今回は「キャスター」をご紹介いたします。
サーヴァントを詳しく知ることでより一層、楽しめること間違いなし!
ぜひ最後までご欄下さい!
黒のキャスター
プロフィール
真名:アヴィケブロン(ソロモン・イブン・ガビーロール)
身長:161㎝
体重:52kg
属性:秩序・中庸
イメージカラー:菫色
特技:詩
好きなもの:孤独
苦手なもの:衆目
天敵:ジーク
CV:宮本充
概要
「魔術師」のクラスのサーヴァント。
青いマントとボディスーツ、無貌の仮面で身を隠した男。
聖杯大戦において、ロシェ・フレイン・ユグドミレニアによって召喚された。
人物像
顔も姿も隠しているため、その雰囲気から一見老練な魔術師や気位の高い知識人を思わせるが、予想に反して喋り方は若々しく、一人称は「僕」。
極度の厭世家で、必要以上の言葉は一切喋らない。ただ伝承ほど病的な人間嫌いではなく、マスターであるロシェやスポンサーのダーニックとは普通に会話する。
とはいえ生前、病のせいで引き籠りがちな生活を送っていたので人付き合いはやはり苦手。中でも子供とはまるで縁がなく、懐かれることなど想像もできなかったので、実はマスターであるロシェが少し苦手だったりする。
彼の聖杯への願いは少し複雑で、「己の宝具である『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の完成」。ただ宝具として完成させたのでは「未完成」であり、これにはカバラの考えが大きく影響している。
そもそもゴーレムとはカバラの術の1つであり、名は“胎児”や“形作られざるもの”などを意味する。即ち、神が原初の人間の創造した際の秘術を再現するための魔術であり、単に強力な兵器として力を振るうだけの物は決して彼が求める「完成された存在」ではない。
『苦難に満ちた我々を、再びエデンの園へと導く偉大なる王』――それこそがアヴィケブロンが究極のゴーレムに求める役割である。その深遠な目的から、常に「より良い宝具(モノ)を作りたい」と願う探究者で、宝具の炉心に使える生贄がゴルドしか居ないことを残念に思っていた。だがその在り方は魂や信念、誇りや技を注ぎ込む「職人」とは決定的に異なり、彼の内にあるのは人が信じ仰ぎ見る物、最上の存在を造りだそうという「信仰心」のみである。
真名
真名はアヴィケブロン。またの名をソロモン・イブン・ガビーロール。
十一世紀、中世ヨーロッパのルネッサンスの起点となった哲学者の一人であり、「ゴーレム」を極めた魔術師。彼はヘブライ語の『受け取る』という単語から「カバラ」という魔術基盤を生み出し、魔術師の世界にも大きな影響を与えた人物。
聖杯大戦開始二ヶ月前、ランサーとほぼ同時期に召喚された。
マスターであるロシェから、尊敬の念を込めて「先生」と呼ばれている。その後彼と共に城内の工房で、聖杯大戦の兵士として使うゴーレムの生産と宝具の設計・開発に明け暮れる。
能力
魔術師としての能力は、ゴーレム関係のみの一点特化型。
多種多様なゴーレムの作成に加え、目視出来る範囲であれば手動操作により、多数のゴーレムを自由自在に操る。
ただし、宝具を含めたゴーレム作成にかかる材料は全て自前で調達する必要があるので、良質・多数のゴーレム軍団を作るには、然るべきコネクションと財力が要求される。
この点はパトロンであるダーニックの金に糸目を付けぬサポートがあってこそであり、彼は宝具だけで私財の3割以上も注ぎ込んでいる。
宝具 王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)
キャスターが生前完成を願い、叶わなかった至高のゴーレム。
宝具は通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば、宝具そのものに必要な素材など存在しないが、例外として『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』が存在し、この宝具も起動にはキャスターが現界した後に現在の物質を使って製造する必要がある。
材料は土と木と石といった自然物。大きさは約15m。自然の雄大さをそのまま取り込んだような風貌で、その外観は表現としては美しい、神々しい、と称される。そして一度宝具として召喚してしまうと、無尽蔵に魔力を求め続ける生粋の大喰らいであるため、『炉心』として「一級品の魔術回路を持つ人体」が必要となる。
現界後に一から鋳造するため、その能力は当然のごとく用いる材料や鋳造の出来栄えの質に左右される。そのためより高い質の宝具として完成させるに
正体は世界を「楽園(エデン)」へと存在するだけで塗り替え続ける自律式固有結界であり、受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主。最も原典に忠実なゴーレム、すなわち「原初の人間(アダム)」の再臨であり、主の奇跡の模倣にして再現を目指したもの。「宝具という領域に留まらぬ奇跡の結晶」とすら称される、カバリストの悲願。
周囲を異界化させる自律式固有結界の能力と共に大地からの祝福により受けた傷を無かったことにする復元・再生能力を持つ。存在する時間が長くなればなるほど巨人周囲の異界化させている楽園の力は増し、楽園の力が増すほど巨人自体の復元速度も跳ね上がっていき、傷すら付けられない不可侵・不死身の存在へとなっていく。
また、与えられた役割を遂行するための自らの知性を持っており、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能。製造された時点では経験は皆無だが凄まじい加速度の学習能力を持ち、巨体の膂力に体格に見合わぬ技巧を備えた英雄の域へと上り詰めていき攻撃能力も高まっていく。
消滅させるには楽園が完遂する前に大地との接触を断った上で、頭部の霊核と胸部の炉心を一瞬の誤差もなく同時に破壊するしかない。
赤のキャスター
プロフィール
真名:ウィリアム・シェイクスピア
身長:180cm
体重:75kg
出典:史実
地域:イングランド
属性:中立・中庸
イメージカラー:ゴールデンイエロー
特技:不朽のベストセラー作品の執筆
好きなもの:非凡、逸脱、突出、拍手喝采
苦手なもの:平凡、平穏、凡庸、ブーイング
天敵:スランプ
CV:稲田徹
概要
「Fate/Apocrypha」に登場するキャスターのサーヴァント。
ユグドミレニア一族に対抗するために、魔術協会が用意した「赤」陣営の英霊。
マスターはシロウ・コトミネによって半傀儡状態にされているが、その事を承知の上でシロウを「マスター」と呼び彼に加担している。しかし、バーサーカーを敵陣に向うように唆すなど、ただ従っている訳ではなく自分勝手に動いている。
真名
イギリスの伝説的な劇作家ウィリアム・シェイクスピア。『ハムレット』を始めとする四大悲劇が特に有名。
有名な作家でありながら、その半生は謎に包まれている。
ともあれ彼は幾つかの作品を執筆し、その名声は留まるところを知らなかった。
当時の先輩劇作家から「成り上がりのカラス」と罵倒されるほどには、やっかまれていたらしい。
シェイクスピアは短く、そして効果的な言葉で人間が普段隠しているものを暴きたてる。
それは漫然と、形にならないものを突然突きつけられる驚愕もあるのだろう。
人物像
当事者意識が薄く、物語の外からものを見る人物。他人を値踏みし、つまらなさそうな人間は冷淡にあしらうが、面白そうな人間にはつきまとって不躾な質問を繰り返す。ナルシストでもあり、台詞に自分の作品の一節を引用する。
最近は死亡フラグなど現代の言葉も好む。
彼自身に戦闘能力はないが、マスターを強化して代わりにサーヴァントと戦わせることが可能。彼自身は安全圏から戦いを見物し、いちいち心境を聞いたりして楽しむ。
同じ文化人キャスターのハンス・クリスチャン・アンデルセンが“人間嫌いの捻くれた毒舌家”に対し、シェイクスピアは“人間好きのお節介焼きな愉快犯”ともいえる真逆の性格をしている。
聖杯戦争において屈指の「戦わない」サーヴァント。
マスターの選択が面白ければ面白いほどに、彼の筆は冴え渡り、逆に凡庸であればあるほど彼はやる気を出さずに放り投げるだろう。
それはいかなる状況においても、変わりはないようだ。
能力
キャスターでありながら通常の魔術師としての能力は一切持ち合わせていないない(この点はアサシンがカバーしている)。
彼自身は観客として戦闘を見物したり、心境をいちいち聞いたりしてマスターを苛立たせる。つまり、本人は全く戦わない
宝具 開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を(ファースト・フォリオ)
対象者の精神に働きかけ、シェイクスピアが書いた物語を幻覚のように体験させることができる世界改変型対心宝具。世界を閉塞させ、脚本を産み出し、物語を強制させる。
自身と対象の記憶・認識に依存する宝具であるため、相手のよく知る人物を鮮明に映し出す事もできる分、両者に実感がない光景の再現には限界がある。
キャスター紹介 最後に
最後までご欄頂きありがとうございます。
次回は「バーサーカー」をご紹介いたします。
ぜひそちらもご欄下さい!