少年ジャンプ+で連載中で、連載当初から白熱した人気を誇っており、4月にはアニメ化も控えている大人気作品の『SPY×FAMILY』。ホームコメディとスパイというシリアスとギャグを兼ね備えた作風が人気の一つとなっていますが作者である遠藤達哉先生についてはご存じでない方もいると思います。そこで、本記事では作者の遠藤達哉先生の経歴や過去に連載していた作品群などをご紹介して行きたいと思います。
遠藤達哉先生のプロフィール
プロフィール①
生年月日は1980年7月23日で41歳。出身は茨城県古河市(こがし)です。家族構成は両親と兄が一人おり、血液型はB型です。自慢できる事はスキー・バスケ・ラケット球技・反復横跳び・惰眠・口内炎創造・健康破壊と後者は中々な物ですが職業の漫画家のイメージとは違い結構なアウトドア派の印象です。特技は遅刻と考え過ぎで趣味は上記に加えて収納・中古屋巡りです。また、ガスマスク・メガネに萌えるほか、ブロック型フィギュアのキューブリック(KUBRICK)が好きだそうです。
プロフィール②
好きな女優は"トップガン"(1986年公開)で注目を浴び、翌年に公開された"インナースペース"で人気を獲得したメグ・ライアンと"アメリ"(2001年公開)の主演女優として有名なオドレイ・トトゥ。好きな俳優はブルース・リーと阿部寛。好きな漫画家は"ドラゴンボール"でお馴染みの鳥山明先生。ドラマ化もされた"今日から俺は‼"の西森博之先生。"バタアシ金魚"や"ドラゴンヘッド"を筆頭に映画化やドラマ化された作品を手掛け、作風が後の漫画家に影響を与えたとされる望月ミネタロウ先生です。
プロフィール③
2019年からTwitterアカウントを公開しています。フォロワー数は2022年3月現在で21.2万人とかなりの人気を誇っています。Twiiter上で度々アーニャのイラストを投稿しており、その中にはアイドルの乃木坂46に関係する物もあります。この事から遠藤先生は同グループのファンだと言われています。また、その証拠にSPY×FAMILYの作中にはメンバーの佐々木久美さんに似た絵画”日向の貴婦人"が登場しています。
漫画家としての経歴
デビュー
幼少期から漫画家を志しており、漫画家として名前が上がる様になったのは20歳の時です。2000年、当時手掛けていた"西部遊戯"が漫画原作担当の志望者を募集するストーリーキングと呼ばれる漫画賞にてマンガ部門準キングを受賞しました。年内に赤マルジャンプ(現在はジャンプGIGAに改名)に掲載されてデビューを果たす事になります。その後、週刊少年ジャンプにて読切作品"月華美刃"を掲載します。
初連載"TISTA"
数作の読切作品を掲載後、2007年~2008年までジャンプSQにて、特殊能力を持つ殺し屋になった少女と彼女を取り巻く人物達を描いたサスペンス作品の"TISTA”を初連載します。TISTAの作風は銃殺の描写や児童虐待などの社会問題が盛り込まれており、青年漫画に近い作品となっています。遠藤先生は当時を振り返った時に"拙過ぎてお恥ずかしい内容となっているが思い入れのある作品"と語っています。連載終了後は"青の祓魔師"でお馴染みの加藤和恵先生のアシスタントを勤めています。
2作目"月華美刃"
2010年、同じくジャンプSQにて竹取物語をモチーフにした和風ファンタジー作品の"月下美刃"を連載します。これは2000年に掲載された読切作品を元になっています。作風としては前作のTISTAと同じく残虐描写が多い事と平安時代の世界観ながらSF要素が取り入れられています。2012年の完結を持って連載が終了します。単行本も全5巻出版されています。
連載終了後
月華美刃の連載終了後は暫く連載企画を立てず、様々な漫画家のアシスタントをしました。アシスタントを担当した漫画家はジャンプSQで連載中の"この音とまれ!"のアミュー先生。ジャンプ+の看板作品でもあり、2018年にはジャンプ+内で人気NO.1とされた"地獄楽"の賀来ゆうじ先生、そして"ファイアパンチ"やアニメ化が決定している"チェンソーマン"、読切作品ながら143ページもある"ルックバック"を手掛けている事で有名な藤本タツキ先生らの元で活躍をしました。
3作目"SPY×FAMILY"に至るまで
2018年にジャンプSQにて読切作品"I SPY"を掲載します。スパイの男性と女子高生を描いたラブコメディとなっています。あらすじはファントムと称される防衛省のエリートスパイ・A4は様々な顔を使い分けて日本を守る為の諜報活動を行っていました。そんな折、常人離れした女子高生の甲斐まみると出会い、彼女から好意を寄せられますがA4は彼女の事を敵と勘違いする。という物です。これがかなり好評を得た為に、スパイ物を題材とした連載企画を立てます。そうして産み出されたのがSPY×FAMILYです。
担当編集者からの評価
"チェンソーマン""青の祓魔師""左ききのエレン""地獄楽""この音とまれ!!"など多数の大人気作品の編集を担当した林士平(りんしへい)氏は初連載作品のTISTAから編集を担当しており、13年が経った現在もSPY×FAMILYで編集を担当しています。林氏曰く遠藤先生がアシスタントに加わった職場は全体的に画力が向上すると評価しています。
まとめ
以上がSPY×FAMILYを手掛けた遠藤先生のプロフィールと経歴になります!大人気作品を手掛ける事の出来るルーツなどをお伝え出来ていたら幸いです。遠藤先生の過去作品は単行本や電子書籍でも発売されている他、初作品のTISTAはジャンプ+で1話が無料で公開されています。SPY×FAMILYのファンの方や本記事を読んで興味を持って頂いた方は是非是非お手に取ってみてください。ここまで読んで頂きありがとうございました!