BEASTERSは、肉食動物、草食動物を擬人化させた世界を描いた作品。肉食動物の肉を食らうことへの本能と、草食動物とともに生活していく上でのその葛藤を描いた作品。全寮制の学校を舞台とした彼らの世界は、非常に複雑でありながらも、青春を感じさせる内容も含まれております。今回は、そんな学校の中でひときわ異彩を放つアカシカのルイについて紹介させていただきます。
アカシカのルイってどんなキャラ?
オスのアカシカであるルイは、学校を統率するBEASTERを狙っている演劇部の部長。端整な顔立ちとその統率力から、非常に人気が高いのですが、たまに急に年齢相応の表情になることも。プライドが高く、草食動物であることにプライドを持っており、肉食動物に引けを取らない豪胆な部分も特徴の一つです。責任感が強く、演劇部では部長であり花形。
ルイの生い立ち
ルイはアカシカであることにプライドを持っており、若い雄の務めとして、同族にて子供を持たないといけないという使命感も持っているのですが、実は彼は元々、闇市で生き餌として裏rてていた存在。足の裏にはその時の4という番号が刻まれています。そんな彼を買い取ったのがルイの父親。彼の父親は感情こそ表に出さないものの、本当にルイを愛している様子です。
ルイと新歓公演
1日目
新歓公演でアドラーを公演することになった演劇部。主演のアドラーはもちろんルイ。しかし練習中、足を怪我してしまいます。それを周りに悟られまいと、必死に取り繕うルイ。そして、無事、1日目の公演をやり遂げます。が、幕が引くとともに倒れてしまったルイ。左足は疲労骨折をして明日の舞台には立てそうもありません。そこで代役を適役をしていたビルに、そしてビルの代役にはレゴシが入ることが決定したのでした。
2日目
主役となったビルは、ウサギの生き血を先輩から買って本番前に飲もうとします。それを知ったレゴシは怒り、舞台上で本気の戦いに。オオカミとトラの戦いに会場は引き込まれていきます。そして、どう収拾をつけるのかと思った瞬間にルイが登場。無事に舞台は終了。公演が終わり、ルイに謝罪しにいく二人に詰め寄るルイ。しかしそこに詰め寄るファンたちは、先ほどの舞台が演出であり、素晴らしいものだったと駆け寄ります。それを知ったルイは、すべて演出だったという口合わせをして、二人に嘘を演じることを命令するのでした。
ルイとハル
シカの角の生え代わりの時期。彼はツノが取れたところを一匹のウサギに見られてしまいます。それがハル。ルイはハルに口止めを要求しますが、そんなことは全く気にせずに、手当てを始めるハル。それがきっかけで二人は関係を持つようになります。しかし、将来は同族と結婚して子孫を残さないといけないと考えているルイとそれをわかっていても、ルイのことを思い続けるハル。お互いに、傷の舐め合いのような関係が続いているのでした。
ルイとシシ組
ハルの誘拐
隕石祭前日、ハルはシシ組に誘拐されてしまいます。もちろん、食用目的です。そんな事実を知ったレゴシは真っ先にルイに相談します。しかし、ルイは学園長から圧力をかけられ、動けない状態。そんな事実を知らないレゴシは単身、闇市にハルを助けにいきます。無事にボスを倒して帰ろうとするレゴシに、シシ組のボスは2階からレゴシを撃とうとします。そこに現れたルイ。彼は、ボスを射殺してレゴシを救うのでした。ちなみにこの事実をレゴシは知りません。
シシ組のボスに
ボスを殺したルイの元には部下が、やってきます。そこで死を覚悟したルイですが、話は思わぬ方向へ。彼をシシ組のボスにしてはどうかというもの。議論は別れ、食事を共にして結論づけることに。でてきた料理は肉。草食動物であるルイはすべてを察知し、その肉を食べることでシシ組のボスとなります。そして、今までただの暴力的な集団であったシシ組の良きボスとして、闇市で勢力を拡大していくのでした。
ルイとテム殺害事件
テムを人知れず供養していたルイ。事件現場に花束を添えたりしていました。そこから時間がたったある日、シシ組のボスをしていた時期にレゴシがやってきます。内容は、テムを食べた犯人であるリズと決闘すること。そこに立ち会ってほしいとの依頼。それを聞いたレゴシ。紆余曲折ありますが、最終的にシシ組を抜けてレゴシの元へ。そんなレゴシはリズとの戦いにおいて劣勢。そんなレゴシを見てルイは自分の右足をレゴシに差し出します。自分の右足を食べてリズを食べろと。その言葉に従ったレゴシ。彼は右足を親友に食べさせるという前代未聞の事件を引き起こしてしまいます。
ルイ 最後に
現時点でBEASTERに近い存在であるルイ。しかし、題名がBEASTERSであることを考えると、レゴシとルイの二人がBEASTERとなるという結末かも知れませんね。とにかく今後のストーリーにおいて目が話せません!