【風都探偵】風都探偵の前日譚！前作・仮面ライダーWのネタバレあらすじまとめ！

２０２２年夏アニメの一作として、仮面ライダーWの続編となる風都探偵がアニメになります！仮面ライダー作品史上初のアニメ化でもある本作ですが、別に仮面ライダーW本編を見ていなくても楽しめる作品ではあります。でも、原作を知っていた方が楽しめたり、風都探偵から仮面ライダーWを見たいと思える作品でもあります。今回は、風都探偵を見ようと思ってるけど仮面ライダーWは見ていない人のために、W本編のあらすじを簡単にまとめてみました！

あらすじその①　仮面ライダーW/プロローグ

鳴海探偵事務所の探偵、鳴海荘吉とその弟子である左翔太郎は、とある依頼でとある組織に囚われている謎の少年を救出しようとします。しかし、その組織の抵抗によって荘吉は凶弾に倒れ、翔太郎も絶体絶命の危機に陥ってしまいます。そこで、謎の翔太郎は謎の少年に「悪魔と相乗りする勇気……あるかな？」と問いかけられます。もはや選択の余地はない翔太郎は、その少年の提案を受け入れ、少年の持っていたベルトとメモリを手に取り、仮面ライダーへと変身します。

あらすじその②　二人の探偵/亜樹子登場

その１年後、風の吹く街風都市に鳴海荘吉の娘、鳴海亜樹子が事務所を畳むためにやってきます。立ち退き要求をして言い争う二人の前に、依頼人が現れます。翔太郎と亜樹子はその流れで調査に乗り出し、風都に潜むガイアメモリとドーパントという闇に触れることとなります。また、探偵事務所の中にはもう一人、記憶を失った謎の少年が居候していました。彼の名前はフィリップ、荘吉と翔太郎が命がけで助けた少年でした。フィリップには「地球（ほし）の本棚」と呼ばれる脳内の空間にアクセスすることが出来、地球のあらゆる出来事を収めた本棚にキーワードで検索を掛けることによってあらゆる情報を取り出す能力を持っていました。

あらすじその③　風都に巣くう闇/ガイアメモリ

風都市には、ミュージアムと呼ばれる組織が世間にガイアメモリを流通させていました。ガイアメモリは地球の事象を収めたデータであり、人体に接続出来る端末です。ガイアメモリを接続したものはドーパントと呼ばれる超人となり、超常の力を発揮できますが、人体、特に精神への毒性が非常に強く、暴走し周囲を巻き込む危険性のあるものでした。そしてそれは風都市の治安を脅かす危険なアイテムでした。

あらすじその④　変身するW/ドーパント

探偵としての依頼をこなしていくうちにドーパントと遭遇した翔太郎は、自身もガイアメモリを使いドーパントに対抗します。ドライバー（変身ベルト）と呼ばれるフィルターを使うことでガイアメモリの毒性を中和することが出来るのです。翔太郎は変身することにより、仮面ライダーWとなりますが、それは翔太郎だけでなくフィリップの力も必要でした。仮面ライダーWはふたりで一つの仮面ライダーなのです。

あらすじその⑤　照井竜登場！/アクセル

翔太郎が足で情報を稼ぎ、その情報を元にフィリップが「地球（ほし）の本棚」で検索を掛ける。そうやって事件を解決してきた二人にとある男が現れます。その男の名は照井竜、風都署のエリート警察官でした。照井は何故か翔太郎やフィリップのことを知っていました。照井は言わば、もう一人の仮面ライダー、仮面ライダーアクセルだったのです。

あらすじその⑥　質問はNG/照井竜の過去

照井竜は戦士として類まれなる素質を持った人物で、彼の協力者であるシュラウドによって渡されたドライバーによりアクセルへと変身し、圧倒的な力でドーパントを倒す実力者でした。しかし、一方でドーパントに対する敵意は人一倍強く、そのことが原因で翔太郎とは度々衝突することとなります。しかし、それには大きな理由がありました。照井竜は元々心優しい性格の警察官でしたが、とあるドーパントにより家族を惨殺されたことから、そのドーパントに対する復讐心で生きてきたのです。

あらすじその⑦　井坂深紅郎/ウェザー・ドーパント

照井竜の家族を殺害した真犯人は井坂深紅郎と言う名の医師でした。井坂は裏ではガイアメモリの力を求め、自らの欲望のままに研究を続ける人物でした。ただ、その実力は翔太郎や照井が今まで戦ってきた相手とはまるでレベルの違う強敵でした。井坂の天候を操るウェザー・ドーパントの圧倒的な力はWとアクセルが二人でかかっても全く相手にされないほど、桁違いの実力と狂気を秘めた敵でした。井坂は個人としては最強クラスのキャラで、本作品の黒幕である園崎家にも大きく関わっていくことになります。

あらすじその⑧　照井竜の試練/アクセルトライアル

照井は井坂を倒すために、協力者であるシュラウドから新たな力を得るためにトライアルメモリを渡されます。トライアルメモリはアクセルをさらに進化させるメモリですが、その分扱いは難しく、照井は並々ならぬ特訓をこなしますが、習得には至らず井坂との決戦に臨むことになってしまいます。しかし、照井は土壇場でトライアルメモリを使いこなし、井坂との決着を付けます。

あらすじその⑨　園崎家/ミュージアム

風都市にガイアメモリを流通させている組織、ミュージアムは風都市の名士である園崎家が運営していました。そして、フィリップの正体はかつて地球意思の中で転落して死んだはずの園崎家の長男、園崎来人でした。フィリップの身体はデータとして再構築されたものだったのです。園崎家の家族たちはそれぞれが自分の運命に翻弄させられながら生きていました。長女の冴子は自身の能力を示すために園崎家を離反し対立、次女の若菜は当初何も知らされておらず、人知れずフィリップと心を通わせるも、父である園崎琉兵衛の意思を継ぎ冷酷な経営者へと変貌します。

あらすじその⑩　園崎琉兵衛/ガイアインパクト

ミュージアムの首魁にして、園崎家の当主、園崎琉兵衛の最終目的は、来たる人類の滅びから娘である若菜を巫女としてデータ化し、ガイアメモリを通じて全人類を地球意思に繋げて強制進化させることで滅びぬことのない強い生命へと進化させるガイアインパクトを実行することでした。しかし、その計画は他ならぬジョーカー的存在である左翔太郎と仲間たちの手によって阻止されることとなります。

あらすじその⑪　園崎家の最期/テラー・ドーパント

園崎琉兵衛のガイアメモリ、テラーは対象に恐怖を植え付ける最強格のメモリで、耐性のないものは戦うことすら出来ず恐怖に支配される能力を持っていました。翔太郎は精神攻撃に対する耐性を持っていませんでした。そのため、シュラウドは翔太郎がWになることを良しとしておらず、耐性を持つ鳴海荘吉や照井竜こそが園崎琉兵衛に対する切り札と想定していたのです。しかし、翔太郎は自らの力で恐怖を乗り越えて、園崎琉兵衛と戦い勝利します。何も持たない凡人であるはずの翔太郎が、彼の持つメモリの通りジョーカーとなったのです。

補足

照井竜にドライバーを与える謎の存在シュラウド、その正体は園崎琉兵衛の元妻の園崎文音でした。彼女の目的は、息子である来人を自身の目的のために利用し、それに異を唱えた自分をも痛めつけて捨てた園崎琉兵衛に対する復讐でした。翔太郎が使うドライバーを始めとする装備は全て彼女が提供したものです。ただ、その復讐のために必要なピースの中に左翔太郎は含まれておらず、彼がWになることも否定的でした。

あらすじその⑫　加頭順/ユートピア・ドーパント

園崎琉兵衛はWとアクセルによって倒されるも、若菜が地球の巫女となる儀式は終わっていました。ミュージアムを支援していた財団Xのエージェント加頭順は冴子を保護し、ミュージアムの当主とし、地球の巫女となった園崎若菜を使ってガイアインパクトを実行させようとします。しかし、彼の目論むガイアインパクトは人類の滅びを回避するのではなく、自分たちに有益なもの以外を消滅させようとするものでした。しかし、冴子はそのやり方を良しとせず離反し、加頭は冴子を殺害します。

あらすじその⑬　最終決戦/さよならフィリップ！

翔太郎とフィリップは若菜を救い出すべく、加頭との決戦に向かいます。しかし、フィリップの身体は消滅しかかっており、次に変身すれば消滅してしまうという状況でした。それでもフィリップは若菜を救い出すために変身し、加頭のユートピア・ドーパントを撃破します。フィリップは翔太郎にメッセージを残して消滅します。

あらすじその⑭　復活のF/私のガイアインパクト

その１年後、翔太郎はドーパントの戦いで窮地に立たされていました。しかし、そこにフィリップが現れ翔太郎を助けます。実は、救出された若菜は地球の本棚により、弟である来人を復活させるため、自分の命を使いガイアインパクトを起こしたのです。フィリップは地球の記憶の中で家族たちと再会し、和解を果たし風都を託されて復活したのです。こうして、再び仮面ライダーが風都に復活したのです。

【風都探偵】仮面ライダーWのネタバレあらすじまとめ

風都探偵の前作である仮面ライダーWの内容を簡単にまとめてみました！前作はこんな内容だったと言うのを知っておけば、より風都探偵が楽しめると思います！仮面ライダーW自体も名作なので、風都探偵で興味が湧いたら見ておくことをおすすめします！