2015年から別冊マーガレットにて、連載していた人気少女コミック『思い、思われ、ふり、ふられ』。「ふりふら」は、『アオハライド』や『ストロボ・エッジ』でも有名な咲坂伊緒先生の作品です。読んでいたら胸キュン連続の高校生4人のラブストーリーが人気です。2020年には実写とアニメのW映画化することでも話題。この記事では、「ふりふら」のストーリーと見どころをネタバレなしでお伝えしていきます。
目次
「ふりふら」ってどんなお話?
ある日、市川由奈と幼なじみの乾和臣が住むマンションに、山本理央と朱里の姉弟が引っ越してきます。偶然出会ったまったく正反対の性格の由奈と朱里は、最初は理解し合えない部分がありながらも仲良しに。
由奈は朱里の弟・理央に一目ぼれをし近づこうとしますが、そんな時彼の秘密を知ってしまいます。一方朱里は、今までの男の子にはいないタイプの和臣に惹かれていきますが、和臣はある現場を目撃し朱里と距離をとっていく…?
「ふりふら」の見どころは?
「ふりふら」の見どころの1つは、なかなか結ばれない片思いのじれったさです。ドキドキハプニングがあっても、お互い自信が持てず想いを伝えられなかったり、タイミングが悪くすれ違ったり…。とにかく見ていて「早く付き合いなよー!」「今告白しなきゃ!」とか、いいたくなるようなところが面白いです。
もう1つの見どころが、どうなるのか気になりすぎる4人の恋の行方です。どんどんいろいろなことが起こるので、読者は「えっ?どうなっちゃうの?」「続きが気になる!」というストーリー展開で、飽きることがありません。原作コミックも12巻と、もう少し続きが知りたいと思えるくらいで終わっているので、最後まで一気読みしてしまう方も多いのではないでしょうか?
「ふりふら」出だしのストーリーを紹介!
クラスでは目立たないタイプの由奈は、唯一の親友が引っ越すことになり不安を抱えていました。親友の見送りに行く道中でぼんやり歩いていると、突然初恋の絵本の王子さまにそっくりなイケメンに肩を掴まれ、振り返ると「ウンコ踏むよ」といわれてしまうのです!これがなんと…由奈と理央の出会いです。
そして由奈が駅に着くと、またしても肩をつかんできたのが朱里。今度は財布を忘れたけど、どうしても大切な友達を見送りたいからお金を貸してほしいといわれる由奈…。ここで普通ならお金を貸さないと思いますが、お人よしの由奈は朱里にお金を貸しました。それが由奈と朱里の出会いになりました。
後日朱里は由奈にお金を返し、そのときに同じマンションであることが発覚し、そこから2人はいっしょに登校する仲になっていきます。由奈と山本姉弟の出会いはなかなか衝撃的なものになっています!ちなみに和臣は、由奈と朱里が仲良くなってから知り合ったという流れです。
由奈の恋がスタート!
由奈は理央が初恋の王子様にそっくりだったこともあり、そのまま彼を意識するように。そしてあまり男子と話したことがなかった由奈は、理央との接触にいちいちドキドキ!あっという間に恋を自覚しました。
モテる理央に恋をするというのは、初恋としてはハードルが高く「理央は自分とは違う世界の人」と思ってしまいます。その一方で、理央は由奈に友達として徐々に心を開いていきます。そして由奈は理央をとの話の内容から、彼が人生で唯一した本気の恋の相手が朱里だと気づいてしまうのです。
由奈は理央への気持ちは伝えても無駄だと思い、心に秘めておくことにしますが、他でもない理央から「告白できる相手ならするべき!」と励まされ彼に告白をする?!
理央は姉の朱里が好き?!
理央と朱里は、本当の姉弟ではありません。もともと2人は中学の同級生で、理央は朱里が転校してきたときに一目ぼれ。それからずっと朱里が好きで、それが理央が初めて本気でした恋だったのです。そしてついに理央は朱里に告白しようと呼び出した日、自分たちの両親が再婚することを知りました。
姉弟になってから理央は、朱里への気持ちを意識しないようにしてきました。しかし由奈にその話をしたときの表情から、気持ちの整理はまったくできていないようです。そして朱里が和臣のことを好きだと知ったとき、理央の心に限界がきて…。
恋に奔放な朱里がしたはじめての本気の恋は…
朱里は由奈とは正反対なタイプで、恋にとっても積極的!気になる相手と恋の駆け引きをするのも大好きで、気持ちの探り合いもなれっこです。しかしそんな朱里は、恋の駆け引きなんてまったく通じない純粋な和臣に惹かれていきます。
和臣は一見天然っぽく読めない性格をしていますが、朱里が困っているときには助けてくれたりほしい言葉をくれたりしました。その優しさが人に弱さを見せることが苦手な朱里の心を救っていきます。それでもなかなか自分の気持ちを出すのが怖い朱里は、和臣に告白しようとしますが…。
和臣の“伝えない”と決めた恋
和臣は朱里とマンションもクラスも同じということで自然と近づいていきます。朱里が家族のことで悩んでいたとき、和臣は秘密の場所で彼女の話を聞きました。そのとき、危なっかしい朱里を和臣が助けたことをキッカケに急接近!
和臣は少しずつ朱里のことを意識するようになっていきましたが、そんなときある現場を目撃してしまい、理央が朱里を好きだということに気づいてしまうのです…。そして和臣は弟だから想いを伝えられない理央のことを気遣い、朱里に告白しないことを決意します。
「ふりふら」のストーリーまとめ
このように「ふりふら」は、それぞれの片思いがなかなか報われない図式になっているため、読者はドキドキそわそわして続きが気になって仕方ないストーリーになっています。この記事では物語の序盤しか紹介していないので、もっと山あり谷ありの展開です!
映画から見るのも面白いと思いますが、原作も完結していますので大人買いからの一気見というのもおすすめです!まだ「ふりふら」を読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。