ヤングマガジンサードで連載されている『グレイプニル』は何故か着ぐるみのバケモノに変身できるようになっていた主人公、加賀谷修一が多くの謎と共に戦いの世界に巻き込まれてしまう異能バトル×ホラー×ラブコメです。そのグレイプニルのヒロイン、青木紅愛(クレア)は修一の秘密を知り、戦いの世界へ巻き込んでしまった張本人ですが、およそヒロインとは思えないほどに覚悟が決まりきったヒロインです。そんなクレアについて紹介していきたいと思います。
目次
青木紅愛(クレア)と主人公、加賀谷修一の出会いは?
自分でも知らないうちに着ぐるみのバケモノに変身できるようになっていた普通の男子高校生、加賀谷修一は自分の秘密に気付かれないように生活してましたが、力を使って火災の現場から同じ高校の後輩、青木紅愛(クレア)を助けてしまったことから、クレアにその正体がバレてしまいます。
脅迫するクレア
その後、修一の正体を周囲にバラすと情け容赦なく脅しをかけたクレアは、修一とともにクレアの姉のエレナを探すことになります。その過程で、宇宙人のコインを巡って争う戦いに巻き込まれていくことになります。
小悪魔系?青木紅愛(クレア)ってどんな性格なの?
クレアは金髪でそばかす混じりのギャルで、その性格も積極的でギャルっぽい性格をしています。そんな性格から修一の正体をバラシてやると脅迫したりと、思いっきり修一を振り回すことになる小悪魔ギャルですが、判断力に優れ、咄嗟の事態にも強く頭も切れます。殺し合いに巻き込まれても、その精神的な頑強さから数々の敵を打ち倒す戦士的な素質にも優れています。
覚悟キメ過ぎガール
クレアはなし崩し的に宇宙人のコインを巡る戦いに巻き込まれ、修一と共闘することになります。クレアは精神面では歴戦の戦士かと思うほどのメンタルをしており、説得の為なら躊躇いなく自分の身を高所から投げたり、殺さなければ殺される状況であれば情け容赦なく引き金を引き、死体に火を点けて証拠を隠滅したり、毒ガスを使って状況を打破したりとヒロインとは思えないほど最初から覚悟を決めているキャラクターです。殺し合いの果てに止めを刺すのは、修一ではなくクレアの役割です。ただ、それは修一に人殺しの責を背負わせたくないという背景があります。
自己犠牲キメ過ぎガール
正当防衛とはいえ、容赦なく引き金を引いたりと覚悟を決めまくっているクレアですが、非情という訳ではなく、修一や仲間のためなら容赦なく引き金を引きその責任を背負う自己犠牲的な一面が強いと思います。精神的にとても強いように見える彼女ですが、両親が死に姉が失踪したことから自殺未遂に走ったり、修一に何かがあったと知ると異常なまでに取り乱すこともあり、クレアにとっては仲間を失うことが何よりも怖いと感じているようです。
作中屈指の激強ガール、青木紅愛(クレア)の能力は?
グレイプニルは宇宙人のコインを集めた収集者たちが宇宙人から様々な能力を受け取り、コインの争奪戦を繰り広げるバトルアクションです。作中の登場人物は様々な能力を持っていますが、クレアはその能力を持っていません。しかし、修一の着ぐるみを着込むことでとてつもない戦闘能力を発揮します。
二人で一つのクレアと修一
修一の着ぐるみの能力は誰かが着ぐるみに入り、二人で一つになることによって真価を発揮します。修一自身は温厚でとても誰かと争うことが出来るような人物ではないありません、またクレアは判断力や決断力に優れ、戦い向きの性格をしていますが能力を何も持たない小娘に過ぎず、二人で足りない部分を補い合うことでより強くなります。
修一とクレア、そして姉のエレナとの関係は?謎が謎を呼ぶ!
クレアは修一の弱みを握り、修一をこき使って姉であるエレナを探し出そうとします。実際にクレアが見たわけではありませんでしたが、クレアとエレナの両親は何者かに殺害されており、その犯人がエレナなのではないかと疑っていました。
深まる謎
エレナを探し始めたクレアたちはいとも簡単にエレナを見つけ出します。しかし、エレナはクレアたちの想像を超えるほどのバケモノとなっていました。両親を殺害したのも、自分だとだと自白しますが、その原因は両親がとんでもないクズ親だったからだと言います。ただ、エレナは面識のないはずの修一のことを知っており、話が通じるような相手かと思えば、突然発狂したりと精神的にも不安的になっており謎は深まるばかりでした。
作中屈指の名シーンを紹介!クレアと修一、後戻りできなくなる…
作中でも屈指の名場面だと思うシーンがあります。それは、新しい仲間と共に山中へと赴いたシーンです。山の中でクレアたち一行の前に現れたのは、自分達よりも桁違いの力を持つバケモノたちでした。明らかに格上の相手であり、逃げることも困難な状況で、そのグループの頭である円から『仲間を誰か一人見殺しにして仲間になれ』と強制されます。
クレア、山に火を点ける
そんな状況でクレアは、毒草に火を点け一網打尽にするという手段で状況を打破します。しかし、それは同じ人間をあまりにも卑劣な手段で大量虐殺すること、しかも敵である円が仲間を見捨てることが出来ないことを見越しての行動でした。それは仲間全員が生き残るための唯一の手段苦肉の策でしたが、クレアは自らその実行犯になります。
修一、覚悟を決める
毒ガスにより、円は死亡。多数の死者を出したそのグループは瓦解し、生き残った幹部は復讐のために修一の前に現れます。生き残った幹部は修一との会話で実行犯がクレアであることを見抜き、クレアに復讐しようとします。修一はこれ以上、クレア一人に責任を背負わせないために自ら引き金を引き殺人に手を染めます。一人で責任を背負おうとするクレアと、その責任を一人で背負わせないことを決意する、そんな名場面でした。
【グレイプニル】青木紅愛(クレア)まとめ
悪魔的な判断力や頭のよさ、そして最初から決めまくった覚悟を持ったおよそヒロインには見えない一期ラストの常守朱みたいなキャラクターですが、作品が進むにつれどんどんとヒロインとして魅力的になっていくキャラクターです。しかも、まだまだ明かされていない伏線もあって今後の展開も楽しみです。また、アニメの放送も4月からなので、是非見てください!