週刊少年マガジンで大人気連載中の≪七つの大罪≫といえば、冒険要素+キュンとくるような恋愛要素ですよね。七つの大罪のカップルと言えば、バンとエレイン、キングとディアンヌ…もいますが、やっぱり定番はメリオダスとエリザベスのメリエリではないでしょうか?!今回はメリエリカップルに注目!あのいつも飄々としていて、エレインでも心を読めないというメリオダスがエリザベスに愛情を感じる瞬間をピックアップしてみました。
目次
メリオダスとエリザベス。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
まずはメリオダスとエリザベスの基本情報をおさらいしておきましょう。メリオダスは、リオネス王国で聖騎士をしていましたが10年前王国転覆事件の濡れ衣を着せられ、凶悪犯としてお尋ね者になっていました。エリザベスはそのリオネス王国の第三王女で、リオネスで起きている聖騎士の暴走を止めるために、メリオダスを団長とする≪七つの大罪メンバー≫を探していました。エリザベスが旅の途中でメリオダスの酒場に辿り着いた。その出会いから二人は惹かれ合い恋に落ちました。しかし本当に最初に二人が出会ったのはもっともっとずっと昔だったのです。
メリオダスとエリザベスの過去。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
二人の出会いは、強力な呪いによって仕組まれたものでした。実は3000年前の聖戦の時から、二人は一緒だったのです。聖戦の時に、メリオダスは”魔神族でありながら女神族(エリザベス)と手を取り、同胞である魔神族を殺した罪”、エリザベスは”女神族でありばがら魔神族(メリオダス)と結ばれ、<十戒>をも救った罪”で二人はそれぞれ魔神王と最高神に呪いをかけられました。
二人にかけられた呪いとは?
その効果で、メリオダスは”二度と年をとることもなく、たとえ死んでも生き返る”呪いで死ねないように、エリザベスは”人間として短い生を繰り返しその度前世の記憶はすべて忘れる、もし前世の記憶をすべて思い出したら何があっても3日後に死ぬ”呪いで永遠に転生し続けるようになりました。さらにはエリザベスは何度生まれ変わっても、メリオダスと出会い、二人は恋に落ち、エリザベスはメリオダスの目の前で命を落とすという残酷な呪いが二人にはかけられていたのです。
107人目のエリザベス。
七つの大罪に出てくるエリザベスは107人目で、今回メリオダスとエリザベスが出会ったのもその運命によるものです。生まれ変わっても何度も惹かれ合う…とはロマンチックではありますが、毎回目の前で死んでしまうというのは辛く過酷なものでしかないですよね。一体メリオダスはどれだけ辛い思いをしてきたのでしょうか…。
呪いの力なんかじゃない?メリエリの魅力!
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
二人の出会いはたしかに呪いの力かもしれません。でもメリエリを見ていると、呪いの力で惹かれ合っているとは思いたくありませんよね?メリオダスにもエリザベスにも魅力がいっぱいあります。あのメリオダスはエリザベスのどんな所に魅力を感じ、愛されていると感じているのでしょうか?実はお互いにまだ気持ちを伝えていないメリエリが、どんな時に愛情を感じ、確かめ合っているのか見ていきましょう!
メリオダスが愛情を感じる瞬間①
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
暴走してしまったギーラの父デールと戦わなくてはならなくなった時、デールへの情で攻撃できず、バンにも攻撃するなと言うメリオダス。「中途半端な甘さは誰も救えねぇ…自分と仲間を殺すだけだ」とバンに言われた瞬間、リズがメリオダスに渡そうとしていた剣を持ったエリザベスが走ってきます。
その剣をメリオダスに投げ渡しながら、「リズさんは…メリオダス様に戦ってほしかったんじゃありません…あなたに生きてほしかったから!私も同じです!人々のために戦うあなたのためなら、そのための罪なら私も一緒に背負います!」と叫びます。この一言でメリオダスは吹っ切れて、デールを逝かせてあげることができます。こういうエリザベスのまっすぐな所が大好きで、メリオダスもエリザベスに感謝の気持ちを伝えることで口にはせずとも愛情も伝えているんでしょうね。
メリオダスが愛情を感じる瞬間②
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
ヘンドリクセンとの死闘の後、【リベンジ・カウンター】を使うために、ありとあらゆる魔力を喰らいボロボロになったメリオダスをエリザベスは無言で抱きしめます。エリザベスの魔力によって、傷が回復したメリオダスに対し涙を流し微笑みながら「もう…いつも無茶ばかりするんだから」と言います。そのエリザベスをメリオダスは無言で抱きしめます。いつだってエリザベスはメリオダスを想い、メリオダスはエリザベスを想っている。そんな風に感じられるシーンですね。ディアンヌがちょっとヤキモチを妬いていましたが、そこはしかたないですね!笑
メリオダスが愛情を感じる瞬間③
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
メリオダスは<十戒>と戦うために、10年前マーリンがメリオダスから奪った”力”を取り戻す試練をドルイドで受けることになります。それは『感情を殺すための試練』で、16年前メリオダスが”力”を暴走させた原因である、恋人リズが命を落とす所を見ても暴走せずにいられるかを試すものでした。メリオダスの”力”が強大とはいえ、なかなかメンタルやられそうな試練ですよね…。優しいメリオダスは試練で、リズが死ぬ場面に何度出くわしても慣れることはできず暴走と破壊を繰り返します。途中一度ザネリは現実世界に引き戻し、もう試練をやめるようにメリオダスに言います。これ以上やったらメリオダスの精神が崩壊してしまうと…。
今守るべきもの。
ザネリに一度現実世界に引き戻された際にエリザベスにも「(試練を乗り越えられなくても)誰も責めたりしません!」と言われましたが、しかし今”力”を取り戻さなければ、また同じことが起きてしまう…メリオダスはまだやれると答えます。その言葉を信じて待つエリザベス。
メリオダスは、今目の前にいるエリザベスを失うことだけは絶対に避けたいという思いで『感情を殺す』のではなく『怒りをコントロールして、大事なものは胸にしまっておく』方法で試練を克服します。試練を終えるとそこにはメリオダスの涙を見て、同じく涙するエリザベスの姿がありました。エリザベスがそこで苦しみを半分背負って、メリオダスを信じて待っていたからこそ、試練を乗り越えられたんでしょうね!
メリオダスが愛情を感じる瞬間④
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
メリオダスの弟でもある<十戒>エスタロッサとの戦いで、メリオダスは一度命を落としてしまいます。しかし呪いの効果で、本当の意味で死ねないメリオダスは、数日後に生き返ります。その間エリザベスは気丈に振舞いながらも、メリオダスがいない日々をとても辛い思いをしながら…でも必ずメリオダスが帰ってくると信じて待ち続けていました。そしてエリザベスが<十戒>デリエリに殺されそうになった瞬間、メリオダスが復活してデリエリを殴り飛ばします!待ちに待ったメリオダスのご帰還ですね!
大切なモノは一度なくすと、大切さが増す。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
以前はメリオダスがボディタッチするのにも恥じらいを見せていたエリザベスでしたが、嬉しさのあまりボディタッチしてきたメリオダスに対して「もっと触って」と言います。さらに恥ずかしさのあまり「あなたの肌のぬくもりが嬉しすぎて、その、やだ、私ったら!」と照れて焦りまくります。笑 その様子にはさすがのメリオダスも頬を赤らめ照れている様子でした。今までモジモジしていたエリザベスが急に積極的になったらさすがにドキっとしますよね!こういう純粋なところにも愛情を感じているんでしょう。
メリオダスが愛情を感じる瞬間⑤
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
メリオダスにとってリズの仇であるフラウドリンは、長い間ドレファスと体と記憶を共有していました。そのためドレファスの息子グリアモールにとって、フラウドリンは特別な存在でした。そのフラウドリンがドレファスや他のみんなを殺そうとしていたのを見て、試練で子供に戻っていたグリアモールは止めに入ります。グリアモールにとってフラウドリンは第二の父親のようになっていたのでしょう。フラウドリンはグリアモールに愛着が湧いていたため、ドレファスも他の誰も殺さないと約束します。それなのに、メリオダスはもう戦意のないフラウドリンを殺してしまうのです。メリオダスはその時気持ちよささえ感じた、昔の<十戒>統率者メリオダスに戻ってしまうのが怖いと人知れず怯えます。
何があってもあなたの味方です。
リズの仇をとった気持ちよさと、昔の自分に戻るのが怖い気持ちの間で感傷的になっていたメリオダス。そこへエリザベスがやってきて、メリオダスの焼いた芋を食べます。そして、「とっても優しい人の味…」と言います。メリオダスの作るご飯は気絶するほどまずいはずなのに、この言葉を言えるエリザベスはとても素敵です。メリオダスは「昔の自分に戻るのが怖い」とエリザベスに泣きながら吐露します。「私は何があっても誰を敵に回しても、あなたの味方だから。あなたの側にずっといるから」エリザベスはぎゅっとメリオダスを抱きしめます。
その言葉にメリオダスは何も答えませんが、エリザベスの強い意志を感じたと思います。それと同時に昔の自分に戻らないとエリザベスの呪いを解いてあげられないという葛藤をしていたんだと思います。愛するがゆえに、エリザベスやエリザベスに対する愛情と決別するかもしれない。それはとてつもなくツライことですが、愛しているからこそ選ぶ選択なのでしょう。
メリオダスが愛情を感じる瞬間まとめ。
出典: 七つの大罪 ©鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
エリザベスの芯の強さや、誰でも助けてしまうような優しさ、誰よりもメリオダスを信じ、まっすぐに愛情をむけてくる姿勢にメリオダスは愛情を感じ惹かれているのでしょう。心優しいメリオダスとエリザベスは、それゆえに辛い運命を背負ってしまいました。しかしメリエリの呪いが解ける=決別や死、という未来を変える方法はきっとあるはずです!二人の愛が報われて、呪いを解くための旅ではなく、もっと楽しい目的の旅ができるといいですね。マンガでは感情を失くしてしまっているメリオダスですが、この後メリエリの二人がどうなっていくのか?!今後の展開が楽しみですね!