八雲さんは餌づけがしたい。はヤングガンガンで連載されている『美人で巨乳で未亡人のお姉さんが、高校球児に晩御飯を振る舞う』グルメ漫画です。グルメ漫画ではありますが、躍動感のある魅力的なキャラクターたちが織り成すハートフルなコメディ漫画でもあります。今回はその中でも一際心温まるエピソードを抜粋した紹介したいと思います。
目次
エピソード① 二人の出会い、おすそ分けを吸い込む高校球児
28歳未亡人の八雲柊子は、夫が鬼籍に入ってから趣味だった料理も張り合いが無くなっていました。そんなときに出会ったのが、隣の部屋に引っ越してきた高校球児、大和翔平でした。気まぐれでおすそ分けに行った八雲さんは、大和が渡したおすそ分けのおにぎりを物の数秒で吸い込んでしまうのを見ます。
それから毎晩晩御飯を作るように
大和がおすそ分けをあっさり吸い込んでしまったことと、大和がコンビニ弁当に頼った生活をしていることを知った八雲さんは、心配になったのでそれから毎日晩御飯を振る舞うようになります。
料理の楽しさ
大和の食べっぷりをみて癒される八雲さんでしたが、食欲が凄すぎてご飯が足りなくなってしまいます。そして食べたらすぐに眠くなったしまう大和を見て、自分の作った料理が大和の身体を作っていることを実感し、誰かに料理をすることの楽しさを感じるようになる八雲さんでした。
エピソード② ゴキブリは苦手な八雲さん
夜の10時ごろ、台所に現れたクロビカリのあいつにビビってあられもない格好で大和に助けを求めた八雲さん。ゴキブリというワードを出されるのも嫌なほどの最悪の存在でしたが、妹が苦手でいつも退治に駆り出されていたため新聞一つであっさりとゴキブリを討伐してしまいます。
自分の格好に気付く八雲さん
安心して顔をぱぁっとさせる八雲さんですが、それと同時に自分がキャミソール一枚のお恥ずかしい格好であることに気が付いて赤面します。大和は目のやり場に困ってしまいます。とにもかくにもGを撃退し一件落着ですが、夕食を食べたのにも関わらずお腹がすいてしまった大和のために夜食をご馳走することになります。
エピソード③ しっかり者の妹、大和さくらがやってくる
ある日、八雲さんの前に現れた小学生。どことなく誰かに似ているその子は大和翔平の妹の大和さくらでした。興味のあること以外とことん無関心な大和は1週間も連絡が取れなくなったため様子を見に来たのです。八雲さんのことは聞いており、一緒に晩御飯を作りながら兄の帰りを待つことにします。
一緒に夕食
元々、大人の女性に憧れていた感のあるさくらは包容力のある八雲さんとすぐに打ち解けます。それから帰ってきた大和と一緒に食事をします。兄の方が音信不通だった理由は電池が切れててめんどくさいからそのままにしていたからでした。でも、妹の方も親には言わずにここに来ていたようです。兄弟そろって重要な事は言わない性格のようです。
エピソード④ 観察日記を付ける八雲さん
これまでそこそこ大和に晩御飯を作り続けてきた八雲さんはある程度、その表情から考えていることを読み取ることが出来るようになっていました。几帳面な八雲さんは毎日のメニューをノートにまとめたり、大和の表情で何を考えているかの観察日記を付けていました。
今まで見せたコトのない表情
ある日、お米を五穀米に変えてみた所、今までとは傾向が違う表情を見せる大和。しかし、大和はかつての夫のように基本的に何も言わない性格だったので、詳しいことが分かりません。思い切って手紙で聞いてみると、ご飯は白い方がいいとの答えが返ってきました。もう夫婦みたいになっている気がしないでもないです。
エピソード⑤ 大和の漢メシ
八雲さんが実家に帰る用事で今晩の晩御飯を自分で用意しなくてはならなくなった大和。手早くカップ麺でおじやを作るという一人暮らしあるあるメニューで済ませようと思いましたが、八雲さんとの生活でちょっと影響されたのか、自分で料理をしてみようと思いなおします。
肉!野菜!ご飯って感じで
しかし、大和にまともな料理を作れるわけもなく、何となく心当たりがあったのが合宿の時につくった白菜と豚肉の鍋でした。豚肉と白菜を交互に敷き詰め、水と塩で煮るだけ。そして大量のご飯。一人暮らしではやる人も多い一品のおかずと大量のご飯でかきこむボリューム重視の漢の料理を四苦八苦しながらも無事に完成させます。
実食!そして…
作った料理を全て平らげお腹いっぱいになった大和ですが、どことなく物足りない様子。思い浮かぶのは八雲さんと食べる夕食でした。やっぱり一人で食べるよりかは八雲さんと一緒に食べるのが好きなようで、食べ終わった直後なのに明日の晩御飯のことを思い浮かべる大和でした。
エピソード⑥ 封印されしホットプレート
大和に晩御飯を作るようになってから、料理のための“物”が増えすぎてしまった!なので八雲さんは使ってないものでもう使えそうにないもの0を思い切って処分することにしました。そう思って出てきたは15年前に使っていたホットプレートでした。ホットプレートの引退式も兼ねて八雲さんは大量の焼きそばを作ることにします。
二人で一緒に焼きそば作り
ホットプレートは流石の15年物とあって中々温かくなりませんでしたが、それでも何とか使えるようでした。一回目の焼きそばはあっさり吸い込んでしまったので、二回目の焼きそばは二人で一緒に作ることになります。二人で一緒に作れるのがホットプレートの醍醐味。
ホットプレートは大和の手に
焼きそばを作り終えて最後のお勤めとなるはずだったホットプレートでしたが、八雲さんの思い出が詰まっていて大事にしていたホットプレートを手放すのはやっぱりちょっと寂しそう。そんな気持ちを察したのか大和はそのホットプレートを預からせてほしいと言います。捨てちゃうのはなんかかわいそうだなと思ってのことでした。
作品の心温まるシーンまとめ
八雲さんは餌づけがしたい。に登場する心温まるシーンとエピソードを抜粋して紹介しましたが、まだまだこれら以外のエピソードにもほんわかする内容はたくさんあります。グルメ漫画でもありますが、それ以上にハートフルな気持ちにさせてくれる作品でもあるので、是非とも作品に触れてみてほしいです!