ソマリと森の神様は人間と言う種族が迫害され、絶滅寸前の世界を舞台に人間の女の子『ソマリ』とその保護者である機械の『ゴーレム』との旅を描いたファンタジー作品です。そのファンタジーの世界では様々な種族の人物たちが登場します。そこで、どのような種族のキャラクターが登場するのか抜粋して紹介していきたいと思います。
目次
登場する種族その① 人間
主人公の女の子『ソマリ』の種族であり、この世界では迫害され絶滅寸前の種族でもあります。排他的で他種族を否定せずには生きられない生き物とされており過去には意思疎通が可能で敵意がないのにも関わらず種族が違うだけで殺してしまうということもありました。しかし、他の種族が人間と言う種族を理解してしまったがために迫害され、奴隷にされたり珍しい食材として扱われることになります。この世界に人権は存在しません。
生き残りは数少ない
旅を続けるソマリは人間と出会うこともありましたが、ソマリを含め例外なく自分の顔を隠したり、人気のないところに住んでいたりと隠れて生きることを余儀なくされています。また見つかれば奴隷になり、人間と血が繋がっている存在もまた迫害の対象となっているようです。
登場する種族その② ゴーレム
森を守る機械の番人。森を守ると使命だけを遂行するべく動いており、感情もなくただただ合理的に自分の使命を全うする存在です。動植物と意思疎通を取ることも出来、森を荒らすものには容赦がない存在としても知られています。ただ、感情を学習するだけの機能はあるようで中には感情が芽生える個体も存在し、ソマリの父親代わりのゴーレムもそれに該当します。
高機能なゴーレム
動植物と意思疎通を取る能力だけでなく、見るものの成分を完璧に見破ってしまうため偽物を掴ませようとしても、見破る能力を持っています。また、機械制御なので非常に器用であり曲芸のような配膳を見せたり、レシピさえあれば料理や薬の調合も出来るようです。
登場する種族その③ 小鬼
鬼族の中でも小柄で力に乏しい代わりに知能に長けています。成人しても身長は子供程度にしかならないものの、それでもある程度の身体能力は備えているようです。主人公たちの理解者となり、共に旅をするシズノが小鬼であり植物や自然の中から材料を調達し、薬の調合を特技としています。
登場する種族その④ 鬼
鬼族の中でも大柄で力の強い種族ですが、小鬼族よりかは知能が高くないようです。大柄で腕っぷしも強いことから威圧感の強い種族ですが、それでも粗暴とは限らず登場人物の一人であるヤバシラは主人公たちの理解者となり行動を共にする仲間となります。見た目に似合わずお菓子作りが得意。腕っぷしも強い。
登場する種族その⑤ ムク毛シュガリラ族
長身でもふもふの毛皮と蹴爪を持つ鳥人。旅先でソマリと出会い、初めての友達となるキキーラの種族です。温厚で手先が器用な種族なようで、キキーラの両親は食堂を営んでいます。また、キキーラ自身も手先が器用で、特技の絵を披露しています。でも、戦闘に向いた種族ではなく、臆病でちょっとお調子者なところがあります。
登場する種族その⑥ 人狼
狼の姿をした獣人であり、その威圧的な風貌から子供が泣き出すほどの獣人。ただし、ソマリ達が出会った人狼のムスリカはぶっきらぼうで一見怖い印象を与えるものの子供には甘い性格です。地下管理組合の構成員で、穴街の地下を監視する役割を果たしており、昔忍び込んできたキキーラとは知り合いです。
登場する種族その⑦ 魔女
見た目は人間とほぼ変わらないものの、人間には使えない魔法を使うことが出来ます。ただ寿命は人間よりも長く、長くて150歳まで生きる魔女たちも存在しますがとりわけ強い魔力を持つ魔女はさらに長生きをするようです。魔女の仕事は歴史と知識を守るために図書館を運営し管理しています。それと種族的な特徴なのか、物を作るのが好き。
人類を衰退させました
実は長い歴史の中で、人間と言う種族を衰退させる原因を作った種族でありそのきっかけは現図書館の館長であるイゾルダが先代から代々言い聞かされてきた人間という種族の手記を時を待たずにして本にしてしまったから。かつての魔女フェオドラの経験談の本は盗まれ世に出ます。そして、様々な種族が人間と言う種族の特徴を知ることになり結果的に人間は駆逐されることになります。
登場する種族その⑧ ハラピュイア族
身体の所々に鳥の羽根を生やした鳥人間、ハーピィとも呼ばれます。足は蹴爪で手は人間であり、背中には翼が生えています。背中の翼は普段は目立たないが、広げようと思えば綺麗な羽根を広げることができます。ハラピュイアのウゾイはファルコホル族のハイトラの病気を治す旅を続けており、その道中でソマリとゴーレムと出会うことになります。
登場する種族その⑨ ファルコホル族
ペストマスクのような顔をした鳥人族。ウゾイと旅を続けるハイトラの種族ですが、実はその正体はペストマスクを被った人間です。かつて村を襲撃され家族と命からがら逃げだし、逃げた先でウゾイの母親を見つけます。迫害から逃れるためには自ら化物になるしかないと考え、ウゾイの母親を殺害しその肉を喰らいますが、肉を喰った妻と子供は呪いを受け死亡。残ったハイトラも呪いに蝕まれることになります。ファルコホル族という種族が実在するのかは不明。
【ソマリと森の神様】登場する種族まとめ
ソマリと森の神様には様々な種族が登場しますが、その中で人間は迫害され奴隷にされたり、珍味として扱われたりと散々な扱いを受けているという設定は殺伐として人類ハードですが、それでも必死に生きていくソマリとゴーレムの姿はより一層印象深いものとなっています。心温まるけど、やっぱり人間にとって厳しい世界で様々な経験をしていく物語はとにかく心に残るものばかりです。見どころもいっぱいあるので、是非アニメでもソマリと森の神様を見てほしいです!