皆さんそれぞれアニメを見て面白いと思うポイントや好みがあると思います。同じ作品を見ても百人いれば百通りの感想がありますよね。けれど作品の面白さを決めるポイントはある程度決まっているのではないでしょうか。その中で主人公やヒロインの魅力が作品の大きなポイントだと筆者は思っています。アニメを見ながら主人公やヒロインが好きになって作品も好きになるという事もよくあります。例えば「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のカタリナや「古見さんは、コミュ症です。」の古見さん、「その着せ替え人形は恋をする」の海夢ちゃんなどなど。最近では「組長娘と世話係」の八重花ちゃんの『きりしま~、け・じ・め』には心を掴まれてしまいました。という事で今回は「英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~」の主人公イングリスはどんなキャラクターなのか考察したいと思います。
目次
英雄王が転生・・・えっ女の子!
この作品は女神アリスティアの加護を受けた英雄王イングリスが命の終わりを迎えようとしているところから始まります。女神アリスティアに最後に何でも一つ望みを叶えますと言われたイングリスは「もう一度生まれ変わりとうございます」と願うのでした。王ではなく一介の武人として生涯を武に捧げて生きたいと思ったからなのです。
イングリスが目を覚ますと。。。
女神アリスティアに最後の願いを言った後、目が覚めた時にはイングリスは赤ん坊として生まれ変わっていました、しかも名前もイングリスそのままでです。そして、女の子に転生していたのでした。
武の為に生きるのにぴったりの家族
イングリスが転生したのはユミルという街の騎士団の団長の家でした。そして転生前に女神アリスティアに受けた加護「神騎士(ディバインナイト)」の力と転生前の記憶はそのまま残っていたのです。神騎士の力とは神の気「霊素(エーテル)」が身体を纏っているのです。そんなイングリスにはうってつけの家に生まれたのです。
霊素(エーテル)とは?
この世界の全てのものは霊素(エーテル)によって構成されています。魔術の源である魔素(マナ)も元は霊素の塊にすぎません。その霊素を操るという事は神の力を得るという事なのです、イングリスは赤ん坊の時から霊素を操る訓練を他の人の目を盗んでは修練していました。まさに生涯を武に捧げるという思いを赤ん坊の頃から実践しているのですね。
イングリスはどんな女の子?
転生前の威厳ある英雄王とは似ても似つかぬ美少女に生まれ変わりました。5歳の頃からとんでもなく可愛い幼女で、将来は絶世の美少女になると皆が思っていた程です。神秘的な銀色の髪に華のように鮮やかな紅い瞳をしており、本人も「なんとまあ可愛らしく生まれ変わったもんだ」と鏡に写った自分にデレデレしまうイングリスでした。
それでも考える事は強くなる事
当初は女の子になった事に戸惑っていたイングリスでした。ただ今は逆に「男だったら女性に目移りする事もあったかもしれない、生涯を武に捧げるなら女の子の方が都合が良かったかもしれない」と考えるようになっています。強くなれれば男性でも女性でも全く気にしないイングリスなんですね。
やっぱり戦闘狂!
見た目は美少女でも中身は英雄王と言われた武人です、しかも武の為に転生したのですから思う事はいつも「強い者と戦いたい!」です。赤ん坊の時魔石獣の事を聞いたイングリスは「願わくばとてつもなく凶悪かつ倒し甲斐のある化け物であらんことを」と考えていました。5歳の時には特級印で天才の従兄弟のラファエルの強さを見て戦いたいと思い、12歳の時天上領を見て願った事は「歯ごたえのある強い敵と戦えますように!」でした。どんな時でもぶれないイングリスです。
ただ戦う事だけしか考えてないの?
強い敵と戦う事が生きがいのイングリスですが大事なものを傷つけられるのは絶対許しません。故郷のユミルや両親、従兄弟のラファエルなどが危機の時にはその為に戦います。特に従姉妹のラフィニアを傷つける者には容赦はしません。そんな相手には「命はないと思え」と本気で対峙します。自分の大切な人達の為にも当然容赦はしないイングリスなのです。
イングリスの魔印(ルーン)は?
イングリスが転生した世界は洗礼で魔印(ルーン)を得られた者が魔印武具(アーティファクト)を使えます。その魔印武具でないと魔石獣を倒す事ができないのです。イングリスは魔印を得られない無印者でした、まあ当然といえば当然の結果といえますね。
イングリスには魔印はいらない
魔印とは人の持つ魔素を操る為の刻印です。イングリスは神騎士なので魔素根源である霊素を身に纏っているのですから魔印が刻印されるわけがないのです。魔印がないと正騎士にはなれませんがイングリスにとってはどうでもいい事なのです。傭兵でもなんでも前線で戦い続けられれば良いのです。ただ、霊素を魔素に組み替える訓練を考えるイングリスでした。
魔印武具(アーティファクト)が使えないイングリスは強い?
はっきりいって強いです、イングリスの日々の鍛錬の賜物です。12歳の時点で天恵武姫(ハイラル・メナス)を相手に普通に戦っています。天恵武姫は聖騎士と同様の強さを持っています、その相手を笑いながらあしらえるイングリスの実力は本物です。
本当の力はさらに・・・
イングリスの素の戦闘力は相当なものです、しかし本当の力はそんなものではないのです。霊素を使い神騎士の力を引き上げ色々な技を繰り出せるのです。その力は凄まじく魔石獣をも倒してしまいます。イングリスは魔印武具を使わずに魔石獣を倒す事ができる唯一の人間なのです。
イングリスの正義とは!
イングリスは力と大義を結びつける事をやめたのです。大義に力を注げは人々を導く立場になります。転生前に自身が遺した理想の国は無くなっていました。この時代はこの時代に生きる人が決めればいい、自分は好きなように生きるとイングリスは決めたのです。目の前の自分の信じる正義を貫く、それがイングリスの出した答えでした。そして、ラフィニアだけは何をおいても護る、それが「イングリス・ユークス」として生きる『わたし』の誓いなのです。
イングリス・ユークスについてまとめです
主人公イングリス・ユークスとはどんなキャラクターなのか纏めてみましたが、いかがだったでしょうか。何よりも強いものと戦う事が好きで、大義とか志には全く興味がなく、自分で見た目の前の正義を貫く美少女です。そして何よりもラフィニアを護ることが己に課す唯一の誓約なのです。この戦い好きの美少女を是非アニメで観て頂けたらと思います、最後まで読んで頂きありがとうございました。