今回は「魔法科高校の劣等生」に登場するキャラクターの解説をしていきたいと思います。「魔法科高校の劣等生」に登場するキャラクター自体、その数が多く、まずはよく登場する達也と深雪のクラスメイトたちに限定して、紹介していきたいと思います。
1年E組 クラスメイト
まずは主人公である司波達也のクラスメイト、1年E組の面々を紹介していきたいと思います。「第一高校」の2科生でありながら、才能の面でいえば1科生にも引けを取らないどころか、作中では1科生よりも活躍している印象を受ける人たちばかりですね。
西城 レオンハルト
西城レオンハルト。達也の相棒とも呼べる存在で、魔法は少し特殊ですが左腕のCADは自身の出す声に反応して作動し、レオの鍛え抜かれた身体を活かした近接戦闘が得意です。九校戦では達也にもらった刀身が伸びるタイプのCADにより、さらに広範囲の敵とも戦えるようになりました。また、千葉エリカとはよく喧嘩していますが、剣術の師として仰いでおり、指南された「秘剣・薄羽蜻蛉(うすばかげろう)」という必殺技も会得しました。
千葉 エリカ
千葉エリカ。普段は伸縮式の警棒を携帯していますが、本気の時は真剣を持ち、手加減を知らない実力派な面があります。「千葉家」は剣術として名家であり、その中でもエリカは卓越した才能を持っています。家柄のこともあり、吉田幹比古や風紀委員長の渡辺摩利などとも関わりがあるようです。2期では襲われたレオの敵討ちに行くなどの姉御肌な姿や実はブラコンな姿など、魅力あふれるキャラクターの一人ですね。
柴田 美月
柴田美月(しばたみつき)。美月ははおっとり系のメガネっ子で、CVは佐藤聡美さんということもあり、その癒しボイスはこのキャラクターにぴったりですね。メガネなことにもちゃんと理由があり、美月は「霊子放射光過敏症」を患い、そのメガネで眼を守っています。また、その眼は本人も自覚がありませんでしたが「水晶眼」という特別なもので、古式魔法において使用される精霊を色で見分けることができる希少な異能を持っています。また、古式魔法の使い手である吉田幹比古ともだんだんといい関係になっており、見ていてほほえましい良いカップリングですね。
吉田 幹比古
吉田幹比古(よしだみきひこ)。エリカとは家同士の付き合いがある幼馴染で、古式魔法の名門、吉田家の次男でもあります。かつては神童と呼ばれていたほどに長けた「喚起魔法」の使い手であり、精霊を呼び出し、攻撃、結界を発生させるなど様々な魔法を使うことができます。また、入学前の事故により、その魔法力が低下してしまいましたが、九校戦で共闘した達也の影響により、CADと古式魔法の併用や精神面での強化など、神童だった頃よりもパワーアップしており、2年生時には晴れて1科生になっています。
1年A組 クラスメイト
次に、司波深雪のクラスである1年A組の面々を紹介していこうと思います。深雪がいつも達也の方に遊びに来るため、あまり描写される機会は多くありませんが、今回は少しだけ紹介していこうと思います。
光井 ほのか
光井ほのか(みついほのか)。北山雫とは幼馴染で、ともに魔法力を競い合う親友です。普段は優しく、争いを好まない穏やかな性格ですが、達也のことになると、その愛情を抑えきれずにから回りしてしまう可愛らしい女性です。2期では光井家の特性である光波振動系魔法で相手を気絶させる能力を披露しましたが、光のエレメンツの血統の影響により、機械であるピクシーがほのかの分身として勝手に従属してしまう災難な目にも遭っていました。深雪とは達也の恋敵として、友達でありながらもライバル心を燃やしています。
北山 雫
北山雫(きたやましずく)。口数こそ少ないですが、魔法実技では深雪に次ぐ1年生2位であり、九校戦では得意分野の振動魔法を活かした「アクティブ・エアーマイン」などの高難易度の技を使用していました。また、達也に北山家専属で働いてほしいという要望までするほど、達也の技術者としての力を高く評価しています。実家が大企業の北山家であることから、横浜騒乱編ではヘリコプターの要請やVIP会議室へのアクセス権限などの権力も実は持っています。スピンオフ作品の「魔法科高校の優等生」では、ほのかと共にレギュラー枠として活躍しています。
森崎 駿
森崎駿(もりさきしゅん)。アニメ1期の第1話で達也に突っかかってきた人です。それ以降目立った活躍はありませんが、「早撃ち(クイック・ドロウ)」というCAD操作技術に長けた人物であり、魔法の発動時間の短縮は1年生でも随一だそうです。1科生と2科生に絶対的な壁があると信じており、2科生の「ウィード」たちを蔑んでいる様子が印象的でしたね。
アンジー・シリウス
本名アンジェリーナ・クドウ・シリウス。番外編ではありますが、彼女は2期で雫と交換留学という形で深雪たちとクラスメイトになりました。「クドウ」の名にあるように、九島烈(くどうれつ)を叔父に持つ、実は十師族とのつながりがある人物です。魔法の実力は深雪にも匹敵するほどで、USNA所属スターズ最強の魔術師「アンジー・シリウス」でもあります。劇場版ではその戦略級魔法「ヘビィ・メタル・バースト」を使用する場面があり、その威力は達也の「マテリアル・バースト」を凌ぐとも言われています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は達也と深雪のクラスメイトの紹介でした。こうやって紹介してみると、いろいろな系統の魔法師がいるので、各々活躍する場面がしっかりとあって、モブキャラがいないことが「魔法科」の魅力の一つかもしれませんね。これから、それぞれの関係が変化したり、新しい技を習得していく姿が見られるのも楽しみですね。