Fate/Apocryphaにおいて主人公となるホムンクルスの少年「ジーク」。ホムンクルスでありマスターであるという特殊な立場で聖杯戦争に身を投じていきます。ファンも多くジークの性格から意外な素顔などを取り上げてみましたので、ファンの方もそうでない方もぜひチェックしてみてください。
出典: はたらく細胞 ©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
ジークの正体とは?
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ユグドミレニア一族により、アインツベルンの技術を流用して作り出されたホムンクルス。 中性的な容姿とは裏腹に、一人称は「俺」。性格は無垢、かつ天然。実直でユーモアに欠ける。 基礎知識や状況把握には長けているため、天然成分は主に感情の機微方面となる。 勉学に関してはかなり秀でており、お姉さんぶろうとしていたルーラーが逆に教えてもらう立場になるほど。
ホムンクルスが故に
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完全な魔力供給用として設計されたため肉体は非常に脆く、当初は少し歩いただけでも体力を使い果たし、発声器官を使用すれば苦痛が伴ってまともに喋れない有様で、黒のアーチャーの診療を受けた時点では、三年ほどしか生きられないと判断されていた。 最終的には人並みの肉体へと成長するが、それでも身体能力に特別秀でている訳ではない。
悩むホムンクルス
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傍目には諦観しているように見えるが、実際は湧き上がる感情に困惑する、つまり「生きている」という刺激そのものに不慣れなだけである。落ち着いた見掛け以上に思い悩み、そして自己を定義することに苦心するなど、結果としてではあるが、精神は外見相応の少年である。 我を持った生命として生きていること自体が奇跡に近いこともあり、「どうやって生きていくのか」という問いに明確な答えを出せず煩悶する事となる。
ホムンクルが「ジーク」となった経緯
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ユグドミレニア一族により、アインツベルンの技術を流用して作り出されたホムンクルス。 彼を含むホムンクルスたちは元々、サーヴァントの宝具や自己治癒、魔術行使などによる魔力供給を肩代わりさせられるために生み出された、ただ消費されるだけの自我無き生命だった。だが、奇跡的な確率で自我に目覚めた彼は死への恐怖から魔術回路を駆動させ、魔力供給槽からの脱出に成功する。
救世主の「黒のライダー」
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しかし、歩くことすら設計されていない欠陥を抱えた体では城の外までは逃げられず、命運が尽きようとしていたその時、黒のライダーに助けられた。 しかしユグドミレニア城塞からの脱出の際、それを見とがめ逆上したゴルドの暴行で呆気なく瀕死の重傷を負う。元来の虚弱さもありこのまま死ぬのを待つしかないという状況だったが、黒のライダーの言葉を受けた黒のセイバーが自らの命と引き換えに心臓を与える。
「ジーク」という名の名付け理由
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それにより竜種の血が混じった事もあり、実戦での使用に耐えられるまでに肉体が成長した。それまでは無銘のホムンクルスだったが、恩人である英雄への感謝の念を込めて、この時から「ジーク」と名乗るようになった。
ジークの特殊能力
魔力供給用として鋳造されたホムンクルスの中でも突出した魔術回路の持ち主で、一流と呼ばれる魔術師ですら及ばない程。 元より魔術回路を基盤として鋳造されたがゆえに情報を理解する能力には秀でており、この聖杯大戦や魔術についての知識も完璧に把握している。
アインツベルンの技術を参考に!
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手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」と呼ばれるアインツベルンの錬金術を元にした強力な攻撃魔術を行使することが可能。逆に魔術らしい魔術はそれしか使えない。 黒のライダーから細身の剣を譲渡されている。剣自体は宝具でもないただの武器にすぎないが、曲りなりにもサーヴァントの武装であり神秘を帯びているため、サーヴァントを傷つけることも可能。
戦い方
戦闘に関しては、主に「理導/開通」とライダーの剣を使用する。そして上記の経緯から複数のサーヴァントの力を一部その身に宿す事になるが、当初彼は与えられた力に戸惑っており、赤のセイバーとの初陣では十全に力を発揮させることが出来なかった。 しかしキャスターが放った『王冠・叡智の光』との戦いでは周りのサーヴァント達に遅れることなく連携を成功させ、確実にジークフリートの力を扱える器を身に付けていく。
竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)
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彼の左手に発現した、全く前例の無い青い令呪。聖杯戦争の管理者であるルーラーですらその全容を理解していない。 その能力はルビの通り、余命を削ることを代償にジークフリートに「変身」できる。一画につき3分間限定で自らの体に「英霊ジークフリートそのもの」を憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化する。
「竜告令呪」のデメリット
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彼がこのような荒業を身に着ける事ができたのは、彼の魂が純粋で何物にも染まっておらず、ホムンクルスとして生まれた事で肉体にも年月の蓄積がなく、憑依の際の急激な変化にも適応することが可能だったためである。通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者に精神的な影響を与えるなど普通では考えられないような異常現象を起こしている。
邪竜・ファヴニール
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また通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や消費分の補填が可能である。 しかしこの令呪を使い切って悪竜の呪いが完全発動すると、その体は次第に竜へと変化し、最終的に竜そのものとなる。 本来であれば、“出来損ないの邪竜”となるはずだったが、「聖杯大戦の勝者」となった彼は聖杯の力を自らに使い、“完全な邪竜・ファヴニール”へと変化する。
ジークの宝具
幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)
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「竜告令呪」発動中のみ使用可能で、普段の彼はライダーから別れの際に貰った剣を武器としている。真名を解放することで、大剣を中心とした半円状に拡散する黄昏の波を放つ。 第二種永久機関により、3分間の変身時間内であれば連射も可能。
悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)
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同じく、「竜告令呪」発動中のみ効果が適用される。 この宝具は正当な英雄による宝具の使用がされた場合はB+分の防御数値を得る。
磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)
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相手に組み付き、己の身体諸共に敵を撃ち貫く捨て身の雷撃。 黒のバーサーカーから受け継いだ第二種永久機関(即ち彼女が花婿に求めた資格)を用いた宝具。 本来は使用者の命と引き換えに放つ自爆宝具だが、ジークのものは不完全であるため、オリジナルほどの威力を発揮できない分、反動も死に至るほどのものではなかった。 ジークの肉体そのものに宿る力であり、上記二種の宝具とは異なり「竜告令呪」での変身は必要としない。
ジークを支える人物達
黒のライダー
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最初の友人であり、全ての始まりの切っ掛けを作った最大の恩人。 理性では迷惑なやつと分かっているのに、「ただ会いたいから」と戦場で姿を探してしまうほどに大切な友人。後に正式に契約を交わしマスターとなる。
ルーラー
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同行者。ルーラーは未知数の存在であるジークを管理すると言いつつ、「ジーク君」と呼んで先輩風、というよりお姉さん風を吹かそうとしている。 知り合って間もないが、互いに誠実な性格をしているため非常に相性が良く、目的が違っても信頼し合っている。共に過ごしていくうちに互いの人格に影響を受け合っていく。
黒のアーチャー
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恩人の一人。匿って治療してくれた事に深く感謝している。 また短い間ながら彼から教えを授かり、彼の「どうやって、生きていくのか」という問いはジークの命題にもなっている。
黒のセイバー
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恩人の一人。命を捨ててまで見ず知らずの自分を助けてくれた彼への感謝の念は溢れて留まる所を知らず、感謝と敬意から彼の真名を元にした名を名乗るようになった。
まとめ
出典: はたらく細胞 ©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
ジークの魅力は「英霊達との関係性」や「悩みに対する真摯な態度」、「バトルシーン」であったりと数多くあります。ジークの活躍が見たい方はぜひ原作やアニメをチェックしてみて下さい。