一緒にバレーボールをしていました。アニメ版の担当声優は蒼井翔太さんです。
末森 荊(すえもり いばら)
末森 荊(すえもり いばら)は女性キャラクター。学年は2年生で、女子バレーボール部の部員です。性格はクールで、周りからもクール系女子として慕われています。秋人とは幼なじみで中学時代は一緒にバレーボールをした仲。中学時代にはバレー部のエースでしたが、高校時代になって躓いてしまいます。
青木 操(あおき みさお)
青木 操(あおき みさお)は3年生で、男子バレー部の副主将。担当はミドルブロッカーです。入学した当初は現在の主将である小田に誘われバレーボールを始めました。生徒会の副会長も務めています。秀才ですが毒舌家。アニメ版の担当声優は梅原裕一郎さんです。
大隈 優介(おおくま ゆうすけ)
大隈 優介(おおくま ゆうすけ)は男子バレー部2年生で、担当はミドルブロッカーです。もともとは別の部活に所属していましたが、副主将の青木に誘われたことによりバレー部へ入部しました。デリカシーがない性格。アニメ版の担当声優は木村昴さんです。
小田 伸一郎(おだ しんいちろう)
小田 伸一郎(おだ しんいちろう)は3年生で、男子バレー部の主将です。担当はウイングスパイカー。熱血な性格であり、誰よりもバレーに情熱を注いできました。しかし身長が163センチと低いことから、高校を卒業した後は別の道に進むしかないと考えています。そしてアニメ版の担当声優は伊東健人さんです。
七符清陰高校の1年生メンバー2人!
もともとは幼なじみであった七符清陰高校の1年生メンバー2人である灰島 公誓(チカ)と黒羽 祐仁(ユニ)。チカは幼稚園の時に東京都に引っ越し、バレーの強豪高校に通っていたわけですが、そこでトラブルを起こしてしまいます。バレーボールにしか目がない「バレーバカ」であるチカは高みばかりを見てしまい、仲間にも同じように高みを要求するのです。そのせいで居場所をなくしてしまいました。そういった経緯で福井県の中学に転入し、そこでユニと再会します。しかしユニは、昔の可愛いチカの面影が全くなくなっていたことにびっくりするのでした。チカはバレーの才能がかなりあり、セッターとしても天才的なセンスを持っているのですが、人の気持ちがわかりづらい不器用なところがあり言動に問題があります。そういったことからいつも彼の周りには波乱が巻き起こってしまうのでした。
2人のコンビが熱い!
2人のコンビ「ユニチカ」がとにかく熱い!というのが本作品の魅力です。2人とも不器用であるためいろんな問題が出てきてしまい、2人の関係も崩れてしまう描写もあるのですが、少しずつ回復していく過程に感動してしまいます。チカもかなり不器用で波乱を引き起こしてしまうのですが、ユニもプレッシャーに弱く大事なところで失敗をしてしまい、ときには試合を逃げ出してしまうなんていうこともありました。スポーツ描写ももちろん熱いのですが、本作品は彼らの人間的成長や関係性にも注目しておきたいところです。この2人が様々な葛藤を乗り越え、最終的にコンビとしてチームで活躍していくのがとても楽しみですね。
七符清陰高校の2年生メンバー!ドラキュラといばら姫とは?
そして2年生メンバーである「ドラキュラといばら姫」にも注目です。このエピソードはファンの中でも特に人気が高いです。ドラキュラというのは棺野秋人のことであり、いばら姫というのはその名の通り末森荊のこと。もともと中学で一緒にバレーボールをしていた彼らの関係性について描かれています。1年生たちと同じように、また彼らの中にも複雑な思いや情熱がありました。
思春期で複雑な心境
荊は女子であり、自分の体の変化についていけなくなります。中学の時はエースをしていましたが、変わっていく体とどうしようもない男女の力の差に挫けてしまい、高校からは思うような実力が出せずにいました。思春期ということもあり苛立ってどうしようもなくなった荊は、その思いを棺野にぶつけます。ここでは頼りなかった棺野のかっこいい一面なども見ることができ、ギャップに惹かれたファンの方も多いのではないでしょうか。そんななか2人のやりとりや関係が微笑ましく、今後が楽しみ!と思う読者の方も多かったエピソードでした。アニメ化された際にはどのように描かれるのか、今からとても楽しみですね。
【2.43 清陰高校男子バレー部】七符清陰高校のまとめ!
以上が「2.43 清陰高校男子バレー部」に登場する高校の七符清陰高校についてのまとめでした。主人公の属する高校ということで、物語の中心になってくる高校です。もともとは弱小チームでしたが、だんだん強くなっていき成長していく彼らを見ているとついつい応援したくなってしまいますよね。2021年の1月にアニメ化するということで、動いて喋る彼らを見るのが楽しみですね。気になる方は今のうちに、ぜひ原作をチェックしてみてくださいね。