さらざんまいアニメ6話が公開されました！なんていい回だったんだ！鬱展開かと思いきや、そこから一稀が笑顔を取り戻すまで、最高の展開。これはハッピーエンド作品なのかなと思えた後には、玲央と真武を襲った謎の生物も。簡単にあらすじをまとめつつ、考察させていただきます。
簡単なあらすじ
サシェゾンビを倒せなかった一稀たちはカッパのまま。一稀は春香にサラに変装したことを知られてしまった事もあり、カッパの姿のままでいいやと自暴自棄になってしまいます。そんな時、玲央が春香に接触。春香の欲望を搾取するために連れていくのでした。それを知った一稀たちは、カワウソのアジトへと春香を助けに。そこで春香を助けるに、尻子玉を移植する方法を提案されます。しかし、尻子玉を抜かれた人間は、存在自体がなかったことになってしまいます。一稀はそれでもいいと自分の尻子玉を移植しようとするもそれを聞いた久慈と燕太に阻止されます。そんな時に、春香の想いは愛だったと判明し、欲望搾取されずにシュレッターにかけられそうに。そんな折、春香の一稀への想いを一稀は知ります。3人の見事なサッカーの連携で春香を無事助けることができ、その勢いに乗って、サシェゾンビも撃退。無事に人間の姿に戻った一稀は、笑顔で久慈と燕太にお礼を言うのでした。そして、最後の場面では、玲央と真武の過去の映像が。何かにやられた真武。欲望を手放すな。未来は欲望を繋ぐものだけが手にできる。そう言葉を発した真武でした。
欲望と愛の定義
愛か欲望かと、カワウソ側では欲望搾取の時に語りかけます。では、この物語において、愛と欲望の定義とはなんなのでしょうか？まず、今まででてきた欲望について考えていきましょう。ハコゾンビやネコゾンビなど、すべてのゾンビは、尻子玉を抜かれる際に〇〇したかったんだ、や、〇〇が好きなんだと言う解説がついてきました。彼らの欲望は対象がすべて自分でした。では、今回の春香については愛と結論づけられましたが、これはどのようなものだったかと言うと、一稀に笑っていてほしいと言うもの。つまり、対象が一稀だった、つまり別の人だったのです。自己愛や、自己犠牲の愛という言葉があるので非常に分かりづらく感じますが、さらざんまい では、自分に対して＝欲望 他人に対して＝愛と考えていいのではないでしょうか。この考え方でいくと、5話にて一稀が、春香に対して行ってきたすべての行為は、自分のためだったと言うことから、欲望だったと考えられます。(わざわざ欲望フィールドでその話をしていました。)では、燕太の一稀への想いは欲望なのでしょうか、愛なのでしょうか？こちらも同性愛という言葉がありますので、複雑に感じますが、例えば、一稀と相撲を取っていた場面では、自分が一稀と触れ合いたいという意味で欲望、ミサンガを渡す場面では、一稀への想いなので愛と考えることができます。兄弟愛をうたっている久慈は？今後、話の展開があるかも知れません。
ケッピは欲望の化身なのか？
今回の最後の場面にて、真武が何者かに攻撃されていました。その場面ででてきたのはおそらくカッパ王国のプリンスでしょう。そして、欲望が割れるという言葉。そしてそのプリンスからでてきたのがケッピらしき目を持った影。ここで考えられるのは、簡単にいうとドラゴンボールの神とピッコロみたいな事ではないだろうかという事。つまり、プリンスが愛と欲望に分断されたのではないかという事です。それでは、今、一稀たちと一緒にいるケッピは欲望の化身なのでしょうか、愛の塊なのでしょうか？ケッピの今わかっている事から考察していきましょう。
ケッピは皿を出すことができる
ケッピは尻子玉を抜いて、皿を出すことができます。この能力はケッピにしかできないと今回ケッピ自身が言っていました。この皿は、誰かの願いを叶えることができるもの。つまりそれが自分のためだったならば欲望であり、他人のためだったら愛となります。ここでも、ケッピが愛と欲望のどちらを全面に出しているか分かりませんね。
ケッピは封印されていた
ケッピは一稀たちに銅像を壊されるまで封印されていました。では、それはなぜ？またまたドラゴンボールの話で恐縮なのですが、だいたい封印されているのって悪役ですよね。では、ケッピが欲望の化身なのかというと、断言できません。それは、カッパ王国が帝国に滅ぼされているから。その戦争中に欲望と愛が分裂してしまい、愛の塊となったプリンスを殺すことに不都合を感じた帝国がケッピを封印したと考えれば、愛の塊であると言えなくもありません。また、封印されていたのは一稀たちの生活していた世界。これは、アニメ4話の時に考察したのですが、この世界では 欲望=欲望フィールド カッパ＝欲望と愛を行き来できる存在 一稀たちの世界=愛と考えることができます。そうすると、一稀たちの生活していた世界で封印されていたケッピはやはり欲望が割れてしまった、元のプリンスなのではないでしょうか？
欲望の化身はどこへ？
では、欲望の化身はどこにいるのでしょうか？おそらく帝国にいると思われます。カワウソイヤーの時に、最後の場面で目が出てきます。この目こそが欲望の化身なのではないでしょうか？
玲央は愛を持っている
いまだに、玲央と真武の関係性は細かくわかっていませんが、明らかに玲央は真武の事を気にかけています。そこで、もし願いの叶う皿を手にすると、真武のために使用するでしょう。そう考えると、対象が真武という時点で、愛という風に定義できます。もしかしたら、今後、玲央が一稀たちの味方となる展開があるかも知れませんね！
まとめ
愛というものは、同性愛、兄弟愛、自己愛など多岐にわたり、それは常に周囲から共感されるものではないということ。そして、愛というのは少しの違いだけで欲望になり、周囲を巻き込んでしまうもの、そんな感じのものが今回のテーマなのかも知れませんね。何はともあれ、次回も楽しみですね！
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